悩んでいるときに必要なのは、「いかに悩みから素早く遠ざけれるか?」

 

前記事では、

罪悪感によってどのような悩みを抱えるようになるのか?

主にどのような人が罪悪感の餌食になるのか?

について書かせて頂きました。

こちらもお読み頂くと、より罪悪感について知ることができます。

 

 

 

上手く罪悪感と付き合っていくための6つのポイント

 

さて本記事からは、罪悪感と上手く付き合っていくためのポイントについて学んでいきましょう。

 

 

まず罪悪感は、相手のことを想っているからこそ生まれます。
しかしその罪悪感を放置しておくと、相手を想う気持ちが薄れていきます。

 

そうなると、

「以前は好きだった相手を好きになれない」と誤解することに繋がり、相手との関係が壊れてしまうかもしれません。

 

 

人間関係を築いていく以上、罪悪感はあなたの心を支配し続けようとします。

そういう意味でも、罪悪感と付き合い方は知っておく必要があるのです。

 

 

本記事では、罪悪感との付き合い方のポイントを、主に6つに分けてご紹介しています。

どのポイントからも言えることは、

『罪悪感』に焦点を当てないようにすることです。

 

 

 

①頑張ってきた事実は否定しない

誰かのために頑張れなかったときや、誰かを喜ばせられないと、「なんてダメなんだ」って思いますよね。

そんな想いに意識が向かったら、罪悪感の餌食になってしまいます。

 

 

「ダメな自分」に意識が向くと、罪悪感に心が引きずり込まれて悩んでしまう

 

 

残念ながら、

「ダメな自分」は些細な出来事で感じてしまい、簡単に罪悪感に引きずられます。

 

罪悪感に引きずられた自分の心は、どのように助け出したらいいのでしょうか?

 

そこでポイントとなるのが、『焦点』になります。

 

 

重要!

自分は誰のことを想い、そして罪悪感に悩まれているのか考えましょう。

「誰のために頑張り、喜ばせたかったのか?」

この質問の答えに焦点をあててください!

 

 

こうすることで、

誰かのために頑張ってきた事実を忘れないので、気持ちが沈みにくくなります。

 

そしてそのために、「自分はこれからどうするべきか?」などと、悩みに変化を起こせます。

 

 

例えば・・・

毎日夜遅くまで会社で働く旦那さんが居るとしましょう。

旦那さんは、

「家族と過ごす時間も作れていないし、家のことも全て妻に任せてしまっているので申し訳ない」と、罪悪感に悩まされている。

この旦那さんが毎日仕事を頑張るのはなぜかと言えば、会社の期待に応え続けることで家族を守りたいからですよね。
つまり、家族のことが大好きだと分かります。

しかし家族を守るためには、会社を選ぶしか選択肢がありません。

 

 

 

こういう状態が続くと、罪悪感の餌食になります。

「もっと家族との時間を作りたいのに!!」とストレスを溜め、大好きなはずの家族にそれをぶつけてしまっては意味がありません。

 

ですので一度、思い切って1日だけでも家族と全力で過ごすことをしてみるといいでしょう。

その1日は家のことを自分がやって、愛する奥さんに自由を与えたり、子供と過ごしたり。
それで、「やっぱり仕事よりも家族が大事だ!」と思うのであれば、自分が置かれている環境に変化を起こすべきだと分かりますよね?

 

 

 

「自分の何がいけないのか?」

「誰が悪いのか?」

などといつまでも悩まず、頑張り方を変えてみてください

 

 

ポイント

まずは罪悪感に引きずりこまれた心を助け出そう!

そこから頑張っていくには、

「誰のために?」の答えが必要!

 

 

 

 

②「良い/悪い」で判断しないことで、罪悪感から意識を遠ざける

過去の自分の過ちにより生みだされている罪悪感もあります。

 

例えば、

「以前浮気をしてしまいパートナーを裏切ったことがある」

「離婚を突きつけられ、それ以来そんな罪悪感に悩まれている」

といった具合に。

 

 

 

浮気をしてパートナーを裏切った人の話を聞くと、
「浮気するとはけしからん!」

「理解に苦しむ」

などと、正論を主張したくなります。

しかし過去の過ちの罪悪感対し、正論を持ち込まれるのは誰だって地獄です。

より罪悪感に苦しめられることになります。

 

 

確かに浮気をしたり、誰かを裏切る行為は気持ちのいいことではありません。

だけど、「浮気するのは間違っている!」という正論に意味などないよね?

「良い/悪い」の判断ってどうでもよくない?

 

 

この場合にはっきりさせないといけないのは、

「何が原因でそうなってしまったのか?」を突き止めること、

しっかり理解する(させる)ことではないでしょうか?

 

 

ドッペルおにいさん

普段、パートナーが自分に構ってくれなかったら、あなたはどうしますか?

そんなときに別の異性から優しく接してこられたら、胸はキュンキュン高鳴りますよね。

 

 

 

 

 

 

浮気するのはダメに決まってる。

でも、いけないと分かっていても、寂しさから浮気に走ってしまった・・・。

少なくともその気持ちは理解できるんですよね。

 

 

過去に過ちを犯したときの気持ちを理解することができれば、

「あんなことをした自分はダメだ」から、「あんなことをしない為にはどうしたらいいだろう?」と悩み方に変化が起きます。

 

 

 

「そうせざるを得なくて、そうなってしまった」ことが分かったのに、

それでも、あなたは相手を責めるのでしょうか?

それでも、自分を責めるのでしょうか?

 

感情を理解することは、罪悪感から抜け出す助けとなります。

 

 

ポイント

罪悪感は裁判ではなく、ただの「心の世界」

法律に縛られる必要も無いので、過去の過ちの善悪をはっきりさせる必要はない!

「何故そうせざるを得なかったのか?」という意識が大事です。

 

 

 

 

③自分に自信のない人がよく抱く、「自分は愛されない人間である」

「自分は愛される人ではない」という罪悪感を抱くような人のことです。

この罪悪感に、わたしもよく囚われています。

 

 

皆さんは、相手のことをテストしてしまうような言動をしたことはありませんか?

 

 

相手をテストするとは?

