自信がなくなったときは、『自信』についてもう少し勉強してみよう

 

失われ続ける『自信』

自信がない状態ってどのようなものか考えてみましょう。

おそらく、「失敗を恐れている状態」が圧倒的に多いのではないでしょうか?

 

自信がない=失敗を恐れる

そんな方程式が成り立っている理由は、

 

①不安が強いので失敗を大きく捉えすぎている

何かにチャレンジしようとしても、思い切れずに進められない。

 

②失敗して周りからバカにされることを恐れている。

かといって自信がある風に演じても、周りの目が気になるなら結局一緒。

 

この2つのどちらか、もしくは両方じゃないですかね?

 

 

 

 

『自信』は2つに分けられる

そもそもの話、自信とはなんなのか考えていきましょうか。

 

 

「自信って何?」って聞かれると、

物事に対しての、「出来る/出来ない」という意味みたいに思われるでしょう。

 

 

 

ところが『自信』って、大きく2つに分けることができるんですよね。

 

 

2つの自信

①人生に対する自信

信念ではなく、身体機能を高めて自信をつける行為のこと。

ダイエットをしたり、筋トレをしたり、美容に力を入れたりして自信をつけるなど。

②必要とされたり、愛される自信

愛される実感、頼られている実感を得るために、他人に尽くそうとする。

これはあくまでも、自信をつけるために行われる。

 

 

「人生に対する自信」は、各々が必要だと感じたら勝手に行えばいいものです。

しかし、

必要とされたり、愛されようとする行為は、追い求めても自信なんかつきません。

 

 

 

必要とされたり、愛されても負担は増える

「上司から褒められたい・・・」

「自分の居場所を作らなきゃ・・・」

 

「とにかく誰かから必要とされたい!」

 

そう思いながら、

重い足取りで会社や学校へと向かっているのではないでしょうか?

 

 

残念ながら、

誰かの期待に応えたり、誰かから認められることで自信をつける行為は、空回りして終わってしまいます。

 

 

 

周囲から認められる行動?

・常に笑顔でいる

・2つ返事で依頼を引き受ける

・積極的に残業する

 

 

自分に自信がなくなると、周りが自分のことをどう思っているのか知りたくて仕方ないですよね?

自信のない自分を感じるのは誰だって嫌。

とにかく苦痛です。

 

 

周りの期待に無理に応えても、自信なんてつかないことなんて知ってるし、

疲労が溜まってイライラしてしまうこともわかってる。

 

 

でも、

自信がない状態(苦痛)を紛らわすためには、周りから必要とされるような行動をするしかないんです。

だって、

周りから必要とされるような行動をした方が目に見えて楽だから。

 

 

自分の生き方に自信がないときほど、こんな負担の増える行動ばかりしてしまいます。

 

 

一番やばいのは、

 

「人から愛されていると感じれず、

しかも自分の生き方がこれで良いのかも分からない」

みたいな状態。

 

 

 

どうやって自信をつけていくつもりなの?

 

 

 

ドッペルおにいさん
とはいえ、

人生に対する自信や愛される自信は、多くの人が失い続けているに違いない。

自信がないときって、自分はどういう行動をしてたっけな・・・。

 

 

 

 

 

価値観をアップデートしていくために

自信がなくなる=自分に『ダメ』出しをしている状態です。

じゃあいったい何が『ダメ』なのかというと、「私はこうあるべきだ」という価値観です。

 

「自信がない、自信がない」と言っている人は、価値観に苦しんでいます。
ですので、この価値観をいい加減新しくしましょう

 

 

 

ドッペルおにいさん
価値観って簡単に変えられるものなのか?

 

 

価値観をアップデートするには、あなたが本来大切にするべきだったものを取り戻す必要があります。

 

大切にするべきことって一体なんでしょうか?

ほら、思い出してみましょう。

 

 

 

原始人が思い出させる大切なこと

価値観をアップデートしていくために、

まずは原始時代を思い出してみることにしましょう。

 

むかしむかし、

人類は飢えや寒さはもちろん、大型の肉食獣や部族間との争いに怯えながら生活してきています。

その記憶というものが、現代でもなお無意識に人間に組み込まれているんです。

 

これを知っておくだけでも、価値観に変化を与えやすくなりますよね。

 

 

ここだけ知っておく

どいつもこいつも、スーツを着た原始人。

物事に対する反応の多くは、昔の原始人そのものである

 

 

 

例えばダイエット。
原始人時代は、集団で生きたり、狩りをすることが日常ですよね。

にも関わらず、「今日からオレは何も食べません!」とか言ってたらすぐ死にます。

だから原始人時代のままの心が、「もっと食べろ」と指令を出すのです。

 

 

ドッペルおにいさん
命に関わる問題であれば、我慢してはいけないということね。

それは今も昔も、ずっと変わっていないはず。

 

 

 

 

エネルギーとは命そのもの

原始人はエネルギーをとても、とてーも大切にします。

エネルギーが無くなるのは、集団生活を重んじる原始人にとっては死ぬことを意味するからです。

 

 

 

では、現代を見てみよう。

 

 

「これくらいで会社を辞めるなんて!」

「みんな頑張っているだろうが!」

「お前は定時で帰るのか!」

などと、精神・根性論で無理矢理エネルギーを使わせようとしているではありませんか!

 

 

 

未だ原始人の心は、「エネルギーが無いからもう動くな、頑張るな」と必死に語りかける。

だけど、スーツを着た原始人はそれを許してはくれません。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
ふざけんじゃねえ!

オレは原始人なんだぞ!(?)

 

 

 

疲れたら頑張れないのは至極当たり前のことですよね。

ボロボロになった身体で、「俺は頑張れないんだ」と自信を無くすなんてふざけてる。

 

 

いくら疲れていようが、それでも頑張らなきゃいけない。

その気持ちは、わたしもあなたも同じのはず。

 

だけど、忘れないでください。

 

 

あなたの心はこう言っています。

「お願いだから休ませて」

 

 

 

ポイント

疲れたら休みましょう。

ロボットじゃないんだから

 

 

 

 

自分の身体は自分で守る!

自分ほど、自分を大切にしてくれる人間は存在しないから。

 

 

 

疲れは気付きづらい

「確かに疲れ気味かもしれないけど、そんなに大変な仕事をしているわけではない」
「みんなも自分と同じことをしている」

 

つまり、

「自分が頑張れないのは自分がおかしい」

だから、余計に頑張ってしまう。

 

 

ドッペルおにいさん
この考えって結構危ないよね?

 

 

 

忘れがちなこと

「転職したら人間関係が新しくなるのは当たり前」「引越しはみんながやっているから当たり前」

しかし、

「当たり前なことや常日頃からやっているから」といって、疲れないわけではないんだよね。

 

 

当たり前にやっているときほど、疲れを放置して休むことを怠りがち。

疲労が溜まって自信がないと、

原始人のきみは自分を守る行動が増えてしまい、ネガティブな情報に敏感になったり誤解が多くなるから。

 

 

 

 

当てはまったら要注意!

  • 疲労状態でLINEをし、いつもより相手の返事が遅いと「何か嫌われるようなことしたかな?」
  • 職場の人の陰口をたまたま聞いて、ネガティブな内容だった場合は「あれはきっと自分のことだ」
  • 普段は気にしないことが、なぜか今日は気になってしまう

 

 

原始人は、疲れると危険なことから逆に目が離せなくなります。

「弱っているからこそ、ネガティブなことは素早く察知しなければならない」

こんなこと意識できないと思うけれど、きみはそう思っている。

 

 

要するに、

 

自信がないときは、自分を脅かす情報を見つけてしまい、

自分で自分を落ち込ませることになる。

 

これを覚えておくといいね。

 

 

 

 

現代の原始人は落ち込みやすい

現代を生きる原始人のきみにとって、

「変われない」

「成長できない」

この悩みはずっとつきまとうだろう。

 

特に、「他の人はやれているのに、自分は頑張れない」という状況のときは、自分に対してダメ出しをするはず。

でも、ダメ出ししても何の解決にもなりません。

 

何度も言いますが、きみの心は未だに原始人だから。

原始人はとても慎重ですよ。

 

 

慎重だからこその行動たち

  • 疲れたらサボるのは、エネルギーを使い果たさないように行動を抑制しているため
  • 一回言われたくらいで行動を変えられないのは、「自分のやり方を変えるのはリスクがある」と考えてしまうから
  • お酒やタバコがやめられないのは、お酒やタバコはエネルギーを消費しないから。なのに、「禁酒・禁煙するエネルギーをどうして使う必要があるの?」という考えだから
  • ダイエットが続かないのは、「栄養をとれ」という指令があるから

 

 

きみの周りに、「一回言われたことは理解しろ」などとほざく人は居ないでしょうか?

そんな人とは、すぐに距離をとるようにしてください。

 

 

何故なら、人間それぞれ様々な課題とやり方があるから。

たった一回の情報で環境や考え方を変えるのってリスクだとは思わないかい?

 

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
いま現在、何の問題もなく普通に過ごせているのなら、変化することを他人に強要される筋合いはない。

このことを、原始人であるきみは知っているから・・・。

変わろうとしないだけだし、する必要もない。

 

 

 

 

協調性を意識しすぎると疲れる

他人の目を気にしながら生きてしまうことってよくありますよね。

結果が出なくて自信を失くしてしまったときほど、この傾向は強くなっていくのではないでしょうか?

 

他人の目を気にしながら過ごす時間は地獄です。

当然自信もないので、周りからの期待に応えることはできない。

しかし、他人からの目が気になった状態はなんとかしないといけない

 

するとどうなると思いますか?

