自信がなくなったときは、『自信』についてもう少し勉強してみよう

 

失われ続ける『自信』

自信がない状態ってどのようなものか考えてみましょう。

おそらく、「失敗を恐れている状態」が圧倒的に多いのではないでしょうか?

 

自信がない=失敗を恐れる

そんな方程式が成り立っている理由は、

 

①不安が強いので失敗を大きく捉えすぎている

何かにチャレンジしようとしても、思い切れずに進められない。

 

②失敗して周りからバカにされることを恐れている。

かといって自信がある風に演じても、周りの目が気になるなら結局一緒。

 

この2つのどちらか、もしくは両方じゃないですかね?

 

 

 

 

『自信』は2つに分けられる

そもそもの話、自信とはなんなのか考えていきましょうか。

 

 

「自信って何?」って聞かれると、

物事に対しての、「出来る/出来ない」という意味みたいに思われるでしょう。

 

 

 

ところが『自信』って、大きく2つに分けることができるんですよね。

 

 

2つの自信

①人生に対する自信

信念ではなく、身体機能を高めて自信をつける行為のこと。

ダイエットをしたり、筋トレをしたり、美容に力を入れたりして自信をつけるなど。

②必要とされたり、愛される自信

愛される実感、頼られている実感を得るために、他人に尽くそうとする。

これはあくまでも、自信をつけるために行われる。

 

 

「人生に対する自信」は、各々が必要だと感じたら勝手に行えばいいものです。

しかし、

必要とされたり、愛されようとする行為は、追い求めても自信なんかつきません。

 

 

 

必要とされたり、愛されても負担は増える

「上司から褒められたい・・・」

「自分の居場所を作らなきゃ・・・」

 

「とにかく誰かから必要とされたい!」

 

そう思いながら、

重い足取りで会社や学校へと向かっているのではないでしょうか?

 

 

残念ながら、

誰かの期待に応えたり、誰かから認められることで自信をつける行為は、空回りして終わってしまいます。

 

 

 

周囲から認められる行動?

・常に笑顔でいる

・2つ返事で依頼を引き受ける

・積極的に残業する

 

 

自分に自信がなくなると、周りが自分のことをどう思っているのか知りたくて仕方ないですよね?

自信のない自分を感じるのは誰だって嫌。

とにかく苦痛です。

 

 

周りの期待に無理に応えても、自信なんてつかないことなんて知ってるし、

疲労が溜まってイライラしてしまうこともわかってる。

 

 

でも、

自信がない状態(苦痛)を紛らわすためには、周りから必要とされるような行動をするしかないんです。

だって、

周りから必要とされるような行動をした方が目に見えて楽だから。

 

 

自分の生き方に自信がないときほど、こんな負担の増える行動ばかりしてしまいます。

 

 

一番やばいのは、

 

「人から愛されていると感じれず、

しかも自分の生き方がこれで良いのかも分からない」

みたいな状態。

 

 

 

どうやって自信をつけていくつもりなの?

 

 

 

ドッペルおにいさん
とはいえ、

人生に対する自信や愛される自信は、多くの人が失い続けているに違いない。

自信がないときって、自分はどういう行動をしてたっけな・・・。

 

 

 

 

 

価値観をアップデートしていくために

自信がなくなる=自分に『ダメ』出しをしている状態です。

じゃあいったい何が『ダメ』なのかというと、「私はこうあるべきだ」という価値観です。

 

「自信がない、自信がない」と言っている人は、価値観に苦しんでいます。
ですので、この価値観をいい加減新しくしましょう

 

 

 

ドッペルおにいさん
価値観って簡単に変えられるものなのか?

 

 

価値観をアップデートするには、あなたが本来大切にするべきだったものを取り戻す必要があります。

 

大切にするべきことって一体なんでしょうか?