「あなたはわたしと仲良くしてくれる。でも、それってあなたの本心?

もしもこちらがひどいこと言って突き放しても、わたしと仲良くしてくれる?」

というような、

あえて意図的に冷たい対応をして、相手の出方を伺おうとする行為のこと。

 

 

 

この罪悪感に支配されると、幸せを否定するような態度になってしまう。

 

他人から愛される自信がないときほど、この感情は強くあらわれます。

 

 

 

相手をテストするような言動には、

「わたしは誰かに愛されるような人間じゃない!なのに何故、あなたは私に優しくするの?」

「ほら、こんなひどいことしてみたよ。わたしって愛される価値なんてないでしょ?」

という意味があります。

 

 

もしも逆の立場なら、あなたはどう感じるでしょうか?

相手から試されるようなことをされたら、誰だって「は?」ってなりますよね。

 

しかしこの罪悪感は、

相手のことを好きだから生まれていることを忘れてはいけません。

 

 

 

「愛される自信がないから」と、相手を試す行為は確かに良くはない。

しかし、そんな感情を無くそうとする人が行き着く答えは、「今日から誰も好きにならないぞ」です。

そんなこと誰もできませんよね?

 

だから結局は、

罪悪感と付き合っていく覚悟が必要なんですね。

 

 

 

ポイント

自分の行動を責めたり、性格を変えたりする必要は無い。

愛される自信をつける必要もない。

「自分の好意はどうしたら相手にしっかり伝わるのか?」

そのやり方だけをひたすら変えていくようなイメージです。

 

 

 

④人間の心理的な特徴を知っておく

しっかり笑顔で対応したり、自分の良さをしっかりとアピールしたり・・・。

集団生活において、あなたはうまく立ち回れていると思っていますか?

 

残念ながら、そんなものは幻想です。

あなたの良さは、そう簡単には伝わりません。

 

 

 

ところが、

「上手くやれているぞ」などと、自分に対するこだわりが強すぎる人は、自分に意識が向きます。

自分の至らなさを自分で強調してしまうのです。

 

 

「至らない自分」を感じる時間が多いと、自身に変化が起きます。

例えば、

「優しい自分」から、「よく落ち込む自分」など。

 

 

 

また他にも、

前に進まないといけないのに、エネルギーが湧かないこともよくあります。

すると、自分を責めてしまいますよね?

それはやがて大きなストレスとなります。

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分を責めることにより生まれたストレスは厄介だよね

 

 

 

 

他人や環境がもたらしたストレスは、とりあえず一時的に距離を置けば、身をかわすことはできますよね。
例えば嫌いな人が目の前に居たときは、ひとまずは無視すればいい。
仕事がだるいときは休んだり、会社を辞めることにより戦略的撤退をすることも可能。

 

ところが自責の念は、自分の内側から襲い掛かってくる。

これを避けるのは難しく、放置しても良いことなんて何もないんですよね。

 

 

ポイント

他人によって生じた問題は、時には無視することも有効
しかし、

自分の罪悪感から生まれた問題に関しては、しっかり対処しないと取り返しがつかない。

 

 

 

⑤問題によっては、諦めることも検討する

ここまでお読み頂いた方は、

「罪悪感と上手に付き合う」についておおむね理解されたかと思います。

 

ドッペルおにいさん
簡単に言えば、「ネガティブな思考に襲われても、短い時間で抜け出そう!」

・・・ってことよね?

 

 

 

しかし世の中そんなに甘くなく、

ネガティブ思考から抜け出せない。

自分を責める表現になってしまう

自分らしくない失敗ばかりするようになり、ますます罪悪感に悩まされる

 

そんな日ってよくありますよね。

 

 

悩んでいるとき、おそらく皆さんは、

「失敗なんて気にするな!」
「ありのままの自分で居れればええやん!」

みたいなアドバイスを、周囲から一度はされたことあるのではないでしょうか?

 

でも実際のところ、

失敗は気にする必要がありますよね?

ありのままの自分にこだわっていれば、人から煙たがれてしまいますよね?

 

 

これは私の感想ですが、

悩みを無理に消すことを促すようなアドバイスは、意味がないと思っています。

 

 

無理に悩みや罪悪感から遠ざかるにしろ、罪悪感と付き合っていくにしろ、エネルギーが残っていなければ意味がないですよね。

 

なので、

色々なことで苦しんでいる人にアドバイスをすることがあれば、「一回休んでから対処したらどう?」と伝えてあげましょう。

 

 

誤解しないように言うと、「とにかく諦めたり休んだりしましょう」ではありません。

 

 

 

 

ポイント

精神的な悩みを抱えたときは、まずは「あきらめる」ことを優先してエネルギーを溜める。
一方で肉体的な悩みを抱えたときは、「休む」ことを重視しましょう。

 

 

あきらめる選択、休む選択を恐れず、罪悪感と付き合っていくエネルギーを蓄えましょう!

 

 

 

⑥「他人軸」の態度で問題と向き合わない

罪悪感と付き合っていくにあたって、『他人軸』と『自分軸』の存在も知っておきましょう。

知っておくだけでも、罪悪感と付き合っていく手助けとなります。

 

 

「他人軸」とは、

「自分の問題は相手が変わることで解決するんだ」という態度のこと

「自分軸」とは、

「自分の解釈次第で問題の内容に変化が起こせる」という態度のこと

 

残念ながら、「自分軸」で物事を見ようと、日頃から意識できる人は居ません。

わたしも、そして皆さんも、「他人軸」で物事を見ているはずです。

 

 

誰かと言い合いになったときなんか、

“相手の”○○はおかしい!」と、うっかり口にしてしまう

これは自分自身のおかしい所を探すより、相手を責めた方が楽だからこそ。

 

 

 

しかし、何でもかんでも他人軸としてみていると、解決する問題も解決できません。

相手次第で解決する問題なのか?

それとも、自分の解釈次第でその問題は解決できるのか?

それを見極めようとする姿勢が大事なのです。

 

 

例えば、

「あの人が頑張ってくれれば、仕事もスムーズに進むのに。」
「パートナーがもっと頼りになれたら、この悩みも緩和されるのに。」

などとよく口にしていませんか?