 

そう。

自信のない人は、がむしゃらに頑張るという選択肢しか残っていないんです。

 

周りのために身を削りながら頑張っている人は、まず褒められます。

信頼関係はこんな感じで築かれていくことがほとんどですよね。

 

 

でも・・・

信頼される関係はバリバリ築けていけても、

あなたの身体はボロボロだよね。

 

 

 

周りから察してもらおうとする協調性も疲労の原因

たまに、

「自己主張ができない人はダメだ」などと言う人が居ます。

そういう人に限って、「お前の意見が場の空気を乱しているんだ!」などとほざきます。

 

 

とても悲しいのですが、結局のところ、

自分の意見を主張することは、和を乱す『はしたない』行為と認識されてしまうのでしょう。

 

 

自己主張をすると周りから嫌な目で見られる。

ならば、頑張って頑張って頑張って・・・

「あの人はとても頑張っているのに報われていない」と思われるのを待つしかありません。

 

 

頑張ったか頑張っていないかを判断するのは他人。

台風がきていようが、風邪で死にそうになっていようが・・・
それでも仕事に行って、「果たして自分は頑張れているのか?」の確認をしないといけない。

 

 

 

日本の美しい休み方(笑)

「こんな台風の日にいつも通り出社するヤツがあるか!」

「気分が優れないのなら、今日は帰ってもいい」

仮にそう言われたとしても、とりあえず一回は「全然平気ですよ」と答えるのが暗黙のルール。

そして本当に危険な状態になって、「よく頑張った。今日は休んでいい」という指示が出て初めて、美しい評価が下されるのです。

うん。死ねばいいよね。こんなルール。

 

 

とはいっても、上司からの「よく頑張ったね」という言葉は最強。

だって、

笑顔になったり、その日ぐっすり眠れたりしてしまうのだから・・・。

マジで怖いわ。

 

 

 

まとめ

「自分の生き方に自信がない」と言う人って多いですよね。

でもぶっちゃけ生き方に自信が無くても、

友達とワイワイしたりゲームして楽しく過ごせるのならばそれでいいよね。

 

だけど、自信をつけるために誰かに愛されようとすると、

自信がつくどころか、身体に負担がかかって誤解が増えたりストレスが溜まります。

 

自信がない状態が苦痛なのは分かります

でも多くの場合、

きみが本当に必要なのは、自信じゃなくて『睡眠』

 

 

「寝たところで自信はつかないだろ!」などと反論するかもしれないけど・・・

無理に笑顔になったり、

仕事を無理に頑張ったり、

他人の目を気にしたり。

これらをやるより1000倍はマシなんだよ。

 

 

言い忘れていたけど、

自信がない人や疲れているときにSNSとか使うと、ますます自信が低下するので注意しましょう。

匿名で書き込みができたりするから、普段表に出さないような感情をぶつける人が多数。

嫌な思いをするためにSNS使わず、さっさと寝ましょうね。

 

 

 

ドッペルおにいさん
些細なことでくよくよしても自分を責める必要はないさ。

「今日は疲れが溜まっているから寝よう」と思うだけで百点満点や!

 

 




相手の粗探しをせず、より良い人間関係を築きたい人へ贈る、10個のアドバイス

 

相手に対する印象を歪ませる10個のパターン

 

本記事からは、『相手に対する印象』について学んでいきましょう。

 

 

 

特に第一印象が重要

前の記事では、「なぜ第一印象が重要なのか?」について書いております。

まずはそこからお読みいただくと、よりしっかり理解が深まるはずです。

第一印象はどうして重要なのか?

 

 

前記事では、しつこく第一印象の重要性について語りました。

本記事では、第一印象というよりも、相手の印象について焦点をあてていきます。

 

 

 

相手に対する印象が歪めば、人間関係では様々な問題が発生します。

 

 

 

①「他の人も自分と同じ考えを持ってくれている」

自分自身の考えを過大評価しすぎている人ほど、こういう考え方になりやすいです。

自分の力だけで考え出したアイデアが誰かに受けいれられると、「やったぜ!」と興奮しますよね。

すると、「他の人も関心を持つに違いないぜ」などと思い込んでしまいがち。

 

そんな意見を相手が受けいれなかったらどうなるでしょう?

「コイツは変なヤツだ」などと決め付けるんですよね。

それ以降はその人のことを、「合わない」などと思ったりします。

 

 

「あの人って変だよね」と決め付けて否定的になるのは構いません。

 

しかし必要なときに、

「もしかしたら自分の考えが間違っているのでは?」と、自分に対して否定的になることはできるのでしょうか?

 

 

 

ドッペルおにいさん
お笑い好きなわたしは、よく(自称)面白いボケを考え付きます。

とはいえ、笑わない人は笑わないよね。

・・・こう考えるクセってすごく大事。

 

 

 

 

②無意識に感情で相手を決めつける

少し考えてみてください。

とある誰かを目視にて認知したあなたは、その相手と世間話をしました。

 

さて、

相手のプラスの面とマイナスの面を見つけてください。

 

 

・・・は?ですよね。

 

 

 

わたしもみなさんも、1日に色々な人と会ったり会話をするでしょう。

そのたびに、相手のプラスの面とマイナスの面を導きながら相手と接しますか?

 

とんでもない。

脳みそがパンクしちゃいますよね。

 

 

注意!

会う人会う人に対し、”本来の姿”を見ようとするのは骨が折れる。

そうならないために手っ取り早いのが、

自分が相手に抱いた感情を判断材料として、相手を決めつけること。

 

 

「とっさに湧き起こった感情で、好き嫌いを決めている」だなんてとんでもないですよね。

 

要するに、

相手の第一印象が好意的だった場合は、

「リスクは少ない」「いい人だ」などと勝手に確信してしまうワケです。

 

 

そもそも感情って不思議なもので、

例えば、笑顔がステキな人を見ると、「この人は信用できる」などと感じますよね。

そんな、ほんの些細な出来事で左右されてしまうのです。

 

 

ドッペルおにいさん
まとめると、

第一印象で相手を判断するのは、その時の自身の感情と協議してからということね。

となると、その時に自分の機嫌が悪かったりしたら最悪だよね。

いずれにせよ、反射的に行われた判断は、あとでじっくり疑ってかかるべきだと分かります。

 

 

 

 

③妬んでいる

感情において、最も愚かな感情は妬みだとされています。

 

何故なら、

妬みによるメリットは存在しないし、むしろ苦痛を覚えるきっかけになるからです。

 

 

そういわれると、「そんなの当たり前やん!」と思いますよね。

 

にもかかわらず、

『妬む』という道を選ぼうとしてしまう人がいるのは一体なぜなのでしょう?

 

 

 

 

妬みとやきもちは別物

ちなみに、

妬みは2人の人間が居ないと成立しない。

一方でやきもちは、3人の人間がいないと成立しない。

 

 

 

 

一度妬みを感じてしまうと、
その人に手を貸そうとはしないだろうし、相手の邪魔をしたりするかもしれません。
そしてその人が事故に遭ってでもしたら、密かに歓声を上げるでしょう。

 

 

ドッペルおにいさん
妬みの相手で選ばれるのは、主に自分と共通な部分がある人。

たとえば、「自分の同級生が人生成功してて腹が立つ」などだね。

 

 

 

そんな悪影響しかない妬みに振り回されないためには、他人との比較をやめる必要があります。

他人との比較をやめるのはとても難しいですが、なるべくそれを減らすことなら可能です。

 

 

どんなに小さなことでも構いません。

自分の得意なことや、好きなことを1つ見つけるしかない。

 

 

 

「いやいや、そういうのは簡単に見つからないだろ!」と思われるかもしれません。

 

 

 

ならせめて、

「目標にしている人間以外の誰かを妬むのは時間とエネルギーの無駄である」

ということだけは忘れないようにしてください。

 

 

 

ポイント

「イケメン・もしくは美女になって、モテモテになりたい。」

そんな考えならば、自分よりもイケメン・美女な人を妬むのはまだ理解ができます。

しかしそうでなければ、そんな馬鹿げた行動をするのはやめましょう。

 

 

 

ドッペルおにいさん
ちなみに、わたしの妬みの対象となるのは、

自分より面白い職場の人や友人、もしくは心理学に詳しい人達になるのかなぁ?

 

 

 

 

④相手に対する答えをすぐに見つけ出そうとする

相手を観察して、「あの人は○○だから、○○なんだ」。

そう発言したときは、早急にその考えを疑ってください。

 

 

そもそも、

「相手がどんな人か?」という問いに対する答えは、とても複雑です。

そのため、しっかり時間をかけて答えを見つけ出していく必要があるのです。

 

 

 

考えてもみてください。

 

あなたが誰かから質問されたとき、

即答したり、何も考えずに本心で答えてしまっていませんか?

 

 

Aさんのことをほとんど知らないのに、
「Aさんって○○だよね?」と聞かれたとき、無理に答えてしまう。

政治に何の興味もないのに、

「政治の○○についてどう思う?」と聞かれると、かっこつけて何とか答えようとする。

など。

 

 

 

複雑すぎる質問に対して即答していると、面倒ごとに巻き込まれやすくなります。

複雑だったり、興味もないような質問をされたときは、「分かりません」を心がけましょう。

 

 

何でもかんでも知ろうとしたり、

相手の質問に答えられるように、色々な意見をしっかり持とうするのはストレスです。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「だってあの人、○○じゃん!」などと言う人ほど信用できん。

だってその考えって、第一印象をもとに後づけされているものだからね。

たとえば初対面で、「あの人は性格が悪いに違いない」などと判断したら?

その裏づけとなる理由やエピソードに敏感に反応するよね?

 

 

 

 

⑤「身近にあるから、知っている」

「あなたの親友、職場の人、家族はどのような人ですか?」と聞かれたとしましょう。

あなたならどのように答えるでしょうか?

 

親友も職場の人も家族も、身近にいる人達です。

なので、「知っていることは多い」などと思いがちですよね。

 

 

・・・残念ながらそれは勘違いです。

 

 

 

「○○さんのことで何か知らない?」と聞かれても、

「他人のことなんて分からねぇよ!」なんですよね。

 

 

 

「他人とは複雑な存在で、分からない」

これが本音。

 

 

しかし、質問された以上は何か答えなきゃいけませんよね。

そこで辿り着く考え方が、周りの意見を参考にするなのです。

 

 

ドッペルおにいさん
周りの意見を参考に発言したら、そりゃあ誤解も生まれるわな。

 

 

 

周りの意見を参考にするのは確かに大事。

だけど、複雑で気軽に語れないような(特に人間関係)に関しては、もっと慎重に考えるべきではないでしょうか?