ほら、思い出してみましょう。

 

 

 

原始人が思い出させる大切なこと

価値観をアップデートしていくために、

まずは原始時代を思い出してみることにしましょう。

 

むかしむかし、

人類は飢えや寒さはもちろん、大型の肉食獣や部族間との争いに怯えながら生活してきています。

その記憶というものが、現代でもなお無意識に人間に組み込まれているんです。

 

これを知っておくだけでも、価値観に変化を与えやすくなりますよね。

 

 

ここだけ知っておく

どいつもこいつも、スーツを着た原始人。

物事に対する反応の多くは、昔の原始人そのものである

 

 

 

例えばダイエット。
原始人時代は、集団で生きたり、狩りをすることが日常ですよね。

にも関わらず、「今日からオレは何も食べません!」とか言ってたらすぐ死にます。

だから原始人時代のままの心が、「もっと食べろ」と指令を出すのです。

 

 

ドッペルおにいさん
命に関わる問題であれば、我慢してはいけないということね。

それは今も昔も、ずっと変わっていないはず。

 

 

 

 

エネルギーとは命そのもの

原始人はエネルギーをとても、とてーも大切にします。

エネルギーが無くなるのは、集団生活を重んじる原始人にとっては死ぬことを意味するからです。

 

 

 

では、現代を見てみよう。

 

 

「これくらいで会社を辞めるなんて!」

「みんな頑張っているだろうが!」

「お前は定時で帰るのか!」

などと、精神・根性論で無理矢理エネルギーを使わせようとしているではありませんか!

 

 

 

未だ原始人の心は、「エネルギーが無いからもう動くな、頑張るな」と必死に語りかける。

だけど、スーツを着た原始人はそれを許してはくれません。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
ふざけんじゃねえ!

オレは原始人なんだぞ!(?)

 

 

 

疲れたら頑張れないのは至極当たり前のことですよね。

ボロボロになった身体で、「俺は頑張れないんだ」と自信を無くすなんてふざけてる。

 

 

いくら疲れていようが、それでも頑張らなきゃいけない。

その気持ちは、わたしもあなたも同じのはず。

 

だけど、忘れないでください。

 

 

あなたの心はこう言っています。

「お願いだから休ませて」

 

 

 

ポイント

疲れたら休みましょう。

ロボットじゃないんだから

 

 

 

 

自分の身体は自分で守る!

自分ほど、自分を大切にしてくれる人間は存在しないから。

 

 

 

疲れは気付きづらい

「確かに疲れ気味かもしれないけど、そんなに大変な仕事をしているわけではない」
「みんなも自分と同じことをしている」

 

つまり、

「自分が頑張れないのは自分がおかしい」

だから、余計に頑張ってしまう。

 

 

ドッペルおにいさん
この考えって結構危ないよね?

 

 

 

忘れがちなこと

「転職したら人間関係が新しくなるのは当たり前」「引越しはみんながやっているから当たり前」

しかし、

「当たり前なことや常日頃からやっているから」といって、疲れないわけではないんだよね。

 

 

当たり前にやっているときほど、疲れを放置して休むことを怠りがち。

疲労が溜まって自信がないと、

原始人のきみは自分を守る行動が増えてしまい、ネガティブな情報に敏感になったり誤解が多くなるから。

 

 

 

 

当てはまったら要注意!

  • 疲労状態でLINEをし、いつもより相手の返事が遅いと「何か嫌われるようなことしたかな?」
  • 職場の人の陰口をたまたま聞いて、ネガティブな内容だった場合は「あれはきっと自分のことだ」
  • 普段は気にしないことが、なぜか今日は気になってしまう

 

 

原始人は、疲れると危険なことから逆に目が離せなくなります。

「弱っているからこそ、ネガティブなことは素早く察知しなければならない」

こんなこと意識できないと思うけれど、きみはそう思っている。

 

 

要するに、

 

自信がないときは、自分を脅かす情報を見つけてしまい、

自分で自分を落ち込ませることになる。

 

これを覚えておくといいね。

 

 

 

 

現代の原始人は落ち込みやすい

現代を生きる原始人のきみにとって、

「変われない」

「成長できない」

この悩みはずっとつきまとうだろう。

 