しかしこれは、あなた自身で勝手に作り上げている問題。

相手はそれを問題だとは微塵も思っておりません。

 

 

注意!

自分の行動に問題を感じていない相手に、

「その行動を改めろ」と、他人軸の態度で伝えると喧嘩になる

 

 

 

相手の行動を改めさせる必要があるときは、自分軸を意識・徹底しましょう!

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分軸を意識するって言われてもなぁ・・・

 

 

 

 

そう感じる方がほとんどだと思うので、

日頃から自分軸を意識するためのポイントを2つご紹介します。

 

 

 

 

①主語を意識して、自分軸を築く

他人軸で行動している人の発言を聞いてみると、

あの人は~○○」から始めちゃってることが多いです。

これは無意識に言っちゃうものなので、常日頃から自分軸を意識するのは難しい。

 

・・・しかし、方法はあります。

それは、『主語』です

 

 

 

「主語」は大切に扱ってください。

難しく考える必要はありません。

 

 

ポイント

何か発言をするときは、「私は~」から始めるだけ。

 

 

 

日頃から他人軸な人は、相手が意識の中心にあります。

相手の些細な行動が気になって仕方ない。

だからどうでもいい問題ばかり抱え込んでしまうんですね。

 

 

 

②問題に向き合うのは5割だけにする

「問題の5割」と言われても困りますよね。

まぁ簡単に言えば、

お互いの非の割合を、丁度良く半分になる程度に表現方法を変えてあげるのです。

 

 

例えば目の前に、『パートナーからの対応が冷たい』という問題があるとします。

この場合は、

「パートナーが冷たい」と表現すると相手を責めます。

なので、「パートナーが冷たくなることを自分はしていないだろうか?」にします。

すると問題が、「パートナーからの反応が冷たい理由は何だろう?」になりますよね。

 

 

「パートナーからの愛にあぐらをかいていたのでは?」
「パートナーを道具かのように扱っていたのでは?」
「思い返せば、よくパートナーに感情的になっていた気がする」
「愛されることだけを求め、いつのまにか愛することをしなくなっていた」

 

 

 

理由はどうであれ、自分に冷たくするパートナーにも問題はあります。

 

しかし、責任のすべてを相手に擦り付けながら問題と向き合っても解決はしません。

 

誰かと衝突して問題が生まれたときは、

「そういう事情なら気持ちは分かる」、と思えるような情報を集めましょう!

 

 

 

 

ポイント

向き合い方を少し変えてあげましょう。

すると、問題は課題に変化します。

 

 

 

 

まとめ

 

一番多いのは、自分が至らないことで生まれてしまう罪悪感。

これらを無くそうとはせずに、上手に付き合っていくためのポイントをご紹介しました。

 

今までの内容を簡単にまとめると、

 

ポイント

  • 「ダメな自分」ではなく、「誰のために頑張ったのか?」
  • 「○○するのはダメだ!」ではなく、「どうして○○をしたのだろうか?」
  • 「愛されるべき人間ではない」ではなく、「どういうやり方をすれば、自信がつくのか?」
  • 1回寝る
  • 「私は○○」を意識して、自分軸を大切にする
  • 相手の事情に焦点をあて、自分に課題は無かったかどうかを調べる

 

 

ドッペルおにいさん
罪悪感に悩まされているとき、「やり方を変えてみよう!」という思考にはなりづらいだろうけど・・・。

そんなときは1度寝て、朝起きてからもう一度悩んでみよう。

 




「新しいことを始めたい」「自分を変えたい」と思うなら、『疲労』の存在に注意!

疲れすぎている・・・

 

皆さんは、こんな経験はありませんか?

「甘いものが食べたい」

「目的も無いのにスマホを触る」

「だらだら夜更かしをする」

「癒しの動画や音楽で癒されたい」

「周りの人の行動がいちいち気になる」

 

もしもどれか1つにでも該当するのであれば・・・

間違いなく疲れています!

 

 

 

ドッペルおにいさん
常にどれかに当てはまってるんだけど・・・

 

 

急に言われて、あまりピンと来ないかもしれませんね。

でもよくよく考えたら、

どの行動も普通じゃないですよね?

 

 

自分自身で選んでいない(義務感による)行動をするのって不本意ですよね。

とても疲れます。

これらは、

「自分がしっかりとした人生を送るために必要な努力だ」と信じているため、そう簡単にはやめられない。

 

 

日常生活において、これらの行為はもはや自動的になってしまっています。

 

そしてこれらの一番の原因は、

周りの人たちも同じように行動しているからだと思うのです。

 

 

危ない考え方

「自分と違い、周りの人は弱音を吐かずに行動できているんだから、疲れていないよ」

そう感じているあなた。

みんな疲れてるんだよ・・・

 

 

疲れているのは分かった。

ではそもそも、疲れているとどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?

 

 

 

疲れているとどうなる?

日々何かに追われている人はご存知の通り、疲れているときはまともな思考力や判断力では無くなります。

この事実を忘れ、「今日から俺は変わるぞ!」などと、やりたいことをやろうとすると失敗します。

 

 

 

注意

心の底からやりたいことでも、疲れが溜まっているときは要注意。

必要以上に大変なことに思えたり、いざやろうとしても思い通りにいかずにやる気が無くなってしまったり。

 

 

 

毎日を現状維持のまま過ごしていくのってつまらないですよね。

「どうせなら新しい何かを始めたい!」と思うのは、わたしを含め多くの人の願いだと思います。

 

 

しかし現実は、毎日が現状維持のまま終わっていますよね?

その理由が、

疲労により、苦手なことや嫌な事をしっかり改善するエネルギーが沸かないからです。

 

その結果、

「気にせずにポジティブに行こう」などと、今の現状を受けいれてしまったりします。

 

 

 

 

自分への”ご褒美”に注意

実は、ご褒美と疲れは密接に関係しています。

 

『ご褒美』とは、

「この仕事が終わったら自分にご褒美をあげよう」
「今週も頑張ったから、週末はどこか旅行に行こう」

などを指します。

 

「頑張ったから、○○をしよう」という言葉を、あなたは日頃から使っていないでしょうか?