 

他人の意見をまるまる言葉にしただけなのに、「これは自分の意見だ」などとは思わないようにしましょう。

 

 

 

ポイント

例えば、

周りの意見が「あの人は仕事ができない」ならば、「仕事ができない」というワードを自分は使わない。

いざその人を観察すると、「なるほど、書類整理が苦手なんだな」などと色々と見えてくるかもしれない。

そしたら、それを改善するアイデアを相手に伝えてあげればいいだけですしね。

 

 

 

少しでも相手の話を支持してしまうと、もう後戻りができません。

 

「え?お前だってアイツのこと嫌いなんだろ?」などと言われたらどうしようもないですよ。

 

 

 

 

⑥相手の立場になって考えようとする

「相手の立場になって考えられれば、人間関係はうまくいく」

よく聞くフレーズではありますが、これを実行するのってめっちゃ難しくないですか?

 

 

冷静に考えてみてください。

 

状況関係なく、あなたが相手の立場になれるような天才なら問題はないですが・・・。

しかしあなたは、身の回りのほとんどの人に興味なんかありませんよね?

 

 

「相手の立場で考えなければ」と思うのって、相手との関係がうまくいかず、負の感情を抱いているときですよね。

そんな、対立している相手に興味を持ち、相手の立場を思いやるのって無理じゃないですか?

 

 

相手に対する怒りに支配されて、思いやりどころじゃないでしょう。

 

 

そんな状態で考えても答えはでません。

 

 

ですので、

実際に相手の立場を”体験”してみるが正解です。

 

 

 

考えてもダメな理由

子育てに苦戦するパートナーを見て、「自分ならもっとうまくやれる」

おいしくない料理を食べて、「自分でつくった方がまだマシ」

つまらないyoutubeをみて、「自分の方がいい編集ができる」

などと考えたことはありませんか?

そんなときは、実際に自分で同じことをやってみてください。

・・・できないよね?

できないということは、

そもそもあなたには相手の立場で考える能力が無く、どこか他人事かのように考えているだけです。

 

 

「相手の立場で考える」という考え方はいいんだけど、それだけじゃまだ足りない。

 

 

 

 

では、「相手の立場を体験する」とはどういうことか?

ほとんどそのままの意味です。

役割を交換してみてください。

パートナーがやっていることを全て引き受けて、

職場の人の仕事をやってみて、

あなたが店長なら、今度はお客さんとして。

 

相手のことが知りたかったら、体験してみたらいいんです。
効率よく相互理解が行えて、相手に抱いている負のイメージが抜けていくはずです。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「役割を交換するなんて面倒くせぇ!」

そんなせっかちな人は、本屋に行って小説を読んでみては?

主人公が体験していく物語を一緒に経験してみると、共感能力が鍛えられるでしょう。

それもやりたくないなら、相手から嫌われても文句言うなよ~

 

 

 

 

⑦相手に期待しすぎ

相手に期待する行為は、人間関係はもちろん、自身の幸福度に影響を与えてきます。

いつも何かに期待していたり、無駄に自信が高いような人は、幸福感は上がらずに低いまま。

 

 

いろいろな『期待』

(本を読めばちょっとは賢くなるはずだ)
(喉の渇きは、水を飲めば解消するはずだ)
(車を運転すれば、行きたいお店へ行けるはずだ)
などなど。

これらは生活における決まりごとのようなもので、完全に頭の中に刷り込まれてますよね。
こう言われても、「脳が期待しているぜ!」などと自覚できる人は変態です。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
異性に告白するために、相手を体育館の裏に呼び出したしましょう。

「断られても平気だし」とかっこつけても、いざ実際に断られたら落ち込むでしょ?

極端な例だけど、これは期待していたことになるね。

 

 

 

自分の期待が果たせなかったら、仮にそれが無意識だったとしても落ち込んでしまう。

その理由はとても単純です

それは期待しているんじゃなくて、決定事項だと思っているから。
こういう人は、すぐ不機嫌になったりします。

 

 

 

かなり重要!

落ち込んだり怒ったりする人は、期待の意味を理解していません。

よく間違えやすいのは、「期待」「願望」「必然」の意味。

期待
「これができたらいいな」と思うこと

願望
「これがやりたい!」と思うこと

必然
「絶対やらなくちゃ!」と思うこと。

 

 

「オレの期待を裏切った!」とイライラしてしまうことが多い人は、物事に対する必然事項が多すぎるんです。

期待の意味を理解できていない、あるいは期待という感情を甘く見ている

残念な考え方をしていることになります。

 

 

ドッペルおにいさん
本当に期待“だけ”していたなら、そもそも不機嫌になるのっておかしい話だよね?

 

 

 

 

 

⑧知ったかぶり

知識を大きく分けると、『本物の知識』『知ったかぶりの知識』の2つになります。

本物の知識は何も問題はないですが、知ったかぶりの知識を堂々と語ってくる人は厄介ですね。

少ない情報を短時間でまとめ上げ、バカみたいに語ってきます。

 

 

 

知ったかぶりは、普段から自分の向き不向きを意識できていないと起こります。

 

 

「自身の能力を伸ばすため、色々なことに挑戦していく」
一見この考え方は、何も問題がないように見えます。

しかしそれは、自身でしっかりと管理できたらの話。

何も考えずに闇雲に当たっていると、知ったかぶりをするようになります。

知ったかぶりの知識なのか?そうではないか?は、見極めるのは大変難しいです。

 

本当に知的な人は、知っていることと知らないことの判別がちゃんとできています。

 

 

知ったかぶりを見破れ

「○○さんってどうしようもないよね」みたいな人は、知ったかぶりしている疑いがあります。

一度その人に、「○○さんってどういう人なの?」と、質問を変えながら尋ねてみてください。

全ての質問に答えが返ってきたら、残念ですがその相手は頭が悪いようです。

ただ話術が上手いだけで、○○さんのことを何も知らない

魅力的な言葉だが、中身が無い。

型にはまったようなことしか言わない・・・。

それは、相手を理解していると言えるの?

 

 

 

自分の得意分野が分かっていない、何を分かっているかが分からない。
つまり知ったかぶりをするのは、「分からない」を日頃から口にしていない人なのかもしれない。

 

 

 

ドッペルおにいさん
「分からない」が言える人間になりたいね。

「分からない」と言ってくれる友人が欲しいね。

 

 

 

 

⑨「状況」ではなく、「相手」に焦点がいきすぎ

誰かに会ったとき、

「この人が一体今どういう状況で、どういう影響を受けているのだろう!?」

そう、状況を考えられる人が、果たしてどれくらいいるでしょうか?

 

誰かと衝突が起きたときだってそうですよね。

「コイツ嫌い!」と、相手自身にばかり関心を向けているはずです。

 

会社の人とすれ違ったとき、あなたは何を考えるでしょうか?

「この人は確か○○だ」

「この人は自分とは合わない」

「今日も可愛いなぁ~、かっこいいなぁ~」

このような見方が多いと、人間関係で問題が発生してしまう。

 

 

相手の顔をずーっと眺めていても、相手のことは理解できません。

 

人ではなく、状況を見るクセを身につけたいものです。

 

 

 

 

⑩ハロー効果

ハロー効果というのは、1つの視点だけで全体像を勝手に推測しようとすることを言います。

 

 

これに振り回されている人が、あなたの身近に必ずいるはずです!

 

ドッペルおにいさん
わたしは整理整頓に興味がありません。

仕事に支障がないならOKと思うタイプです。

だけど上司からは、「片づけができないから仕事ができないんだよ」と言われていますww

ウケる。

 

 

 

要するに、ハロー効果って気付かないうちに発動しているものなんですよね。

飛びぬけて目立つような相手の特徴を見てしまうと、その情報のせいでまともな考え方をしなくなります。

これにより、人や物を手早く不正確に評価しているのです。

 

 

 

ポイント

  • 「イケメンや美女は知的で友人が多い」
  • 「都会に住む人は冷たい」
  • 「タバコを吸う人はすぐにイライラする」

 

 

 

 

 

そうなると、

たった1つの情報で相手を決めつけたりして、

先入観や偏見に振り回されていくだけです。

 

 

 

先入観・偏見を減らすには?

「結果」にばかり焦点を当てて誰かを認識・評価しないこと。

大切なのは、相手が置かれている『状況』です。

例えば、相手の行動が気に入らないときは、

「何故あの人はあんなことをしたのか?」と自分の頭で考えるようにしましょう。

 

 

 

相手の色々な一面を知ると、ひどく幻滅するかもしれません。

だけど、自分が今まで都合よく見てみぬフリをしていただけで、相手はいつも通りであることが多いんですよね。

 

 

 

ドッペルおにいさん
まともな理由を言わずに人の文句を言ってばかりな人って居るよね。

下手に関わると、考えることをしなくなったり、頭が悪くなったりします。

その結果、偏見が多くなって人間関係が悪くなることに繋がる。

 

 

 

 

 

まとめ

 

わたしが重要視するべきだと考えるのは2つです。

 

 

一つ目は、これから自分の身に降りかかってくる物事の区別。

自分の問題にしろ、相手の問題にしろ。

物事は、3つのうちのどれかに該当するはずです。

 

①「あなたならできるはずだ」「これならうまくいく!」と、期待しているのか、

②「別にやらなくてもいいけど、やってくれたらわたしは嬉しい」「やってみたい!」と望んでいるのか、

③「絶対やれよ?」「これができないと、イライラする」と、必ずやるべきことなのか

 

 

 

あなたが上司なら、部下に仕事を与えるときに。

あなたがパートナーに何らかのお願いをするときに・・・。

 

人間関係でストレスを抱えている人は、時間をかけてでも分類する必要があると思うのです。

 

 

 

2つ目は、どんな質問にも答えようとすること。

これが何故ダメなのかというと、「答えられた自分は知的なんだ」と勘違いしてしまうところ。

その答えはどこか変な所から拾ってきたものなのがほとんどなんですよね。

バカだと思われたくないあまり、自分の意見を持とうとしなくなるのは辛いお話です。

 

 

 

「あれ?答えられねぇな」

と、知らないことに気付ければ気付くほど、「もっと理解しよう」と思うもの。

 

 

質問されたら、つい答えを出して相手に伝えようとします。

そんな無意識でバカな行動を防ぐには、以下の4つの点に注意してください。

 

重要なのは、自分の頭で考えること!