特に、「他の人はやれているのに、自分は頑張れない」という状況のときは、自分に対してダメ出しをするはず。

でも、ダメ出ししても何の解決にもなりません。

 

何度も言いますが、きみの心は未だに原始人だから。

原始人はとても慎重ですよ。

 

 

慎重だからこその行動たち

  • 疲れたらサボるのは、エネルギーを使い果たさないように行動を抑制しているため
  • 一回言われたくらいで行動を変えられないのは、「自分のやり方を変えるのはリスクがある」と考えてしまうから
  • お酒やタバコがやめられないのは、お酒やタバコはエネルギーを消費しないから。なのに、「禁酒・禁煙するエネルギーをどうして使う必要があるの?」という考えだから
  • ダイエットが続かないのは、「栄養をとれ」という指令があるから

 

 

きみの周りに、「一回言われたことは理解しろ」などとほざく人は居ないでしょうか?

そんな人とは、すぐに距離をとるようにしてください。

 

 

何故なら、人間それぞれ様々な課題とやり方があるから。

たった一回の情報で環境や考え方を変えるのってリスクだとは思わないかい?

 

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
いま現在、何の問題もなく普通に過ごせているのなら、変化することを他人に強要される筋合いはない。

このことを、原始人であるきみは知っているから・・・。

変わろうとしないだけだし、する必要もない。

 

 

 

 

協調性を意識しすぎると疲れる

他人の目を気にしながら生きてしまうことってよくありますよね。

結果が出なくて自信を失くしてしまったときほど、この傾向は強くなっていくのではないでしょうか?

 

他人の目を気にしながら過ごす時間は地獄です。

当然自信もないので、周りからの期待に応えることはできない。

しかし、他人からの目が気になった状態はなんとかしないといけない

 

するとどうなると思いますか?

 

そう。

自信のない人は、がむしゃらに頑張るという選択肢しか残っていないんです。

 

周りのために身を削りながら頑張っている人は、まず褒められます。

信頼関係はこんな感じで築かれていくことがほとんどですよね。

 

 

でも・・・

信頼される関係はバリバリ築けていけても、

あなたの身体はボロボロだよね。

 

 

 

周りから察してもらおうとする協調性も疲労の原因

たまに、

「自己主張ができない人はダメだ」などと言う人が居ます。

そういう人に限って、「お前の意見が場の空気を乱しているんだ!」などとほざきます。

 

 

とても悲しいのですが、結局のところ、

自分の意見を主張することは、和を乱す『はしたない』行為と認識されてしまうのでしょう。

 

 

自己主張をすると周りから嫌な目で見られる。

ならば、頑張って頑張って頑張って・・・

「あの人はとても頑張っているのに報われていない」と思われるのを待つしかありません。

 

 

頑張ったか頑張っていないかを判断するのは他人。

台風がきていようが、風邪で死にそうになっていようが・・・
それでも仕事に行って、「果たして自分は頑張れているのか?」の確認をしないといけない。

 

 

 

日本の美しい休み方(笑)

「こんな台風の日にいつも通り出社するヤツがあるか!」

「気分が優れないのなら、今日は帰ってもいい」

仮にそう言われたとしても、とりあえず一回は「全然平気ですよ」と答えるのが暗黙のルール。

そして本当に危険な状態になって、「よく頑張った。今日は休んでいい」という指示が出て初めて、美しい評価が下されるのです。

うん。死ねばいいよね。こんなルール。

 

 

とはいっても、上司からの「よく頑張ったね」という言葉は最強。

だって、

笑顔になったり、その日ぐっすり眠れたりしてしまうのだから・・・。

マジで怖いわ。

 

 

 

まとめ

「自分の生き方に自信がない」と言う人って多いですよね。

でもぶっちゃけ生き方に自信が無くても、

友達とワイワイしたりゲームして楽しく過ごせるのならばそれでいいよね。

 

