すぐに怒ってしまう・・・

今回学ぶこと

  • どうすればストレスに強くなるのか?
  • 感情知性とはなんだろう?

 

ストレスを強くする為の方法は、感情のある言葉をたくさん持つ(感情知性を鍛える)ことにあります。

 

 

そもそも、すぐに怒ってしまうのは感情知性が低いから。

参考

他者の気持ちが分からない人というのは、感情知性が低い。

他者の気持ちを理解できて初めて、自分の感情をコントロールできるようになる。

 

感情知性が高いとメンタルが落ち着き、人間関係は良くなります。

ですので、是非感情知性を鍛えることはとても大事なことなのです。

 

 

では感情知性を鍛えるにはどうすればいいのか?

それは、「言葉」にあります

 

 

 

例えば、もしも「悲しい」と「嬉しい」の2つしか感情が無ければ・・・

  • ちょっと嫌な事があっただけでも「悲しい」と感じ、一日中へこんだりする
  • ちょっといいことがあったら、「嬉しい」
  • かっこいい人にちょっと優しくされただけで「嬉しい」となり、コロっと騙されてしまう

ことも。

 

 

そうではなく、

自分の感情を細かく分解していくことが大事なのです。

 

 

ポイント1

ちょっと嫌なことがあったとしたら、
「まぁこれはマイナス8くらいだし、別に気にしなくていいや」と数値化したりすれば、
ちょっと悪そうな人から優しくされても、ときめく心配はなくなります。

「ちょっと待てよ。この優しさは普通だし、プラス10くらいだな。
でもこの人言葉遣いも荒いし、やり方も汚いしどうみてもマイナス60くらいじゃん」
と、冷静に考えられるようにもなれます。

 

 

ポイント2

「最高!」という感情が生まれたときは、

”幸せ”なのか?
”満足感”なのか?
”リラックス状態での最高”なのか?
”運がいい”なのか?
”高揚感”なのか?
”興奮感”なのか?
”最高に面白い物”なのか?
”興味をそそるもの”なのか?
”他人から感謝されたから最高”なのか?

などなど。

「最悪!」という感情が生まれたときは、
”怒り”なの?
”悲しみ”なの?
”命に対する悲しみ”なの?
”哀れみ”なの?

などなど。

 

 

 

このように、

細かく感情を分類していくには、たくさんの感情を知る必要があるのです。

つまり、自分の感情と、他人の”感情を表す言葉”をどれだけ沢山もっているか?です。

 

 

例えば、

上司から嫌なことをされたときは・・・

  • これは怒りなのか?怒りだったら何の怒りなのか?理不尽なことを言われたことに対する怒りなのか?
  • 悲しみなのか?悲しみだったらどういう悲しみなのか?今まで頑張ったのに、それを認めてくれないことに対する悲しみなのか?

 

 

これらをやっていくうちに、脳がストレスに対する対策を思いついてくれます。
悲しみの場合は、「リラックスして心を落ち着かせよう」だったり、
怒りの場合は、「それをどうやって発散させようか?」だったり。

 

 

ここだけ抑える

自分が抱いている感情が、怒りなのか?悲しみなのか?
それすら分からなかったら、脳がパニックになり対策がとれません。

これが、ストレスを生み出す原因となっていくのです。

人間関係が崩壊したり、ドカ食いしたり、酒に溺れたり。
そして心も体もボロボロになっていくでしょう。

つまり、
感情の数が人生を左右するといっても過言ではないのです。

 

 

 

それでも、
自分に合った感情がない
言葉を覚えるのだるい
という方は、造語を作ってしまいましょう。

参考

「まじ最高!」を造語表現したのが「神ってる!」なので
過去の流行語を振り返って、きちんと目を向けてみるのもおもしろいかもしれませんね(笑)

 




怒りの感情とは何だろう?

怒りって何だろう?

アドラー心理学によれば、怒りは2次感情であるとされています。

2次感情であるということは、1次感情も当然存在します。

 

では、1次感情から学んでいきましょう。

 

1次感情とは・・・

悲しみ、不安、寂しさなどといった、怒り以外のネガティブな感情のことを指します。

 

 

つまり、

2次感情である”怒り”を道具のように使ってしまうのは、1次感情で相手に伝わらないときなんです。

例えば、

「なんで分からないんだ!?」
と相手が怒ってくるのは、分かってくれないのが悲しいからなんです。

怒りというのは、ぶつければぶつけるほどエスカレートしていくものです。

なので、相手に気持ちを伝えるときは、1次感情を伝えてください。

 

確かに事情は様々でしょう。

それでも大事になるのは、

自分の事情をきちんと伝えたいのなら、まずは相手の事情を受け止めてあげること


これがしっかりできないと、また今日もあの人と喧嘩する羽目になるかもしれません。

 

参考

「パニック」ってどういうもの?

ネガティブな感情を抑えれば抑えるほど、その感情は上がっていくもの。
不安を抑えようとすると、いずれそれは怒りとなるのです。

怒りを感じているはずなのに、
何故か不安や恐怖や悲しみを感じてしまうことはありませんか?
これは、怒りを押さえつけたせいで他の感情も爆発してしまったからです。

 

 

 

 

 




満たされない欲求の気付き方

では、満たされない欲求に気付くにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

その方法とは・・・

質問形式で答えていくやり方です。

これである程度は分かるでしょう。

 

 

 

例えば・・・

流れ

  • 「アイドルになりたい!」
  • 「では何故アイドルになりたいのか?」
  • 「誰かに認められたいから」
  • 「どうしてそこまで認められたいのか?」
  • 「そういえば小さい頃から自分は認められてこなかった」
  • 「もっと自分は誰かに注目して欲しいんだな」
  • 「誰かって誰だろう?」
  • 「優秀な兄弟にばかり目を向ける両親に、もっと注目してもらいたい・・・」

 

 

ここまで掘り下げることができれば、別にアイドルだけにこだわる必要は無くなるはずですよね。

両親が認めてくれそうな企業に就職する為に頑張ってもいいし、

もちろん、「自分が心の底からやりたいと思っているものは何だろう?」と改めて考えるのもいい。

 

このとき、もしも悩みの「もと」を掘り下げないまま周りのアドバイスを参考に決断していたら・・・?

気付かなかったかもしれない

  • 自分は両親に認められる為に行動していること
  • 自分は「認めて欲しい」という欲求が強いこと
  • 「両親は自分を認めていない」と勘違いしていること

 

これらに気付かないままだったら、もしかしたら人生を狂わせられていたかもしれません。

 

 

まとめ

  • そもそも人の悩みは男女問わずあまり違いはないので、ストレスの「もと」は意外と単純であることが多い
  • 私たちは難しく考えすぎている?

 

 

最後に

ストレスは、言うなれば絡み合った紐のようなもの。

それをほどくとき、適当にあちこち引っ張ったりするとむしろどんどん絡まってしまう。

ストレスの大もとになっている紐をしっかりと見極めて、その1本をしっかりと掘り下げていくようにいきたいですね。