①興味のないことには答えない
②答えられない質問には、「分かりません」
③複雑な質問は一旦保留にする
④「常に何か意見を言わなくてはいけない」を捨てる

 

 

 

 

わたしで例えてみましょう。

わたしは心理学とお笑いに興味がある人間です。

だからといって、心理学の専門用語はほぼ分かりません。

また他人から、「天然だよね」などとよく言われます。

しかし、心理学とお笑い好きなわたしにとっては、全く動揺するような指摘ではないのです。

 

 

 

ものすごく早い話・・・

 

「オレってバカなんだから、分からないことは分からないって言うべきだよね」

 

うん。これに尽きる。




第一印象は、面接のときだけ気をつければいいものではない

 

「第一印象で、人の○○が決まる!」などというワードを1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

とくに就職活動のセミナーや、本などでよく見かけるかと思います。

 

そんな第一印象ですが、

「就職活動における面接では重要なんだな」という認識で終わると痛い目を見ます!

 

 

「痛い目を見る」などと言われても、日頃他人から、「第一印象を良くしなさい」などと言われるわけでもありません。

 

なので、

「面接のときだけ気をつければいいじゃん!」

などと多くの人は思うことでしょう。

 

 

そう感じたのであれば、是非とも下を読み進めて頂けたらと思います・・・。

 

 

 

 

 

 

ただ最初に耳にしただけで、物事に大きな影響を及ぼす

突然ですが、二人の男性をご紹介します。

あまり深く考えず、

AさんとBさんのどちらに好感がもてるか、直感で答えてみてください。

 

 

 

Aさん

知的で勤勉で頼りがいがあり、

批判的で頑固で嫉妬深い

 

 

Bさん

嫉妬深いし批判的で頑固で、
勤勉で頼りがいがあって知的である

 

 

 

いかがでしょうか?

見ての通り、二人の性格描写は全く同じです。

 

しかし、

多くの人はこの質問を口頭で言われると、Aさんに好感を覚えるはず。

 

 

これは要するに、

「性格が異なる人間が二人居る」と感じてしまったことになります。

この現象のことを、『初頭効果』と言います。

 

 

 

初頭効果とは?

最初に言われた内容に重きを置いてしまうのが人間。

後から言われた言葉がどのような内容であってもあまり関係がありません。

初めのほうの性格の特徴が、その後に続く特徴を薄めてしまうのです。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
ウワサからの情報で、その人のことを勝手に決め付けてしまう。

初頭効果がまさにこれ。これが本当に厄介。

だから、「第一印象は重要」などと言われる。

 

 

 

 

第一印象は、私達の行動におけるミスを引き起こします。

そのミスを簡単に言えば、
第一印象で好感を持った人に対して、その後の評価が甘々になったりするなどです。

 

 

 

 

ある決断を早急にしなくてはならないとき、「最初に耳にした意見」を基準に考えがまとまりがち。
最初の意見が物事を左右することは、日常生活ではよくあります。

 

 

 

 

因みに・・・

物事に影響を及ぼすのは初頭効果だけではありません。
後から入ってきた情報の方が記憶に残りやすいという現象も存在します。

このことを『親近効果』と言います。
新しいものが入ってくると、古いものは外に追い出されるイメージです。

 

 

初頭効果と親近効果に注意する

一番影響を及ぼしてくるのは『初頭効果』です。

とくに、すぐに何かの対応や判断が必要なときは、初頭効果の影響が強まります。

 

注意

例えば、

「あの人のことどう思う?」と聞かれたときに即答すると、第一印象で判断した内容を伝えてしまう。

 

 

ドッペルおにいさん
ちなみに、ある程度時間が経った情報は、親近効果が強まります。

だいぶ前に聞いた話の内容を思い出してみてください。

記憶に残っているのは結論なことがほとんどですよね?

 

 

 

途中の内容をしっかり考慮しようとしないと、初頭効果の影響を受ける。

これはつまり、第一印象が歪むという意味です。

 

できることなら、相手がどのような人であるかを見極めて判断していきたいですよね。

でもこれって、すごく難しいことなんですよ。

 

それは何故かって?

周りの人間ひとりひとりに対し、

あなたはじっくり時間をかけて判断していこうなどと思いますか?

 

そんなヒマはないはずです。

第一印象で相手を決めつけて、その人のことはおしまい。

それで良いじゃん?

 

 

覚えておこう

「最初」の印象
「途中」の印象
「最後」の印象
これら全てを考慮させなければ、「本物」は分からない。

 

 

 

第一印象がなぜ重要なのか?

だいたいの内容はお分かり頂けたでしょうか?

 

自分達に影響を及ぼしてくる第一印象は、様々な理由で歪んでしまいます。

一体どのように歪んでいくのか、次の記事ではその原因について紹介しています。

 

「周りから理解されたい!」と思っているのであれば、是非読んでください!

 

 

 




悩んでいるときに必要なのは、「いかに悩みから素早く遠ざけれるか?」

 

前記事では、

罪悪感によってどのような悩みを抱えるようになるのか?

主にどのような人が罪悪感の餌食になるのか?

について書かせて頂きました。

こちらもお読み頂くと、より罪悪感について知ることができます。

 

 

 

上手く罪悪感と付き合っていくための6つのポイント

 

さて本記事からは、罪悪感と上手く付き合っていくためのポイントについて学んでいきましょう。

 

 

まず罪悪感は、相手のことを想っているからこそ生まれます。
しかしその罪悪感を放置しておくと、相手を想う気持ちが薄れていきます。

 

そうなると、

「以前は好きだった相手を好きになれない」と誤解することに繋がり、相手との関係が壊れてしまうかもしれません。

 

 

人間関係を築いていく以上、罪悪感はあなたの心を支配し続けようとします。

そういう意味でも、罪悪感と付き合い方は知っておく必要があるのです。

 

 

本記事では、罪悪感との付き合い方のポイントを、主に6つに分けてご紹介しています。

どのポイントからも言えることは、

『罪悪感』に焦点を当てないようにすることです。

 

 

 

①頑張ってきた事実は否定しない

誰かのために頑張れなかったときや、誰かを喜ばせられないと、「なんてダメなんだ」って思いますよね。

そんな想いに意識が向かったら、罪悪感の餌食になってしまいます。

 

 

「ダメな自分」に意識が向くと、罪悪感に心が引きずり込まれて悩んでしまう

 

 

残念ながら、

「ダメな自分」は些細な出来事で感じてしまい、簡単に罪悪感に引きずられます。

 

罪悪感に引きずられた自分の心は、どのように助け出したらいいのでしょうか?

 

そこでポイントとなるのが、『焦点』になります。

 

 

重要!

自分は誰のことを想い、そして罪悪感に悩まれているのか考えましょう。

「誰のために頑張り、喜ばせたかったのか?」

この質問の答えに焦点をあててください!

 

 

こうすることで、

誰かのために頑張ってきた事実を忘れないので、気持ちが沈みにくくなります。

 

そしてそのために、「自分はこれからどうするべきか?」などと、悩みに変化を起こせます。

 

 

例えば・・・

毎日夜遅くまで会社で働く旦那さんが居るとしましょう。

旦那さんは、

「家族と過ごす時間も作れていないし、家のことも全て妻に任せてしまっているので申し訳ない」と、罪悪感に悩まされている。

この旦那さんが毎日仕事を頑張るのはなぜかと言えば、会社の期待に応え続けることで家族を守りたいからですよね。
つまり、家族のことが大好きだと分かります。

しかし家族を守るためには、会社を選ぶしか選択肢がありません。

 

 

 

こういう状態が続くと、罪悪感の餌食になります。

「もっと家族との時間を作りたいのに!!」とストレスを溜め、大好きなはずの家族にそれをぶつけてしまっては意味がありません。

 

ですので一度、思い切って1日だけでも家族と全力で過ごすことをしてみるといいでしょう。

その1日は家のことを自分がやって、愛する奥さんに自由を与えたり、子供と過ごしたり。
それで、「やっぱり仕事よりも家族が大事だ!」と思うのであれば、自分が置かれている環境に変化を起こすべきだと分かりますよね?

 

 

 

「自分の何がいけないのか?」

「誰が悪いのか?」

などといつまでも悩まず、頑張り方を変えてみてください

 

 

ポイント

まずは罪悪感に引きずりこまれた心を助け出そう!

そこから頑張っていくには、

「誰のために?」の答えが必要!

 

 

 

 

②「良い/悪い」で判断しないことで、罪悪感から意識を遠ざける

過去の自分の過ちにより生みだされている罪悪感もあります。

 

例えば、

「以前浮気をしてしまいパートナーを裏切ったことがある」

「離婚を突きつけられ、それ以来そんな罪悪感に悩まれている」

といった具合に。

 

 

 

浮気をしてパートナーを裏切った人の話を聞くと、
「浮気するとはけしからん!」

「理解に苦しむ」

などと、正論を主張したくなります。

しかし過去の過ちの罪悪感対し、正論を持ち込まれるのは誰だって地獄です。

より罪悪感に苦しめられることになります。

 

 

確かに浮気をしたり、誰かを裏切る行為は気持ちのいいことではありません。

だけど、「浮気するのは間違っている!」という正論に意味などないよね?

「良い/悪い」の判断ってどうでもよくない?