だけど、自信をつけるために誰かに愛されようとすると、

自信がつくどころか、身体に負担がかかって誤解が増えたりストレスが溜まります。

 

自信がない状態が苦痛なのは分かります

でも多くの場合、

きみが本当に必要なのは、自信じゃなくて『睡眠』

 

 

「寝たところで自信はつかないだろ!」などと反論するかもしれないけど・・・

無理に笑顔になったり、

仕事を無理に頑張ったり、

他人の目を気にしたり。

これらをやるより1000倍はマシなんだよ。

 

 

言い忘れていたけど、

自信がない人や疲れているときにSNSとか使うと、ますます自信が低下するので注意しましょう。

匿名で書き込みができたりするから、普段表に出さないような感情をぶつける人が多数。

嫌な思いをするためにSNS使わず、さっさと寝ましょうね。

 

 

 

ドッペルおにいさん
些細なことでくよくよしても自分を責める必要はないさ。

「今日は疲れが溜まっているから寝よう」と思うだけで百点満点や!

 

 




相手の粗探しをせず、より良い人間関係を築きたい人へ贈る、10個のアドバイス

 

相手に対する印象を歪ませる10個のパターン

 

本記事からは、『相手に対する印象』について学んでいきましょう。

 

 

 

特に第一印象が重要

前の記事では、「なぜ第一印象が重要なのか?」について書いております。

まずはそこからお読みいただくと、よりしっかり理解が深まるはずです。

第一印象はどうして重要なのか?

 

 

前記事では、しつこく第一印象の重要性について語りました。

本記事では、第一印象というよりも、相手の印象について焦点をあてていきます。

 

 

 

相手に対する印象が歪めば、人間関係では様々な問題が発生します。

 

 

 

①「他の人も自分と同じ考えを持ってくれている」

自分自身の考えを過大評価しすぎている人ほど、こういう考え方になりやすいです。

自分の力だけで考え出したアイデアが誰かに受けいれられると、「やったぜ!」と興奮しますよね。

すると、「他の人も関心を持つに違いないぜ」などと思い込んでしまいがち。

 

そんな意見を相手が受けいれなかったらどうなるでしょう?

「コイツは変なヤツだ」などと決め付けるんですよね。

それ以降はその人のことを、「合わない」などと思ったりします。

 

 

「あの人って変だよね」と決め付けて否定的になるのは構いません。

 

しかし必要なときに、

「もしかしたら自分の考えが間違っているのでは?」と、自分に対して否定的になることはできるのでしょうか?

 

 

 

ドッペルおにいさん
お笑い好きなわたしは、よく(自称)面白いボケを考え付きます。

とはいえ、笑わない人は笑わないよね。

・・・こう考えるクセってすごく大事。

 

 

 

 

②無意識に感情で相手を決めつける

少し考えてみてください。

とある誰かを目視にて認知したあなたは、その相手と世間話をしました。

 

さて、

相手のプラスの面とマイナスの面を見つけてください。

 

 

・・・は?ですよね。

 

 

 

わたしもみなさんも、1日に色々な人と会ったり会話をするでしょう。

そのたびに、相手のプラスの面とマイナスの面を導きながら相手と接しますか?

 

とんでもない。

脳みそがパンクしちゃいますよね。

 

 

注意!

会う人会う人に対し、”本来の姿”を見ようとするのは骨が折れる。

そうならないために手っ取り早いのが、

自分が相手に抱いた感情を判断材料として、相手を決めつけること。

 

 

「とっさに湧き起こった感情で、好き嫌いを決めている」だなんてとんでもないですよね。

 

要するに、

相手の第一印象が好意的だった場合は、

「リスクは少ない」「いい人だ」などと勝手に確信してしまうワケです。

 

 

そもそも感情って不思議なもので、

例えば、笑顔がステキな人を見ると、「この人は信用できる」などと感じますよね。

そんな、ほんの些細な出来事で左右されてしまうのです。

 

 