 

これに当てはまるような人は、残念ながらかなりの重症です。

何かを始めるエネルギーなんてありません。

 

ドッペルおにいさん
頑張った後に求めるようなご褒美って、本当に自分が望んだものなのかな?

 

 

 

「ご褒美があればやる気が起こる」というのは、やらない自分をごまかしているに過ぎません。

 

疲労のせいで何もやる気が起きないだけなのに。

 

 

「ご褒美」を求める=疲れているサイン

と覚える

 

 

 

 

自分の体の疲れについて考えていこう

「ぜんぜん時間が足りない・・・」と、困り果てた経験が1度はあるはずです。

 

そういった状況のとき、皆さんはどのように対処してきたでしょうか?

 

ドッペルおにいさん
疲れが抜けないまま週末を迎え、昼まで寝てしまったときのことを思い出しましょう。

無駄に寝てしまった時間を取り戻そうと、夜更かしをしてしまうよね

 

 

自分の時間を確保するために考えるのが、

「睡眠時間を削ろう」「スマホやパソコンを触る時間を減らそう」だと思います。

 

 

しかし、

そういった「ダラダラ時間」を削るのは無理です。

何故なら、

ちょっとでも疲れを感じてしまうと、思考停止に近い状態になってしまうから。

 

 

 

無意識なダラダラ時間

疲れによって思考停止になってしまっては、「時間を取り戻す(有意義に使う)」ことなどできない。

思考停止になったら最後、ダラダラするしか選択肢は残されていない。

 

 

「ダラダラ時間」を改善するには、考えるエネルギーが必要です。

考えるエネルギーはどのようにして蓄えるのかといえば・・・

疲れをなるべく残さないようにするしかない!

 

 

 

ドッペルおにいさん
週末なんだから、疲れが残っていて当たり前?

そういうことじゃないんだよね。

周囲の当たり前に合わせているから疲れている。

そしてそれが続いているから、疲れがいつまで経っても取れないワケじゃん。

 

 

 

 

疲れの原因と、その対策

何といっても、疲れのおおもとの原因は『他人』です。

それに加え、その『他人』に対して自分自身が沢山のルールを作っています。

他人の存在と、ルールで自分を縛り付けて疲れを溜めているのです。

 

 

 

例えば、

「なるべく周りに迷惑をかけてはダメだ」

「自分のやりたいように過ごしていくべきだ」

など。

 

 

そんなルールに縛られてしまうとどうなるでしょうか?

自分のルールに他人が反したとき、イライラしますよね。

 

周りに合わせず、「やりたいようにやる」という人も、自分の行動が相手のルールに反していることが多い。

なので、相手は自分に対しイライラしてしまうので、結果的に自分も疲れることに繋がるんですよね。

 

 

 

 

人間関係における優先順位

「人間関係」というワードを目にすると、

家族、友人、職場の上司・同僚などの存在が頭に浮かんできますよね。

 

周りとの人間関係が良好なのは良いことです。

・・・しかし、

人間関係を気にするあまり、自分が本来やりたいことが疎かになり、ストレスを溜めていては意味がないですよね。

 

 

 

人間関係には、

嫌われたくない相手、友人、家族、自分などが当てはまりますね。

さて、あなたの人間関係の優先順位はどうなっているでしょうか?

 

 

自分が最優先ではない人は、優先順位はまず他人ですよね。

 

相手に迷惑をかけないように気を配ったり、
友達が自分から離れていかないよう、相手からの要求のほとんどに応えてあげたり、
もしも子育てや親の介護をしているのであれば、その人に尽くす・・・。

 

そして自分自身を労わるのは常に最後。

 

 

・・・この順番で「自分のやりたいことをするんや!」なんて無理ですよね。

他人のために行動しようにも、

疲れている人は相手の気持ちなんて考えれません

 

 

ドッペルおにいさん
周囲に気を配りながら自分に負荷をかけ続ける。

その代償が、「良い人間関係」なのだろうか・・・?

 

 

 

 

疲労からは逃げられない

「他人を優先させると、疲労によって人生をうまく楽しめなくなる」

 

 

・・・じゃあ、自分優先で行けばいいのか!?

そう思ったアナタ。一旦落ち着いてくださいね。

 

上でも述べた通り、

他人優先だろうと自分優先だろうと、どちらも『他人』と関わることなんですよね。

なので、同じように疲れは溜まってしまいます。

 

 

一体どうしたらいいでしょうか?

 

 

 

ドッペルおにいさん
そこでわたしが提案したいのが、自分の本音を探す方法です。

 

 

 

罪悪感から本音を探ろう

自分の本音を探すコツとしては、『罪悪感』が挙げられます。

 

 

「罪悪感について知りたい」方は、

どんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

「罪悪感との付き合い方について知りたい」方は、

罪悪感と付き合っていく6つのポイント

 

 

 

自分の本音を知るのに、どうして『罪悪感』がカギとなるのか?

その理由が、心の底から悪いと思っている人は、罪悪感を覚えないからです。

 

例えば、

相手を傷つけるつもりがなかったのに、「そんなこと言うなんて!」と誰かを怒らせてしまった経験はなかったでしょうか?

 

このとき、表向きは「悪かったな」と罪悪感を覚えます。

だけど本心は、「あの人はあんな発言で傷つくのか?」だと思うのです。

 

 

 

罪悪感とは、・・・そう。

「悪いと思っています」という、アピールに過ぎない!

 

 

「子供の相手ができず、寂しい思いをさせている」

→仕事と家事で忙しいんだ!

「積極性がなく、つまらない」と言われた

→俺は人見知りで内向的なんだ!

など、罪悪感には事情が隠されている

 

「ああいう状況では、自分はそうしたいと思った」
なのに相手から責められて、心の底から悪いとか感じるワケないですよね?