 

 

この場合にはっきりさせないといけないのは、

「何が原因でそうなってしまったのか?」を突き止めること、

しっかり理解する(させる)ことではないでしょうか?

 

 

ドッペルおにいさん

普段、パートナーが自分に構ってくれなかったら、あなたはどうしますか?

そんなときに別の異性から優しく接してこられたら、胸はキュンキュン高鳴りますよね。

 

 

 

 

 

 

浮気するのはダメに決まってる。

でも、いけないと分かっていても、寂しさから浮気に走ってしまった・・・。

少なくともその気持ちは理解できるんですよね。

 

 

過去に過ちを犯したときの気持ちを理解することができれば、

「あんなことをした自分はダメだ」から、「あんなことをしない為にはどうしたらいいだろう?」と悩み方に変化が起きます。

 

 

 

「そうせざるを得なくて、そうなってしまった」ことが分かったのに、

それでも、あなたは相手を責めるのでしょうか?

それでも、自分を責めるのでしょうか?

 

感情を理解することは、罪悪感から抜け出す助けとなります。

 

 

ポイント

罪悪感は裁判ではなく、ただの「心の世界」

法律に縛られる必要も無いので、過去の過ちの善悪をはっきりさせる必要はない!

「何故そうせざるを得なかったのか?」という意識が大事です。

 

 

 

 

③自分に自信のない人がよく抱く、「自分は愛されない人間である」

「自分は愛される人ではない」という罪悪感を抱くような人のことです。

この罪悪感に、わたしもよく囚われています。

 

 

皆さんは、相手のことをテストしてしまうような言動をしたことはありませんか?

 

 

相手をテストするとは?

「あなたはわたしと仲良くしてくれる。でも、それってあなたの本心?

もしもこちらがひどいこと言って突き放しても、わたしと仲良くしてくれる?」

というような、

あえて意図的に冷たい対応をして、相手の出方を伺おうとする行為のこと。

 

 

 

この罪悪感に支配されると、幸せを否定するような態度になってしまう。

 

他人から愛される自信がないときほど、この感情は強くあらわれます。

 

 

 

相手をテストするような言動には、

「わたしは誰かに愛されるような人間じゃない!なのに何故、あなたは私に優しくするの?」

「ほら、こんなひどいことしてみたよ。わたしって愛される価値なんてないでしょ?」

という意味があります。

 

 

もしも逆の立場なら、あなたはどう感じるでしょうか?

相手から試されるようなことをされたら、誰だって「は?」ってなりますよね。

 

しかしこの罪悪感は、

相手のことを好きだから生まれていることを忘れてはいけません。

 

 

 

「愛される自信がないから」と、相手を試す行為は確かに良くはない。

しかし、そんな感情を無くそうとする人が行き着く答えは、「今日から誰も好きにならないぞ」です。

そんなこと誰もできませんよね?

 

だから結局は、

罪悪感と付き合っていく覚悟が必要なんですね。

 

 

 

ポイント

自分の行動を責めたり、性格を変えたりする必要は無い。

愛される自信をつける必要もない。

「自分の好意はどうしたら相手にしっかり伝わるのか?」

そのやり方だけをひたすら変えていくようなイメージです。

 

 

 

④人間の心理的な特徴を知っておく

しっかり笑顔で対応したり、自分の良さをしっかりとアピールしたり・・・。

集団生活において、あなたはうまく立ち回れていると思っていますか?

 

残念ながら、そんなものは幻想です。

あなたの良さは、そう簡単には伝わりません。

 

 

 

ところが、

「上手くやれているぞ」などと、自分に対するこだわりが強すぎる人は、自分に意識が向きます。

自分の至らなさを自分で強調してしまうのです。

 

 

「至らない自分」を感じる時間が多いと、自身に変化が起きます。

例えば、

「優しい自分」から、「よく落ち込む自分」など。

 

 

 

また他にも、

前に進まないといけないのに、エネルギーが湧かないこともよくあります。

すると、自分を責めてしまいますよね?

それはやがて大きなストレスとなります。

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分を責めることにより生まれたストレスは厄介だよね

 

 

 

 

他人や環境がもたらしたストレスは、とりあえず一時的に距離を置けば、身をかわすことはできますよね。
例えば嫌いな人が目の前に居たときは、ひとまずは無視すればいい。
仕事がだるいときは休んだり、会社を辞めることにより戦略的撤退をすることも可能。

 

ところが自責の念は、自分の内側から襲い掛かってくる。

これを避けるのは難しく、放置しても良いことなんて何もないんですよね。

 

 

ポイント

他人によって生じた問題は、時には無視することも有効
しかし、

自分の罪悪感から生まれた問題に関しては、しっかり対処しないと取り返しがつかない。

 

 

 

⑤問題によっては、諦めることも検討する

ここまでお読み頂いた方は、

「罪悪感と上手に付き合う」についておおむね理解されたかと思います。

 

ドッペルおにいさん
簡単に言えば、「ネガティブな思考に襲われても、短い時間で抜け出そう!」

・・・ってことよね?

 

 

 

しかし世の中そんなに甘くなく、

ネガティブ思考から抜け出せない。

自分を責める表現になってしまう

自分らしくない失敗ばかりするようになり、ますます罪悪感に悩まされる

 

そんな日ってよくありますよね。

 

 

悩んでいるとき、おそらく皆さんは、

「失敗なんて気にするな!」
「ありのままの自分で居れればええやん!」

みたいなアドバイスを、周囲から一度はされたことあるのではないでしょうか?

 

でも実際のところ、

失敗は気にする必要がありますよね?

ありのままの自分にこだわっていれば、人から煙たがれてしまいますよね?

 

 

これは私の感想ですが、

悩みを無理に消すことを促すようなアドバイスは、意味がないと思っています。

 

 

無理に悩みや罪悪感から遠ざかるにしろ、罪悪感と付き合っていくにしろ、エネルギーが残っていなければ意味がないですよね。

 

なので、

色々なことで苦しんでいる人にアドバイスをすることがあれば、「一回休んでから対処したらどう?」と伝えてあげましょう。

 

 

誤解しないように言うと、「とにかく諦めたり休んだりしましょう」ではありません。

 

 

 

 

ポイント

精神的な悩みを抱えたときは、まずは「あきらめる」ことを優先してエネルギーを溜める。
一方で肉体的な悩みを抱えたときは、「休む」ことを重視しましょう。

 

 

あきらめる選択、休む選択を恐れず、罪悪感と付き合っていくエネルギーを蓄えましょう!

 

 

 

⑥「他人軸」の態度で問題と向き合わない

罪悪感と付き合っていくにあたって、『他人軸』と『自分軸』の存在も知っておきましょう。

知っておくだけでも、罪悪感と付き合っていく手助けとなります。

 

 

「他人軸」とは、

「自分の問題は相手が変わることで解決するんだ」という態度のこと

「自分軸」とは、

「自分の解釈次第で問題の内容に変化が起こせる」という態度のこと

 

残念ながら、「自分軸」で物事を見ようと、日頃から意識できる人は居ません。

わたしも、そして皆さんも、「他人軸」で物事を見ているはずです。

 

 

誰かと言い合いになったときなんか、

“相手の”○○はおかしい!」と、うっかり口にしてしまう

これは自分自身のおかしい所を探すより、相手を責めた方が楽だからこそ。

 

 

 

しかし、何でもかんでも他人軸としてみていると、解決する問題も解決できません。

相手次第で解決する問題なのか?

それとも、自分の解釈次第でその問題は解決できるのか?

それを見極めようとする姿勢が大事なのです。

 

 

例えば、

「あの人が頑張ってくれれば、仕事もスムーズに進むのに。」
「パートナーがもっと頼りになれたら、この悩みも緩和されるのに。」

などとよく口にしていませんか?

しかしこれは、あなた自身で勝手に作り上げている問題。

相手はそれを問題だとは微塵も思っておりません。

 

 

注意!

自分の行動に問題を感じていない相手に、

「その行動を改めろ」と、他人軸の態度で伝えると喧嘩になる

 

 

 

相手の行動を改めさせる必要があるときは、自分軸を意識・徹底しましょう!

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分軸を意識するって言われてもなぁ・・・

 

 

 

 

そう感じる方がほとんどだと思うので、

日頃から自分軸を意識するためのポイントを2つご紹介します。

 

 

 

 

①主語を意識して、自分軸を築く

他人軸で行動している人の発言を聞いてみると、

あの人は~○○」から始めちゃってることが多いです。

これは無意識に言っちゃうものなので、常日頃から自分軸を意識するのは難しい。

 

・・・しかし、方法はあります。

それは、『主語』です

 

 

 

「主語」は大切に扱ってください。

難しく考える必要はありません。

 

 

ポイント

何か発言をするときは、「私は~」から始めるだけ。

 

 

 

日頃から他人軸な人は、相手が意識の中心にあります。

相手の些細な行動が気になって仕方ない。

だからどうでもいい問題ばかり抱え込んでしまうんですね。

 

 

 

②問題に向き合うのは5割だけにする

「問題の5割」と言われても困りますよね。

まぁ簡単に言えば、

お互いの非の割合を、丁度良く半分になる程度に表現方法を変えてあげるのです。

 

 

例えば目の前に、『パートナーからの対応が冷たい』という問題があるとします。

この場合は、

「パートナーが冷たい」と表現すると相手を責めます。

なので、「パートナーが冷たくなることを自分はしていないだろうか?」にします。

すると問題が、「パートナーからの反応が冷たい理由は何だろう?」になりますよね。

 

 

「パートナーからの愛にあぐらをかいていたのでは?」
「パートナーを道具かのように扱っていたのでは?」
「思い返せば、よくパートナーに感情的になっていた気がする」
「愛されることだけを求め、いつのまにか愛することをしなくなっていた」

 

 

 

理由はどうであれ、自分に冷たくするパートナーにも問題はあります。

 

しかし、責任のすべてを相手に擦り付けながら問題と向き合っても解決はしません。

 

誰かと衝突して問題が生まれたときは、

「そういう事情なら気持ちは分かる」、と思えるような情報を集めましょう!