ドッペルおにいさん
まとめると、

第一印象で相手を判断するのは、その時の自身の感情と協議してからということね。

となると、その時に自分の機嫌が悪かったりしたら最悪だよね。

いずれにせよ、反射的に行われた判断は、あとでじっくり疑ってかかるべきだと分かります。

 

 

 

 

③妬んでいる

感情において、最も愚かな感情は妬みだとされています。

 

何故なら、

妬みによるメリットは存在しないし、むしろ苦痛を覚えるきっかけになるからです。

 

 

そういわれると、「そんなの当たり前やん!」と思いますよね。

 

にもかかわらず、

『妬む』という道を選ぼうとしてしまう人がいるのは一体なぜなのでしょう?

 

 

 

 

妬みとやきもちは別物

ちなみに、

妬みは2人の人間が居ないと成立しない。

一方でやきもちは、3人の人間がいないと成立しない。

 

 

 

 

一度妬みを感じてしまうと、
その人に手を貸そうとはしないだろうし、相手の邪魔をしたりするかもしれません。
そしてその人が事故に遭ってでもしたら、密かに歓声を上げるでしょう。

 

 

ドッペルおにいさん
妬みの相手で選ばれるのは、主に自分と共通な部分がある人。

たとえば、「自分の同級生が人生成功してて腹が立つ」などだね。

 

 

 

そんな悪影響しかない妬みに振り回されないためには、他人との比較をやめる必要があります。

他人との比較をやめるのはとても難しいですが、なるべくそれを減らすことなら可能です。

 

 

どんなに小さなことでも構いません。

自分の得意なことや、好きなことを1つ見つけるしかない。

 

 

 

「いやいや、そういうのは簡単に見つからないだろ!」と思われるかもしれません。

 

 

 

ならせめて、

「目標にしている人間以外の誰かを妬むのは時間とエネルギーの無駄である」

ということだけは忘れないようにしてください。

 

 

 

ポイント

「イケメン・もしくは美女になって、モテモテになりたい。」

そんな考えならば、自分よりもイケメン・美女な人を妬むのはまだ理解ができます。

しかしそうでなければ、そんな馬鹿げた行動をするのはやめましょう。

 

 

 

ドッペルおにいさん
ちなみに、わたしの妬みの対象となるのは、

自分より面白い職場の人や友人、もしくは心理学に詳しい人達になるのかなぁ?

 

 

 

 

④相手に対する答えをすぐに見つけ出そうとする

相手を観察して、「あの人は○○だから、○○なんだ」。

そう発言したときは、早急にその考えを疑ってください。

 

 

そもそも、

「相手がどんな人か?」という問いに対する答えは、とても複雑です。

そのため、しっかり時間をかけて答えを見つけ出していく必要があるのです。

 

 

 

考えてもみてください。

 

あなたが誰かから質問されたとき、

即答したり、何も考えずに本心で答えてしまっていませんか?

 

 

Aさんのことをほとんど知らないのに、
「Aさんって○○だよね?」と聞かれたとき、無理に答えてしまう。

政治に何の興味もないのに、

「政治の○○についてどう思う?」と聞かれると、かっこつけて何とか答えようとする。

など。

 

 

 

複雑すぎる質問に対して即答していると、面倒ごとに巻き込まれやすくなります。

複雑だったり、興味もないような質問をされたときは、「分かりません」を心がけましょう。

 

 

何でもかんでも知ろうとしたり、

相手の質問に答えられるように、色々な意見をしっかり持とうするのはストレスです。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「だってあの人、○○じゃん!」などと言う人ほど信用できん。

だってその考えって、第一印象をもとに後づけされているものだからね。

たとえば初対面で、「あの人は性格が悪いに違いない」などと判断したら?

その裏づけとなる理由やエピソードに敏感に反応するよね?

 

 

 

 

⑤「身近にあるから、知っている」

「あなたの親友、職場の人、家族はどのような人ですか?」と聞かれたとしましょう。

あなたならどのように答えるでしょうか?