 

ちなみに、

実際に責められなくても、「世間」という存在だけで、簡単に罪悪感を覚えます。

 

 

部屋の片付けなどがいい例です。

 

わたしは片付けが嫌いなので、この罪悪感にはいつもお世話になっております。

 

部屋の片付けが必要なくらい汚かったのであれば、罪悪感を抱くことなんてありません。
余計なことを考えず、さっさと部屋を綺麗にしているはずですよね。

 

この場合は、

「これ片付ける必要あんの?」というのが本心です。

だから片付けないだけ。

 

 

しかし、
「部屋が汚い恋人はとんでもない!」
「休みの日に部屋でこういう過ごし方をしている人は、一生独身だ」

・・・みたいな、ワケの分からん情報が溢れ、片付けない自分を罪悪感(世間)は許さない。

 

この情報たちが頭をよぎり、

「片付けないといけないことは分かってるんだけど、忙しくて全然できないよー」
というポーズを取ろうとしちゃうんですよね。

 

しかし、

お部屋が多少汚くても平気な人が、綺麗な部屋を維持していけるハズがないっ!

 

それはいけないこと?

「じゃあ別に片付けなくていい」はダメで、どうして綺麗好きにならないといけないの?

 

“ちゃんと”片付ける必要、ある?

 

 

ドッペルおにいさん
世間でいうところの、

「当たり前」を守ってると疲れるよ!!

 

 

 

そう考えると、

他人からの意見に対し、心の底から、「悪い・・・」と思うことって少ないとは思いませんか?

他人から押し付けられた常識が原因でくよくよ悩むって、何かバカらしくも思えてきます。

 

 

ポイント

「なんか申し訳ない・・・」と感じたときほど、

「自分がやりたくてやった」ということが多い!

まずはこれを意識してみてはどうだろう?

 

 

 

自分で作り上げた問題に振り回されず、疲労をおさえる

何かに振り回されると、徐々にその何かは負担へと変わります。

 

 

「自分の子供をしっかりと教育しなければいけない!」気持ちが強いと、いずれは教育が苦痛に。

「職場の人と仲良くならないといけない」気持ちが強いと、人間関係が煩わしくなったり、1人の時間が恋しくなったり。

 

こんな感じで、問題を自分で勝手に作り上げていきます。

 

ドッペルおにいさん
「~~しなければならない」のほとんどは面倒くさいものばかり。

しかも、それらをいくつも抱えてしまっているからタチが悪い。

 

 

本当に自分がやりたいことをやっているはずなのに、普段から行っている別の作業が多すぎて、疲れてイライラしていては話になりませんよね。

 

 

そうならないためにも、

「しっかりすることをやめて、今までやっていた”当たり前”を少しずつ手放していく」

とても勇気がいることですが、疲労を抑えるにはこうするしかないと思うのです。

 

 

「当たり前を手放す」

「楽をする為にしっかりしなくなろう!」

「周りに丸投げしまくって誰かが我慢したり苦労したりすればええんや!」

などとは違うので注意!

 

 

ここでお伝えしたいのは、
自分が普段こなしていること全てを振り返り、思い込みに縛られた行動は無いか?

です。

 

もしも苦手な事や、負担に感じていることがあるのならば、

「この状況を何とかしたいんだ!」という気持ちを素直に周りに伝えましょう。

 

 

ドッペルおにいさん
「きついからやりませーん」じゃなくて、

「~~が負担なんだけど、どうしたらいいかな?」です。

 

 

 

 

ちゃんと『相談』をして、疲労を軽減させる

負担を減らしたいなら、周りの力を借りましょう。

このとき必要なのが、相手に相談する能力です。

 

もう一度言いますね。

 

自分の負担を減らすため、

周りに『相談』をしましょう

 

 

 

・・・どうして同じことを2回述べたかと言うと、

負担を減らすための『相談』って、意外と難しいから。

 

 

そもそも、「負担を減らしたいから」と、相手と話し合いをするとどうなるか考えてみてください。

そう。まるで自分が被害者かのような言い分をしてしまいがちですよね。

 

被害者なんだから、

周りが自分に対して負担を減らすのは当然

自分の主張が通って当然・・・。

 

相手の話は聞くつもりはないし、自分の主張をただ押し通したい。

これでは喧嘩が起きてしまいます。

喧嘩になるということは、心のどこかで「相手に勝ちたい」という想いが少なからず残っているからだと思うのです。

 

負担を減らすために相談する一番の目的は、

相手に協力してもらうようにお願いすることですよね?

協力してもらうためには、お互いが相手の意見を聞いて、しっかり確認し合う作業が必要。

 

 

ポイント

「今のままでは厳しいから、これからのことを話し合いたいんだけど」

「これって他の人に頼めないかな?」

など、深く考えずに相談しましょう。

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分の気持ちは、”しっかり”と伝えること!

また、「どうせ反対される」と思いながら相談することはNGです。

何故なら、自分の納得のいく答えがこない限りは、「反対された!」と考えてしまうから。

「ほら、やっぱり!」という証拠を集めようとすると、相手と衝突するので注意。

 

 

 

まとめ

 

日常生活において自動的になってしまっている行動たち。

それらのほとんどが、疲れを引き起こす原因となっていることはお分かり頂けたでしょうか?

 

そんな気付きにくい疲れですが、疲れを意識するポイントはあるので覚えておきましょう。

 

 

疲れのサインたち

  • 気付いたら家でゴロゴロしている
  • スマホをだらだら触っている
  • 普段飲まないようなお酒を飲む
  • テレビ番組をぼーっと眺める

 

 

これらのサインに気付いたときは、すぐにパジャマに着替えて寝たほうがいいです。

「何か新しいことを始めたい!」と思っているなら特に。

 

 

 

 

自分が無意識につくりだした「世間」からのルールなのか、それとも自らが課したルールなのか?

それらの見極めをしっかりすることも重要です。

 

 

ドッペルおにいさん
「こんなの当たり前」

一体それって誰の言葉ですか?

 

 

 

おすすめ

「男だけどよく泣きます」
「女だけど汚部屋万歳」
「一家の大黒柱だけど出世なんて興味ない」
「主婦だけど家事も育児も大嫌いだししたくない」

みたいな、

周りが聞いたらびっくりするようなことをやっていかないと、疲れはとれない!

 

 

 

 

自分の時間と睡眠時間をしっかり確保してから、誰かと関係を築いていくことが一番の理想。

自分の時間を大切にしたり、自分自身を最優先に考えてくれる人は、「わたし」だけです。

 

そのために、まずはしっかりと誰かに『相談』をしましょう。

相手と喧嘩したいのではありません。

自分の身体を労わる方法として、相手にしっかりと相談をするんです。




「当たり前」が守れずに罪悪感に悩まされるくらいなら、コッソリ書き換えてしまえ。

前記事のリンクはコチラ!