 

 

 

 

ポイント

向き合い方を少し変えてあげましょう。

すると、問題は課題に変化します。

 

 

 

 

まとめ

 

一番多いのは、自分が至らないことで生まれてしまう罪悪感。

これらを無くそうとはせずに、上手に付き合っていくためのポイントをご紹介しました。

 

今までの内容を簡単にまとめると、

 

ポイント

  • 「ダメな自分」ではなく、「誰のために頑張ったのか?」
  • 「○○するのはダメだ!」ではなく、「どうして○○をしたのだろうか?」
  • 「愛されるべき人間ではない」ではなく、「どういうやり方をすれば、自信がつくのか?」
  • 1回寝る
  • 「私は○○」を意識して、自分軸を大切にする
  • 相手の事情に焦点をあて、自分に課題は無かったかどうかを調べる

 

 

ドッペルおにいさん
罪悪感に悩まされているとき、「やり方を変えてみよう!」という思考にはなりづらいだろうけど・・・。

そんなときは1度寝て、朝起きてからもう一度悩んでみよう。

 




「新しいことを始めたい」「自分を変えたい」と思うなら、『疲労』の存在に注意!

疲れすぎている・・・

 

皆さんは、こんな経験はありませんか?

「甘いものが食べたい」

「目的も無いのにスマホを触る」

「だらだら夜更かしをする」

「癒しの動画や音楽で癒されたい」

「周りの人の行動がいちいち気になる」

 

もしもどれか1つにでも該当するのであれば・・・

間違いなく疲れています!

 

 

 

ドッペルおにいさん
常にどれかに当てはまってるんだけど・・・

 

 

急に言われて、あまりピンと来ないかもしれませんね。

でもよくよく考えたら、

どの行動も普通じゃないですよね?

 

 

自分自身で選んでいない(義務感による)行動をするのって不本意ですよね。

とても疲れます。

これらは、

「自分がしっかりとした人生を送るために必要な努力だ」と信じているため、そう簡単にはやめられない。

 

 

日常生活において、これらの行為はもはや自動的になってしまっています。

 

そしてこれらの一番の原因は、

周りの人たちも同じように行動しているからだと思うのです。

 

 

危ない考え方

「自分と違い、周りの人は弱音を吐かずに行動できているんだから、疲れていないよ」

そう感じているあなた。

みんな疲れてるんだよ・・・

 

 

疲れているのは分かった。

ではそもそも、疲れているとどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?

 

 

 

疲れているとどうなる?

日々何かに追われている人はご存知の通り、疲れているときはまともな思考力や判断力では無くなります。

この事実を忘れ、「今日から俺は変わるぞ!」などと、やりたいことをやろうとすると失敗します。

 

 

 

注意

心の底からやりたいことでも、疲れが溜まっているときは要注意。

必要以上に大変なことに思えたり、いざやろうとしても思い通りにいかずにやる気が無くなってしまったり。

 

 

 

毎日を現状維持のまま過ごしていくのってつまらないですよね。

「どうせなら新しい何かを始めたい!」と思うのは、わたしを含め多くの人の願いだと思います。

 

 

しかし現実は、毎日が現状維持のまま終わっていますよね?

その理由が、

疲労により、苦手なことや嫌な事をしっかり改善するエネルギーが沸かないからです。

 

その結果、

「気にせずにポジティブに行こう」などと、今の現状を受けいれてしまったりします。

 

 

 

 

自分への”ご褒美”に注意

実は、ご褒美と疲れは密接に関係しています。

 

『ご褒美』とは、

「この仕事が終わったら自分にご褒美をあげよう」
「今週も頑張ったから、週末はどこか旅行に行こう」

などを指します。

 

「頑張ったから、○○をしよう」という言葉を、あなたは日頃から使っていないでしょうか?

 

これに当てはまるような人は、残念ながらかなりの重症です。

何かを始めるエネルギーなんてありません。

 

ドッペルおにいさん
頑張った後に求めるようなご褒美って、本当に自分が望んだものなのかな?

 

 

 

「ご褒美があればやる気が起こる」というのは、やらない自分をごまかしているに過ぎません。

 

疲労のせいで何もやる気が起きないだけなのに。

 

 

「ご褒美」を求める=疲れているサイン

と覚える

 

 

 

 

自分の体の疲れについて考えていこう

「ぜんぜん時間が足りない・・・」と、困り果てた経験が1度はあるはずです。

 

そういった状況のとき、皆さんはどのように対処してきたでしょうか?

 

ドッペルおにいさん
疲れが抜けないまま週末を迎え、昼まで寝てしまったときのことを思い出しましょう。

無駄に寝てしまった時間を取り戻そうと、夜更かしをしてしまうよね

 

 

自分の時間を確保するために考えるのが、

「睡眠時間を削ろう」「スマホやパソコンを触る時間を減らそう」だと思います。

 

 

しかし、

そういった「ダラダラ時間」を削るのは無理です。

何故なら、

ちょっとでも疲れを感じてしまうと、思考停止に近い状態になってしまうから。

 

 

 

無意識なダラダラ時間

疲れによって思考停止になってしまっては、「時間を取り戻す(有意義に使う)」ことなどできない。

思考停止になったら最後、ダラダラするしか選択肢は残されていない。

 

 

「ダラダラ時間」を改善するには、考えるエネルギーが必要です。

考えるエネルギーはどのようにして蓄えるのかといえば・・・

疲れをなるべく残さないようにするしかない!

 

 

 

ドッペルおにいさん
週末なんだから、疲れが残っていて当たり前?

そういうことじゃないんだよね。

周囲の当たり前に合わせているから疲れている。

そしてそれが続いているから、疲れがいつまで経っても取れないワケじゃん。

 

 

 

 

疲れの原因と、その対策

何といっても、疲れのおおもとの原因は『他人』です。

それに加え、その『他人』に対して自分自身が沢山のルールを作っています。

他人の存在と、ルールで自分を縛り付けて疲れを溜めているのです。

 

 

 

例えば、

「なるべく周りに迷惑をかけてはダメだ」

「自分のやりたいように過ごしていくべきだ」

など。

 

 

そんなルールに縛られてしまうとどうなるでしょうか?

自分のルールに他人が反したとき、イライラしますよね。

 

周りに合わせず、「やりたいようにやる」という人も、自分の行動が相手のルールに反していることが多い。

なので、相手は自分に対しイライラしてしまうので、結果的に自分も疲れることに繋がるんですよね。

 

 

 

 

人間関係における優先順位

「人間関係」というワードを目にすると、

家族、友人、職場の上司・同僚などの存在が頭に浮かんできますよね。

 

周りとの人間関係が良好なのは良いことです。

・・・しかし、

人間関係を気にするあまり、自分が本来やりたいことが疎かになり、ストレスを溜めていては意味がないですよね。

 

 

 

人間関係には、

嫌われたくない相手、友人、家族、自分などが当てはまりますね。

さて、あなたの人間関係の優先順位はどうなっているでしょうか?

 

 

自分が最優先ではない人は、優先順位はまず他人ですよね。

 

相手に迷惑をかけないように気を配ったり、
友達が自分から離れていかないよう、相手からの要求のほとんどに応えてあげたり、
もしも子育てや親の介護をしているのであれば、その人に尽くす・・・。

 

そして自分自身を労わるのは常に最後。

 

 

・・・この順番で「自分のやりたいことをするんや!」なんて無理ですよね。

他人のために行動しようにも、

疲れている人は相手の気持ちなんて考えれません

 

 

ドッペルおにいさん
周囲に気を配りながら自分に負荷をかけ続ける。

その代償が、「良い人間関係」なのだろうか・・・?

 

 

 

 

疲労からは逃げられない

「他人を優先させると、疲労によって人生をうまく楽しめなくなる」

 

 

・・・じゃあ、自分優先で行けばいいのか!?

そう思ったアナタ。一旦落ち着いてくださいね。

 

上でも述べた通り、

他人優先だろうと自分優先だろうと、どちらも『他人』と関わることなんですよね。

なので、同じように疲れは溜まってしまいます。

 

 

一体どうしたらいいでしょうか?

 

 

 

ドッペルおにいさん
そこでわたしが提案したいのが、自分の本音を探す方法です。

 

 

 

罪悪感から本音を探ろう

自分の本音を探すコツとしては、『罪悪感』が挙げられます。

 

 

「罪悪感について知りたい」方は、

どんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

「罪悪感との付き合い方について知りたい」方は、

罪悪感と付き合っていく6つのポイント

 

 

 

自分の本音を知るのに、どうして『罪悪感』がカギとなるのか?

その理由が、心の底から悪いと思っている人は、罪悪感を覚えないからです。

 

例えば、

相手を傷つけるつもりがなかったのに、「そんなこと言うなんて!」と誰かを怒らせてしまった経験はなかったでしょうか?

 

このとき、表向きは「悪かったな」と罪悪感を覚えます。

だけど本心は、「あの人はあんな発言で傷つくのか?」だと思うのです。

 

 

 

罪悪感とは、・・・そう。

「悪いと思っています」という、アピールに過ぎない!

 

 

「子供の相手ができず、寂しい思いをさせている」

→仕事と家事で忙しいんだ!

「積極性がなく、つまらない」と言われた

→俺は人見知りで内向的なんだ!

など、罪悪感には事情が隠されている

 

「ああいう状況では、自分はそうしたいと思った」
なのに相手から責められて、心の底から悪いとか感じるワケないですよね?