 

親友も職場の人も家族も、身近にいる人達です。

なので、「知っていることは多い」などと思いがちですよね。

 

 

・・・残念ながらそれは勘違いです。

 

 

 

「○○さんのことで何か知らない?」と聞かれても、

「他人のことなんて分からねぇよ!」なんですよね。

 

 

 

「他人とは複雑な存在で、分からない」

これが本音。

 

 

しかし、質問された以上は何か答えなきゃいけませんよね。

そこで辿り着く考え方が、周りの意見を参考にするなのです。

 

 

ドッペルおにいさん
周りの意見を参考に発言したら、そりゃあ誤解も生まれるわな。

 

 

 

周りの意見を参考にするのは確かに大事。

だけど、複雑で気軽に語れないような(特に人間関係)に関しては、もっと慎重に考えるべきではないでしょうか?

 

他人の意見をまるまる言葉にしただけなのに、「これは自分の意見だ」などとは思わないようにしましょう。

 

 

 

ポイント

例えば、

周りの意見が「あの人は仕事ができない」ならば、「仕事ができない」というワードを自分は使わない。

いざその人を観察すると、「なるほど、書類整理が苦手なんだな」などと色々と見えてくるかもしれない。

そしたら、それを改善するアイデアを相手に伝えてあげればいいだけですしね。

 

 

 

少しでも相手の話を支持してしまうと、もう後戻りができません。

 

「え?お前だってアイツのこと嫌いなんだろ?」などと言われたらどうしようもないですよ。

 

 

 

 

⑥相手の立場になって考えようとする

「相手の立場になって考えられれば、人間関係はうまくいく」

よく聞くフレーズではありますが、これを実行するのってめっちゃ難しくないですか?

 

 

冷静に考えてみてください。

 

状況関係なく、あなたが相手の立場になれるような天才なら問題はないですが・・・。

しかしあなたは、身の回りのほとんどの人に興味なんかありませんよね?

 

 

「相手の立場で考えなければ」と思うのって、相手との関係がうまくいかず、負の感情を抱いているときですよね。

そんな、対立している相手に興味を持ち、相手の立場を思いやるのって無理じゃないですか?

 

 

相手に対する怒りに支配されて、思いやりどころじゃないでしょう。

 

 

そんな状態で考えても答えはでません。

 

 

ですので、

実際に相手の立場を”体験”してみるが正解です。

 

 

 

考えてもダメな理由

子育てに苦戦するパートナーを見て、「自分ならもっとうまくやれる」

おいしくない料理を食べて、「自分でつくった方がまだマシ」

つまらないyoutubeをみて、「自分の方がいい編集ができる」

などと考えたことはありませんか?

そんなときは、実際に自分で同じことをやってみてください。

・・・できないよね?

できないということは、

そもそもあなたには相手の立場で考える能力が無く、どこか他人事かのように考えているだけです。

 

 

「相手の立場で考える」という考え方はいいんだけど、それだけじゃまだ足りない。

 

 

 

 

では、「相手の立場を体験する」とはどういうことか?

ほとんどそのままの意味です。

役割を交換してみてください。

パートナーがやっていることを全て引き受けて、

職場の人の仕事をやってみて、

あなたが店長なら、今度はお客さんとして。

 

相手のことが知りたかったら、体験してみたらいいんです。
効率よく相互理解が行えて、相手に抱いている負のイメージが抜けていくはずです。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「役割を交換するなんて面倒くせぇ!」

そんなせっかちな人は、本屋に行って小説を読んでみては?

主人公が体験していく物語を一緒に経験してみると、共感能力が鍛えられるでしょう。

それもやりたくないなら、相手から嫌われても文句言うなよ~

 

 

 

 

⑦相手に期待しすぎ

相手に期待する行為は、人間関係はもちろん、自身の幸福度に影響を与えてきます。

いつも何かに期待していたり、無駄に自信が高いような人は、幸福感は上がらずに低いまま。

 

 

いろいろな『期待』

(本を読めばちょっとは賢くなるはずだ)
(喉の渇きは、水を飲めば解消するはずだ)
(車を運転すれば、行きたいお店へ行けるはずだ)
などなど。

これらは生活における決まりごとのようなもので、完全に頭の中に刷り込まれてますよね。
こう言われても、「脳が期待しているぜ!」などと自覚できる人は変態です。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
異性に告白するために、相手を体育館の裏に呼び出したしましょう。

「断られても平気だし」とかっこつけても、いざ実際に断られたら落ち込むでしょ?