罪悪感は自分を苦しめる。そしてどんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

 

 

 

 

罪悪感の餌食にならないために知っておきたい4つのポイント

罪悪感と上手に付き合っていくために、「罪悪感を覚えたとき、どんな行動をとりやすいのか?」について知っておきましょう。

 

まず、罪悪感(悪いことをしてしまった)という自覚が芽生えたら、あなたならどういう行動をとりますか?

まずは謝罪?

これからの態度を改める?

 

さて考えられるのは、普通はこの2つですよね。

 

しかし実際の行動はどうでしょう?

ちゃんと謝罪ができていますか?改善できるところを見つけようとしていますか?

いいえ違います。

 

多くの人は、自分の行いを正当化しているのではないでしょうか?

 

 

悪いことをすると、「償い」とか「謝罪」という選択肢が浮かびますよね。

つまり、「あの人に悪いことをした以上、頭が上がらなくなってしまうのでは?」という思いに囚われるんですね。

でもそんなこと、そう簡単に許せますか?

 

特に、相手が自分よりも立場が下の場合、悪いと認める行為は覚悟と勇気が必要です。

しかし、わたしたちはそんなに強くなどありません。

罪悪感を感じている人ほど、自分の非を認めるワケにはいかないのです。

だから自分の行いを正当化してしまう・・・。

 

 

謝れるパターン

職場で誤って隣の席の人の飲み物をこぼしてしまい、机が少し汚れただけの場合は・・・
正直に「ごめんね」と言って拭いてあげるはず。

 

謝れないパターン

では自分が飲み物をこぼしたせいで、相手のパソコンが動かなくなったりしたらどうでしょう?

相手が「大事なデータが入っていたのに…!」と顔面蒼白になっていても、あなたは素直に謝罪ができますか?

きっとあなたの頭の中には、
「パソコンの近くに飲み物なんて置くんじゃねえよ!」という考えが浮かんでくるはずです。

最悪、「お前だって悪い」などと責任転嫁したりします。

 

 

このように、罪悪感に振り回されると正しい選択ができなくなります。

そうならないためにも、どんなときに罪悪感の被害に遭いやすいのか?を知るポイントを4つご紹介します。

 

 

 

①「そんなの当たり前」が絡み合うと、罪悪感の餌食になる

実は皆さんのなかには、様々なマイルール(当たり前)が存在しています。

そんなマイルールですが、いくら考えても気付くことができません。

 

「働いていない人はダメ人間だ!」と思っていると、
もしも自分が働かなくなった暁にはとんでもない罪悪感を覚える。

働くのが当たり前だと思っていても、働かないときは訪れます

「仕事で遅刻するヤツは社会人失格だ!」と思っていると、
1分でも遅刻してしまったとき、とんでもない罪悪感を覚える。

遅刻するのは人間失格だと思っていても、疲れているときはある

 

 

「こうしなければならない」「これをしてはいけない」

という思い込みを持っていると、自分がそれを破ったときは激しく自分を責めてしまう。

マイルールに縛られ、自分を責めている人に対し、「人間そういうときもあるよ!」などという慰めの声は届かない。

 

ドッペルおにいさん
マイルールが当たり前になると、周りの「当たり前」に共感できなくなるよ・・・

 

 

 

 

②「良い人」は、罪悪感の餌食になる

 

周りの期待に応え続けたり、「いい子」のまま大人になると、罪悪感の餌食になります。

普段はとてもいい人だけど、心の中では強い自責の念に駆られていることが多々あるはず。

 

わたしで例えてみましょう。
表面上は「人の気持ちを汲み取れる」です。

しかしその分、『表の世界』では処理できないストレスは沢山あります。
処理できなかったストレスは、『裏の世界』で処理をしています。

(瞑想したり、1人の時間を作ったり、時には影で文句を言ったり・・・)

 

 

よくニュースなどで、
「身なりのいい上品な人が万引きをしていた」
「真面目できちんと仕事をしていた人が犯罪に手を染めていた」

「にこやかで優しそうなあの人がまさか・・・!」

そんな言葉をよく耳にしますよね。

でもこれって、何ら不思議なことでもないんです。

 

 

「良い人」なのは、あくまでも表の世界の話。

「良い人」が表の世界でストレスを抱えたら、裏の世界でしか解消できない。

そして「良い人」が裏の世界で過ごすとき、果たして善意ある行動をするかどうか・・・?

 

 

「良い人」だからこそ生まれたストレスは、
「良い人」をやめない限り、減らすことはできないんですよね。

 

そもそも、

コソコソ隠れてストレス解消をしなければならないような環境を作っていること自体、変なんだよね

 

ストレスの解消方法でよく選ばれるのは、お酒やギャンブルや煙草でしょう。
ですがそんな解消方法では、また新しい罪悪感を増やす悪循環になるのは目に見えている。

 

表の世界の罪悪感は、裏世界で確かに解消される。

しかしそれでは、裏の世界で新しい別の罪悪感を生み出すだけ

 

 

 

 

③長所のせいで罪悪感を覚える

自身の長所をうまく発揮できなかったとき、特に罪悪感を強く覚えることをご存知ですか?