 

ちなみに、

実際に責められなくても、「世間」という存在だけで、簡単に罪悪感を覚えます。

 

 

部屋の片付けなどがいい例です。

 

わたしは片付けが嫌いなので、この罪悪感にはいつもお世話になっております。

 

部屋の片付けが必要なくらい汚かったのであれば、罪悪感を抱くことなんてありません。
余計なことを考えず、さっさと部屋を綺麗にしているはずですよね。

 

この場合は、

「これ片付ける必要あんの?」というのが本心です。

だから片付けないだけ。

 

 

しかし、
「部屋が汚い恋人はとんでもない!」
「休みの日に部屋でこういう過ごし方をしている人は、一生独身だ」

・・・みたいな、ワケの分からん情報が溢れ、片付けない自分を罪悪感(世間)は許さない。

 

この情報たちが頭をよぎり、

「片付けないといけないことは分かってるんだけど、忙しくて全然できないよー」
というポーズを取ろうとしちゃうんですよね。

 

しかし、

お部屋が多少汚くても平気な人が、綺麗な部屋を維持していけるハズがないっ!

 

それはいけないこと?

「じゃあ別に片付けなくていい」はダメで、どうして綺麗好きにならないといけないの?

 

“ちゃんと”片付ける必要、ある?

 

 

ドッペルおにいさん
世間でいうところの、

「当たり前」を守ってると疲れるよ!!

 

 

 

そう考えると、

他人からの意見に対し、心の底から、「悪い・・・」と思うことって少ないとは思いませんか?

他人から押し付けられた常識が原因でくよくよ悩むって、何かバカらしくも思えてきます。

 

 

ポイント

「なんか申し訳ない・・・」と感じたときほど、

「自分がやりたくてやった」ということが多い!

まずはこれを意識してみてはどうだろう?

 

 

 

自分で作り上げた問題に振り回されず、疲労をおさえる

何かに振り回されると、徐々にその何かは負担へと変わります。

 

 

「自分の子供をしっかりと教育しなければいけない!」気持ちが強いと、いずれは教育が苦痛に。

「職場の人と仲良くならないといけない」気持ちが強いと、人間関係が煩わしくなったり、1人の時間が恋しくなったり。

 

こんな感じで、問題を自分で勝手に作り上げていきます。

 

ドッペルおにいさん
「~~しなければならない」のほとんどは面倒くさいものばかり。

しかも、それらをいくつも抱えてしまっているからタチが悪い。

 

 

本当に自分がやりたいことをやっているはずなのに、普段から行っている別の作業が多すぎて、疲れてイライラしていては話になりませんよね。

 

 

そうならないためにも、

「しっかりすることをやめて、今までやっていた”当たり前”を少しずつ手放していく」

とても勇気がいることですが、疲労を抑えるにはこうするしかないと思うのです。

 

 

「当たり前を手放す」

「楽をする為にしっかりしなくなろう!」

「周りに丸投げしまくって誰かが我慢したり苦労したりすればええんや!」

などとは違うので注意!

 

 

ここでお伝えしたいのは、
自分が普段こなしていること全てを振り返り、思い込みに縛られた行動は無いか?

です。

 

もしも苦手な事や、負担に感じていることがあるのならば、

「この状況を何とかしたいんだ!」という気持ちを素直に周りに伝えましょう。

 

 

ドッペルおにいさん
「きついからやりませーん」じゃなくて、

「~~が負担なんだけど、どうしたらいいかな?」です。

 

 

 

 

ちゃんと『相談』をして、疲労を軽減させる

負担を減らしたいなら、周りの力を借りましょう。

このとき必要なのが、相手に相談する能力です。

 

もう一度言いますね。

 

自分の負担を減らすため、

周りに『相談』をしましょう

 

 

 

・・・どうして同じことを2回述べたかと言うと、

負担を減らすための『相談』って、意外と難しいから。

 

 

そもそも、「負担を減らしたいから」と、相手と話し合いをするとどうなるか考えてみてください。

そう。まるで自分が被害者かのような言い分をしてしまいがちですよね。

 

被害者なんだから、

周りが自分に対して負担を減らすのは当然

自分の主張が通って当然・・・。

 

相手の話は聞くつもりはないし、自分の主張をただ押し通したい。

これでは喧嘩が起きてしまいます。

喧嘩になるということは、心のどこかで「相手に勝ちたい」という想いが少なからず残っているからだと思うのです。

 

負担を減らすために相談する一番の目的は、

相手に協力してもらうようにお願いすることですよね?

協力してもらうためには、お互いが相手の意見を聞いて、しっかり確認し合う作業が必要。

 

 

ポイント

「今のままでは厳しいから、これからのことを話し合いたいんだけど」

「これって他の人に頼めないかな?」

など、深く考えずに相談しましょう。

 

 

 

ドッペルおにいさん
自分の気持ちは、”しっかり”と伝えること!

また、「どうせ反対される」と思いながら相談することはNGです。

何故なら、自分の納得のいく答えがこない限りは、「反対された!」と考えてしまうから。

「ほら、やっぱり!」という証拠を集めようとすると、相手と衝突するので注意。

 

 

 

まとめ

 

日常生活において自動的になってしまっている行動たち。

それらのほとんどが、疲れを引き起こす原因となっていることはお分かり頂けたでしょうか?

 

そんな気付きにくい疲れですが、疲れを意識するポイントはあるので覚えておきましょう。

 

 

疲れのサインたち

  • 気付いたら家でゴロゴロしている
  • スマホをだらだら触っている
  • 普段飲まないようなお酒を飲む
  • テレビ番組をぼーっと眺める

 

 

これらのサインに気付いたときは、すぐにパジャマに着替えて寝たほうがいいです。

「何か新しいことを始めたい!」と思っているなら特に。

 

 

 

 

自分が無意識につくりだした「世間」からのルールなのか、それとも自らが課したルールなのか?

それらの見極めをしっかりすることも重要です。

 

 

ドッペルおにいさん
「こんなの当たり前」

一体それって誰の言葉ですか?

 

 

 

おすすめ

「男だけどよく泣きます」
「女だけど汚部屋万歳」
「一家の大黒柱だけど出世なんて興味ない」
「主婦だけど家事も育児も大嫌いだししたくない」

みたいな、

周りが聞いたらびっくりするようなことをやっていかないと、疲れはとれない!

 

 

 

 

自分の時間と睡眠時間をしっかり確保してから、誰かと関係を築いていくことが一番の理想。

自分の時間を大切にしたり、自分自身を最優先に考えてくれる人は、「わたし」だけです。

 

そのために、まずはしっかりと誰かに『相談』をしましょう。

相手と喧嘩したいのではありません。

自分の身体を労わる方法として、相手にしっかりと相談をするんです。




「当たり前」が守れずに罪悪感に悩まされるくらいなら、コッソリ書き換えてしまえ。

前記事のリンクはコチラ!

罪悪感は自分を苦しめる。そしてどんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

 

 

 

 

罪悪感の餌食にならないために知っておきたい4つのポイント

罪悪感と上手に付き合っていくために、「罪悪感を覚えたとき、どんな行動をとりやすいのか?」について知っておきましょう。

 

まず、罪悪感(悪いことをしてしまった)という自覚が芽生えたら、あなたならどういう行動をとりますか?

まずは謝罪?

これからの態度を改める?

 

さて考えられるのは、普通はこの2つですよね。

 

しかし実際の行動はどうでしょう?

ちゃんと謝罪ができていますか?改善できるところを見つけようとしていますか?

いいえ違います。

 

多くの人は、自分の行いを正当化しているのではないでしょうか?

 

 

悪いことをすると、「償い」とか「謝罪」という選択肢が浮かびますよね。

つまり、「あの人に悪いことをした以上、頭が上がらなくなってしまうのでは?」という思いに囚われるんですね。

でもそんなこと、そう簡単に許せますか?

 

特に、相手が自分よりも立場が下の場合、悪いと認める行為は覚悟と勇気が必要です。

しかし、わたしたちはそんなに強くなどありません。

罪悪感を感じている人ほど、自分の非を認めるワケにはいかないのです。

だから自分の行いを正当化してしまう・・・。

 

 

謝れるパターン

職場で誤って隣の席の人の飲み物をこぼしてしまい、机が少し汚れただけの場合は・・・
正直に「ごめんね」と言って拭いてあげるはず。

 

謝れないパターン

では自分が飲み物をこぼしたせいで、相手のパソコンが動かなくなったりしたらどうでしょう?

相手が「大事なデータが入っていたのに…!」と顔面蒼白になっていても、あなたは素直に謝罪ができますか?

きっとあなたの頭の中には、
「パソコンの近くに飲み物なんて置くんじゃねえよ!」という考えが浮かんでくるはずです。

最悪、「お前だって悪い」などと責任転嫁したりします。

 

 

このように、罪悪感に振り回されると正しい選択ができなくなります。

そうならないためにも、どんなときに罪悪感の被害に遭いやすいのか?を知るポイントを4つご紹介します。

 

 

 

①「そんなの当たり前」が絡み合うと、罪悪感の餌食になる

実は皆さんのなかには、様々なマイルール(当たり前)が存在しています。

そんなマイルールですが、いくら考えても気付くことができません。

 

「働いていない人はダメ人間だ!」と思っていると、
もしも自分が働かなくなった暁にはとんでもない罪悪感を覚える。

働くのが当たり前だと思っていても、働かないときは訪れます

「仕事で遅刻するヤツは社会人失格だ!」と思っていると、
1分でも遅刻してしまったとき、とんでもない罪悪感を覚える。

遅刻するのは人間失格だと思っていても、疲れているときはある

 

 

「こうしなければならない」「これをしてはいけない」

という思い込みを持っていると、自分がそれを破ったときは激しく自分を責めてしまう。

マイルールに縛られ、自分を責めている人に対し、「人間そういうときもあるよ!」などという慰めの声は届かない。

 

ドッペルおにいさん
マイルールが当たり前になると、周りの「当たり前」に共感できなくなるよ・・・

 

 

 

 

②「良い人」は、罪悪感の餌食になる

 

周りの期待に応え続けたり、「いい子」のまま大人になると、罪悪感の餌食になります。

普段はとてもいい人だけど、心の中では強い自責の念に駆られていることが多々あるはず。

 

わたしで例えてみましょう。
表面上は「人の気持ちを汲み取れる」です。

しかしその分、『表の世界』では処理できないストレスは沢山あります。
処理できなかったストレスは、『裏の世界』で処理をしています。

(瞑想したり、1人の時間を作ったり、時には影で文句を言ったり・・・)

 

 

よくニュースなどで、
「身なりのいい上品な人が万引きをしていた」
「真面目できちんと仕事をしていた人が犯罪に手を染めていた」

「にこやかで優しそうなあの人がまさか・・・!」

そんな言葉をよく耳にしますよね。

でもこれって、何ら不思議なことでもないんです。

 

 

「良い人」なのは、あくまでも表の世界の話。

「良い人」が表の世界でストレスを抱えたら、裏の世界でしか解消できない。

そして「良い人」が裏の世界で過ごすとき、果たして善意ある行動をするかどうか・・・?