極端な例だけど、これは期待していたことになるね。

 

 

 

自分の期待が果たせなかったら、仮にそれが無意識だったとしても落ち込んでしまう。

その理由はとても単純です

それは期待しているんじゃなくて、決定事項だと思っているから。
こういう人は、すぐ不機嫌になったりします。

 

 

 

かなり重要!

落ち込んだり怒ったりする人は、期待の意味を理解していません。

よく間違えやすいのは、「期待」「願望」「必然」の意味。

期待
「これができたらいいな」と思うこと

願望
「これがやりたい!」と思うこと

必然
「絶対やらなくちゃ!」と思うこと。

 

 

「オレの期待を裏切った!」とイライラしてしまうことが多い人は、物事に対する必然事項が多すぎるんです。

期待の意味を理解できていない、あるいは期待という感情を甘く見ている

残念な考え方をしていることになります。

 

 

ドッペルおにいさん
本当に期待“だけ”していたなら、そもそも不機嫌になるのっておかしい話だよね?

 

 

 

 

 

⑧知ったかぶり

知識を大きく分けると、『本物の知識』『知ったかぶりの知識』の2つになります。

本物の知識は何も問題はないですが、知ったかぶりの知識を堂々と語ってくる人は厄介ですね。

少ない情報を短時間でまとめ上げ、バカみたいに語ってきます。

 

 

 

知ったかぶりは、普段から自分の向き不向きを意識できていないと起こります。

 

 

「自身の能力を伸ばすため、色々なことに挑戦していく」
一見この考え方は、何も問題がないように見えます。

しかしそれは、自身でしっかりと管理できたらの話。

何も考えずに闇雲に当たっていると、知ったかぶりをするようになります。

知ったかぶりの知識なのか?そうではないか?は、見極めるのは大変難しいです。

 

本当に知的な人は、知っていることと知らないことの判別がちゃんとできています。

 

 

知ったかぶりを見破れ

「○○さんってどうしようもないよね」みたいな人は、知ったかぶりしている疑いがあります。

一度その人に、「○○さんってどういう人なの?」と、質問を変えながら尋ねてみてください。

全ての質問に答えが返ってきたら、残念ですがその相手は頭が悪いようです。

ただ話術が上手いだけで、○○さんのことを何も知らない

魅力的な言葉だが、中身が無い。

型にはまったようなことしか言わない・・・。

それは、相手を理解していると言えるの?

 

 

 

自分の得意分野が分かっていない、何を分かっているかが分からない。
つまり知ったかぶりをするのは、「分からない」を日頃から口にしていない人なのかもしれない。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「分からない」が言える人間になりたいね。

「分からない」と言ってくれる友人が欲しいね。

 

 

 

 

⑨「状況」ではなく、「相手」に焦点がいきすぎ

誰かに会ったとき、

「この人が一体今どういう状況で、どういう影響を受けているのだろう!?」

そう、状況を考えられる人が、果たしてどれくらいいるでしょうか?

 

誰かと衝突が起きたときだってそうですよね。

「コイツ嫌い!」と、相手自身にばかり関心を向けているはずです。

 

会社の人とすれ違ったとき、あなたは何を考えるでしょうか?

「この人は確か○○だ」

「この人は自分とは合わない」

「今日も可愛いなぁ~、かっこいいなぁ~」

このような見方が多いと、人間関係で問題が発生してしまう。

 

 

相手の顔をずーっと眺めていても、相手のことは理解できません。

 

人ではなく、状況を見るクセを身につけたいものです。

 

 

 

 

⑩ハロー効果

ハロー効果というのは、1つの視点だけで全体像を勝手に推測しようとすることを言います。

 

 

これに振り回されている人が、あなたの身近に必ずいるはずです!