 

例えば普段周りの人から、
「優しい人ですね」とか「頭が良いですね」などと言われているとしましょう。

でも・・・

どんなに優しい人でも、たまにはむしゃくしゃしてイライラしていることだってあります。
頭の良さを活かせず、逆に足手まといになってしまうことだってあります。

 

すると、後で激しく後悔しますよね?
そこで感じた感情こそがまさしく罪悪感。

 

イライラして周りに強く当たってしまうことはよくあります。

だけど周りから「優しいね」などと言われている人は、それに加えて罪悪感を覚えるのです。

まさしく、長所のせいで余計なストレスを抱えている・・・。

 

「長所」とは、”常にそういう自分で居なければならない”という意味ではありません。

あくまでも長所なんです。

 

 

 

④気付かぬうちに罪悪感を感じすぎて、感情が麻痺している

 

罪悪感を覚え続けると麻痺してきます。
そしていずれは感じることは無くなり、最終的には感じていることにすら気付かなくなる。

 

「ギャンブルにハマるのは良くない」
「お酒に溺れるのがダメなのは分かっている」
などと初めは確かに思う。

しかしそれを繰り返すと、「でもこういうときみんなやるし別にいいじゃん!」などと正当化していくのが人間です。

 

 

だって、よく考えてみてください。

「お酒の味が好きでもなく、ただストレス解消を目的として毎日お酒を飲んでいる」

「タバコは身体に悪いことは知っているが、吸っている」

「人の陰口は良くないが、言わないと気が済まない」

 

本来であれば、これらは罪悪感を感じるに値する発言たちです。

 

良くないことをやっているのに罪悪感を感じないのは異常。なのにどうしてこれからも、酒に溺れたりギャンブルに身を投じたり、人の悪口ばかり言うのでしょう?

 

そんな彼らに、罪悪感はないのでしょうか?

いいえ、ただ罪悪感を認知できないだけです。

 

 

覚えておく!

「○○するのは良くない」と分かっているからこそ、罪悪感は麻痺させなければならない。

じゃあ感情を麻痺させるにはどうするか?ー強い刺激が必要です。

強い刺激を得るにはどうするのか?

・・・新たに罪悪感を覚える状況を作り出す必要があります。

アルコール依存は、まさにコレですね。

 

 

罪悪感なんて、簡単に忘れてしまうんですよ。
だって、毎日毎日罪悪感に悩まされていたら、身がもちませんから。

だから、罪悪感は都合よく忘れ去られます。

 

 

 

罪悪感を放置すると、『依存』のような人間関係を築く

罪悪感は依存状態のような人間関係を築く原因にもなります。
依存状態というのは、相手のことが頭から離れられなくなるようなことを言います。
相手と自分の境界線が分からなくなるんです。

 

相手に依存してしまうと、相手分のストレスもあなたが抱え込むことに・・・。

 

例えば、

「自分の大事な子供の受験日が迫っていくほど、子供ではなく親である自分の方が心配になる」

これは、子供と親の境界線が無いがために、感情を共有している状態。

子供と親の境界線が無くなる原因としては、

常日頃から子供の成績があまり良くない

自分の子供時代の教育に問題があった

などが挙げられ、この気持ちが強いと子供に依存してしまう。

 

 

依存状態になると、相手に振り回され続けます。

 

 

 

立場が弱い人の罪悪感を煽ると、依存の関係となる

 

相手が自分の言うことを聞かないとき、過度に怒ったり「あなたは何も出来ないから」と罪悪感を煽ったりすることがあります。

 

 

主に仕事ができない部下や、言うことを聞かない子供、話を聞かない家族など・・・。

 

 

特に、依存の親子関係では、子供が反抗期になりやすいです。

 

小さい子供には自立する経済力などなく、子供が小さいうちは親に依存するような関係になります。

しかし子供が成長していくにあたって、そうした支配されるような依存状態も辛くなっていきます。

すると子供は、「自立したい」と感じますよね?

しかし親が子供の気持ちに気付かないまま、親が依存の関係を継続しようとすると強く反発します。

 

「今のあなたでやっていけるの?」などと子供に嫌みを言ったり、

「親の言うことは絶対だから」と、子供の自立心を妨げる。

 

とはいえ、まだ子供。

「子供を支配下に置きたい」と考えるような親に、感情論で言い合っても勝てません。

なので多くの子供は、親を無視したり無意味に反抗したりを繰り返す。

 

親の考えが変わらない限り、自立できる歳までやり過ごすしかないのです。

 

ドッペルおにいさん
「早く一人暮らしがしたい」「手に職をつけて自立したい」

わたしがまだ思春期の子供だった頃、毎日のように考えてたよ・・・。

 

 

 

今回の記事のまとめ

 

ポイント①

優しい人は優しさで罪悪感を覚えることがあるし、
イケメンや美女は容姿で罪悪感を覚えることがある。

周囲から自分の良い所を指摘されたときは、
長所を発揮できそうな所、できなさそうな所をしっかり頭の中で考えておくといいでしょう。

「俺って実は優しい性格だったんだ!」と気付かされるまではいい。
しかし、余裕の無いときに相手に優しくしても相手を困らせるだけ。

 

 

ポイント②

誰かを助けられなかったり、誰かをうまく愛せないと、落ち込んで罪悪感に襲われます。

だけど、

「助けようとした」、「愛そうとした」から行動したんです。

結果はどうであれ、その行動自体は間違ってなどいません。

「うまくできずに落ち込んでしまっている」という結果に焦点を当てようとすると、罪悪感の餌食となるので注意してください。

 

 

ポイント③

マイルール(こんなの当たり前)に支配されると、罪悪感の悪影響に悩まされます。

例えば、「自分は周囲から優しい人だと言われているから・・・」といって、いつも優しく振る舞おうとしないでください。

「いつも優しくしよう」というマイルールは、絶対に守れません。絶対にです。

なぜかイライラしたときは、守れないマイルールに支配されている可能性が高いです。

守れないマイルールを見つけたら、すぐに書き換えてくださいね!

誰も見てなどいませんよ?

 

 

 

ポイント④

「こんなの当たり前」を多用すると、思い込みに支配された後に、罪悪感に支配されます。

「どうしてわかってくれないんだろう?」と思ったら、冷静に相手の話を聞いてみてください。

 

さて次回はいよいよ、「どうしたら罪悪感と上手く付き合っていけるのか?」について本格的に書いています。

 

 

これからの皆さんに、必ずお役に立てる内容だと思うので、是非お読みくださいね!

今回の記事を読んで、少しでも無意識な罪悪感に気付いていける助けになれれば嬉しいです。

ありがとうございました。

 




罪悪感は自分を苦しめる。そしてどんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

 

悩みを生み出す5つの『罪悪感』

 

「罪悪感」と聞いたとき・・・あなたは何を思い浮かべるでしょうか?、

おそらく、皆さんの考える「罪悪感」は、以下の5つのうちのどれかに該当されるはずです。

 

 

 

 

①加害者の心理

 

「罪悪感」という単語を聞くと、「相手に悪いことをして後悔している」状況が浮かんできそうですが、まさにこれのことです。

 

「相手を傷つけるような言葉を発してしまった」

「ついつい相手を軽く見て信頼関係を壊してしまった」

「陰口を言っていることが相手にバレて、相手が会社を辞めてしまった」

などなど。

 

誰かから傷つけられたとき、人は被害者になります。

被害者になった人は、「反撃したい」という衝動になります。

これを抑えきれない人は加害者となり、簡単に罪悪感に襲われてしまうでしょう。

 

傷つけられた人ほど、気付けばいつの間にか加害者になっている!

 

 

 

 

②無力感

誰かのためを想い、自分なりに頑張った。

だけど、力及ばず罪悪感に陥ってしまった。

これが『無力感』です。

 

ドッペルおにいさん
こっそり同僚の仕事を手伝ったがうまくいかず、かえって迷惑をかけてしまった。

こんなことよくあるよね!

 

 

 

 

③何もしなかった

誰かが辛い目に遭ったとき、その場に居た自分は何もしなかった

こんな場合でも、簡単に罪悪感に陥ってしまいます。

 

朝から同僚の顔色が悪い事に気付くも、「まぁ気のせいだろう」とそのままにしていたら、同僚は倒れてしまった。
このとき、

「あのときに声をかけていれば・・・!」とひどく後悔することになりますよね。

 

 

何もしなかったことを悔やみ、これを周りに打ち明けたらどんな言葉が返ってくると思いますか?

きっと、

「あなたのせいではないのだから、気にする必要はないよ」と、味方をしてくれるんですよね。

 

 

しかし、

自分が無力だったからこそ生まれる罪悪感は、間違いなく自分自身を責めさせます

そして最悪の場合、それで周囲から責められるのも自分自身の可能性もあるんですよね。

 

 

自分の無力さから生まれた罪悪感に陥った人は、「気にするな」という言葉では救われない

 

 

 

④相手から羨ましがられる

相手より自分の方が恵まれているとして、それを相手に指摘されたときに罪悪感を感じることがあります。

 

例えば職場の同僚から、

「与えられている仕事が少なくていいよね」などと言われたとします。

これはとてもうざい言動で、厄介なことにこれが罪悪感を与えてくるのです。

「あの人よりも仕事量が少ないのだから、少しは助けてあげよう」と、普通は考えますよね?

でも、本当に助けたいワケじゃないんですよね。

罪悪感を解消させる為に動く、ただの『補償行為』をしているだけ。

 

いつの間にか罪悪感を与えられ、罪悪感をどうにかするために行動するなんて絶対イヤですよね?
そのためにも、自分が相手よりも恵まれていることに、正直に感謝しなきゃいけない。

 

 

 

 

⑤イバラの道に進ませる

この罪悪感こそが、今回わたしが重きを置いているものです。

簡単に言えば、「自分で気付かない罪悪感(無意識な罪悪感」)」です。

この罪悪感は、様々な罪悪感の蓄積によるもので生まれていくので、原因の特定は非常に難しいとされます。
そしてこれが蓄積されていくと、とにかくイバラの道を選択して突き進んでいこうとします。

 

「幸せになるために頑張るぞ!」

そう決めたのに、いつの間にか現状維持の自分に戻っていたり、自分の心も身体も疲弊してばかり・・・。

そんな人はもしかしたら、頑張りを罪悪感に邪魔されて、頻繁にイバラの道に足を踏み入れているのかも。

 

例えば、
「愛しすぎたら一度距離を置こうとする」
「毎日死ぬほど忙しいのに、何とも思わなくなっている」
「何故か今までの友人や恋人は、自分を傷つけるような言動をする」

などなど。

 

 

 

 

 

罪悪感を無くしたいなら、ずっと逃げ続けるしかない

 

 

罪悪感を生み出す、

「加害者の心理」

「無力感」

「何もしなかった」

「相手から羨ましがられる」

「イバラの道に進ませる」

それぞれ5つの要因を見てお分かりの通り、罪悪感ってタチが悪いんですよね

 

特に厄介なのが、無意識に襲いかかってくる罪悪感

感じることが当たり前になってしまっている、無意識な罪悪感は様々なシーンでわたしたちを苦しめてきます。

 

 

 

ちなみに意識しやすい罪悪感は、

「加害者の心理」「無力感」「何もしなかった」の3つ。

一方で無意識な罪悪感は、

「相手から羨ましがられる」「イバラの道に進ませる」の2つ。

 

 

罪悪感によって感情が不安定になると、事あるごとに足を引っ張ってきますが、だからといって「罪悪感を無くさなければ」とは思わないでくださいね。

罪悪感を無くそうとすると、さらに罪悪感に苦しめられることになります。

 

 

 

「優しい人」は、罪悪感の餌食になりやすい

 

罪悪感が強い人は、基本的には優しくていい人達ばかりです。

例えば、
「みんなと仲良くしたい!」
「もっと優しく振る舞いたい!」
そんな気持ちが強い人は、それが果たせなかったときに罪悪感を覚えますよね。

優しい人ほど、自分の気持ちや周りの気持ちに応えようと奮起しがち。

でも、周りが自分に対する期待の全てに応えるのは無理なんですよね。

かといって、「もう自分らしく生きてやる!」と決意しても、周りを想う優しい性格は変わってはくれない。

自分がどれだけ「みんなと仲良くなりたい」と考えていても、あなたを好きになってくれない人は居る。

そういうときは、「みんなと」ではなく、「あの人と」という内容に期待を変更させなければならない。

 

 

焦らなくていい。

多くの人々は、罪悪感を覚えながら日々を過ごしています。

しかも、罪悪感の存在にすら気付けておらず、振り回されています。

 

罪悪感のせいで、余計な悩みを抱えたくはありませんよね?

そのためにも、しっかりと罪悪感との付き合い方を学んでいきましょう。

 

 

 

なんとなく罪悪感の厄介さはお分かりいただけたでしょうか?

次の記事で、「罪悪感との付き合い方」について書いてますので、是非お読みください!

ここまでお読み頂きありがとうございました。