 

ドッペルおにいさん
わたしは整理整頓に興味がありません。

仕事に支障がないならOKと思うタイプです。

だけど上司からは、「片づけができないから仕事ができないんだよ」と言われていますww

ウケる。

 

 

 

要するに、ハロー効果って気付かないうちに発動しているものなんですよね。

飛びぬけて目立つような相手の特徴を見てしまうと、その情報のせいでまともな考え方をしなくなります。

これにより、人や物を手早く不正確に評価しているのです。

 

 

 

ポイント

  • 「イケメンや美女は知的で友人が多い」
  • 「都会に住む人は冷たい」
  • 「タバコを吸う人はすぐにイライラする」

 

 

 

 

 

そうなると、

たった1つの情報で相手を決めつけたりして、

先入観や偏見に振り回されていくだけです。

 

 

 

先入観・偏見を減らすには?

「結果」にばかり焦点を当てて誰かを認識・評価しないこと。

大切なのは、相手が置かれている『状況』です。

例えば、相手の行動が気に入らないときは、

「何故あの人はあんなことをしたのか?」と自分の頭で考えるようにしましょう。

 

 

 

相手の色々な一面を知ると、ひどく幻滅するかもしれません。

だけど、自分が今まで都合よく見てみぬフリをしていただけで、相手はいつも通りであることが多いんですよね。

 

 

 

ドッペルおにいさん
まともな理由を言わずに人の文句を言ってばかりな人って居るよね。

下手に関わると、考えることをしなくなったり、頭が悪くなったりします。

その結果、偏見が多くなって人間関係が悪くなることに繋がる。

 

 

 

 

 

まとめ

 

わたしが重要視するべきだと考えるのは2つです。

 

 

一つ目は、これから自分の身に降りかかってくる物事の区別。

自分の問題にしろ、相手の問題にしろ。

物事は、3つのうちのどれかに該当するはずです。

 

①「あなたならできるはずだ」「これならうまくいく!」と、期待しているのか、

②「別にやらなくてもいいけど、やってくれたらわたしは嬉しい」「やってみたい!」と望んでいるのか、

③「絶対やれよ?」「これができないと、イライラする」と、必ずやるべきことなのか

 

 

 

あなたが上司なら、部下に仕事を与えるときに。

あなたがパートナーに何らかのお願いをするときに・・・。

 

人間関係でストレスを抱えている人は、時間をかけてでも分類する必要があると思うのです。

 

 

 

2つ目は、どんな質問にも答えようとすること。

これが何故ダメなのかというと、「答えられた自分は知的なんだ」と勘違いしてしまうところ。

その答えはどこか変な所から拾ってきたものなのがほとんどなんですよね。

バカだと思われたくないあまり、自分の意見を持とうとしなくなるのは辛いお話です。

 

 

 

「あれ?答えられねぇな」

と、知らないことに気付ければ気付くほど、「もっと理解しよう」と思うもの。

 

 

質問されたら、つい答えを出して相手に伝えようとします。

そんな無意識でバカな行動を防ぐには、以下の4つの点に注意してください。

 

重要なのは、自分の頭で考えること!

①興味のないことには答えない
②答えられない質問には、「分かりません」
③複雑な質問は一旦保留にする
④「常に何か意見を言わなくてはいけない」を捨てる

 

 

 

 

わたしで例えてみましょう。

わたしは心理学とお笑いに興味がある人間です。

だからといって、心理学の専門用語はほぼ分かりません。

また他人から、「天然だよね」などとよく言われます。

しかし、心理学とお笑い好きなわたしにとっては、全く動揺するような指摘ではないのです。

 

 

 

ものすごく早い話・・・

 

「オレってバカなんだから、分からないことは分からないって言うべきだよね」

 

うん。これに尽きる。