 

 

「良い人」だからこそ生まれたストレスは、
「良い人」をやめない限り、減らすことはできないんですよね。

 

そもそも、

コソコソ隠れてストレス解消をしなければならないような環境を作っていること自体、変なんだよね

 

ストレスの解消方法でよく選ばれるのは、お酒やギャンブルや煙草でしょう。
ですがそんな解消方法では、また新しい罪悪感を増やす悪循環になるのは目に見えている。

 

表の世界の罪悪感は、裏世界で確かに解消される。

しかしそれでは、裏の世界で新しい別の罪悪感を生み出すだけ

 

 

 

 

③長所のせいで罪悪感を覚える

自身の長所をうまく発揮できなかったとき、特に罪悪感を強く覚えることをご存知ですか?

 

例えば普段周りの人から、
「優しい人ですね」とか「頭が良いですね」などと言われているとしましょう。

でも・・・

どんなに優しい人でも、たまにはむしゃくしゃしてイライラしていることだってあります。
頭の良さを活かせず、逆に足手まといになってしまうことだってあります。

 

すると、後で激しく後悔しますよね?
そこで感じた感情こそがまさしく罪悪感。

 

イライラして周りに強く当たってしまうことはよくあります。

だけど周りから「優しいね」などと言われている人は、それに加えて罪悪感を覚えるのです。

まさしく、長所のせいで余計なストレスを抱えている・・・。

 

「長所」とは、”常にそういう自分で居なければならない”という意味ではありません。

あくまでも長所なんです。

 

 

 

④気付かぬうちに罪悪感を感じすぎて、感情が麻痺している

 

罪悪感を覚え続けると麻痺してきます。
そしていずれは感じることは無くなり、最終的には感じていることにすら気付かなくなる。

 

「ギャンブルにハマるのは良くない」
「お酒に溺れるのがダメなのは分かっている」
などと初めは確かに思う。

しかしそれを繰り返すと、「でもこういうときみんなやるし別にいいじゃん!」などと正当化していくのが人間です。

 

 

だって、よく考えてみてください。

「お酒の味が好きでもなく、ただストレス解消を目的として毎日お酒を飲んでいる」

「タバコは身体に悪いことは知っているが、吸っている」

「人の陰口は良くないが、言わないと気が済まない」

 

本来であれば、これらは罪悪感を感じるに値する発言たちです。

 

良くないことをやっているのに罪悪感を感じないのは異常。なのにどうしてこれからも、酒に溺れたりギャンブルに身を投じたり、人の悪口ばかり言うのでしょう?

 

そんな彼らに、罪悪感はないのでしょうか?

いいえ、ただ罪悪感を認知できないだけです。

 

 

覚えておく!

「○○するのは良くない」と分かっているからこそ、罪悪感は麻痺させなければならない。

じゃあ感情を麻痺させるにはどうするか?ー強い刺激が必要です。

強い刺激を得るにはどうするのか?

・・・新たに罪悪感を覚える状況を作り出す必要があります。

アルコール依存は、まさにコレですね。

 

 

罪悪感なんて、簡単に忘れてしまうんですよ。
だって、毎日毎日罪悪感に悩まされていたら、身がもちませんから。

だから、罪悪感は都合よく忘れ去られます。

 

 

 

罪悪感を放置すると、『依存』のような人間関係を築く

罪悪感は依存状態のような人間関係を築く原因にもなります。
依存状態というのは、相手のことが頭から離れられなくなるようなことを言います。
相手と自分の境界線が分からなくなるんです。

 

相手に依存してしまうと、相手分のストレスもあなたが抱え込むことに・・・。

 

例えば、

「自分の大事な子供の受験日が迫っていくほど、子供ではなく親である自分の方が心配になる」

これは、子供と親の境界線が無いがために、感情を共有している状態。

子供と親の境界線が無くなる原因としては、

常日頃から子供の成績があまり良くない

自分の子供時代の教育に問題があった

などが挙げられ、この気持ちが強いと子供に依存してしまう。

 

 

依存状態になると、相手に振り回され続けます。

 

 

 

立場が弱い人の罪悪感を煽ると、依存の関係となる

 

相手が自分の言うことを聞かないとき、過度に怒ったり「あなたは何も出来ないから」と罪悪感を煽ったりすることがあります。

 

 

主に仕事ができない部下や、言うことを聞かない子供、話を聞かない家族など・・・。

 

 

特に、依存の親子関係では、子供が反抗期になりやすいです。

 

小さい子供には自立する経済力などなく、子供が小さいうちは親に依存するような関係になります。

しかし子供が成長していくにあたって、そうした支配されるような依存状態も辛くなっていきます。

すると子供は、「自立したい」と感じますよね?

しかし親が子供の気持ちに気付かないまま、親が依存の関係を継続しようとすると強く反発します。

 

「今のあなたでやっていけるの?」などと子供に嫌みを言ったり、

「親の言うことは絶対だから」と、子供の自立心を妨げる。

 

とはいえ、まだ子供。

「子供を支配下に置きたい」と考えるような親に、感情論で言い合っても勝てません。

なので多くの子供は、親を無視したり無意味に反抗したりを繰り返す。

 

親の考えが変わらない限り、自立できる歳までやり過ごすしかないのです。

 

ドッペルおにいさん
「早く一人暮らしがしたい」「手に職をつけて自立したい」

わたしがまだ思春期の子供だった頃、毎日のように考えてたよ・・・。

 

 

 

今回の記事のまとめ

 

ポイント①

優しい人は優しさで罪悪感を覚えることがあるし、
イケメンや美女は容姿で罪悪感を覚えることがある。

周囲から自分の良い所を指摘されたときは、
長所を発揮できそうな所、できなさそうな所をしっかり頭の中で考えておくといいでしょう。

「俺って実は優しい性格だったんだ!」と気付かされるまではいい。
しかし、余裕の無いときに相手に優しくしても相手を困らせるだけ。

 

 

ポイント②

誰かを助けられなかったり、誰かをうまく愛せないと、落ち込んで罪悪感に襲われます。

だけど、

「助けようとした」、「愛そうとした」から行動したんです。

結果はどうであれ、その行動自体は間違ってなどいません。

「うまくできずに落ち込んでしまっている」という結果に焦点を当てようとすると、罪悪感の餌食となるので注意してください。

 

 

ポイント③

マイルール(こんなの当たり前)に支配されると、罪悪感の悪影響に悩まされます。

例えば、「自分は周囲から優しい人だと言われているから・・・」といって、いつも優しく振る舞おうとしないでください。

「いつも優しくしよう」というマイルールは、絶対に守れません。絶対にです。

なぜかイライラしたときは、守れないマイルールに支配されている可能性が高いです。

守れないマイルールを見つけたら、すぐに書き換えてくださいね!

誰も見てなどいませんよ?

 

 

 

ポイント④

「こんなの当たり前」を多用すると、思い込みに支配された後に、罪悪感に支配されます。

「どうしてわかってくれないんだろう?」と思ったら、冷静に相手の話を聞いてみてください。

 

さて次回はいよいよ、「どうしたら罪悪感と上手く付き合っていけるのか?」について本格的に書いています。

 

 

これからの皆さんに、必ずお役に立てる内容だと思うので、是非お読みくださいね!

今回の記事を読んで、少しでも無意識な罪悪感に気付いていける助けになれれば嬉しいです。

ありがとうございました。

 




罪悪感は自分を苦しめる。そしてどんな罪悪感が自分を苦しめるのか?

 

悩みを生み出す5つの『罪悪感』

 

「罪悪感」と聞いたとき・・・あなたは何を思い浮かべるでしょうか?、

おそらく、皆さんの考える「罪悪感」は、以下の5つのうちのどれかに該当されるはずです。

 

 

 

 

①加害者の心理

 

「罪悪感」という単語を聞くと、「相手に悪いことをして後悔している」状況が浮かんできそうですが、まさにこれのことです。

 

「相手を傷つけるような言葉を発してしまった」

「ついつい相手を軽く見て信頼関係を壊してしまった」

「陰口を言っていることが相手にバレて、相手が会社を辞めてしまった」

などなど。

 

誰かから傷つけられたとき、人は被害者になります。

被害者になった人は、「反撃したい」という衝動になります。

これを抑えきれない人は加害者となり、簡単に罪悪感に襲われてしまうでしょう。

 

傷つけられた人ほど、気付けばいつの間にか加害者になっている!

 

 

 

 

②無力感

誰かのためを想い、自分なりに頑張った。

だけど、力及ばず罪悪感に陥ってしまった。

これが『無力感』です。

 

ドッペルおにいさん
こっそり同僚の仕事を手伝ったがうまくいかず、かえって迷惑をかけてしまった。

こんなことよくあるよね!

 

 

 

 

③何もしなかった

誰かが辛い目に遭ったとき、その場に居た自分は何もしなかった

こんな場合でも、簡単に罪悪感に陥ってしまいます。

 

朝から同僚の顔色が悪い事に気付くも、「まぁ気のせいだろう」とそのままにしていたら、同僚は倒れてしまった。
このとき、

「あのときに声をかけていれば・・・!」とひどく後悔することになりますよね。

 

 

何もしなかったことを悔やみ、これを周りに打ち明けたらどんな言葉が返ってくると思いますか?

きっと、

「あなたのせいではないのだから、気にする必要はないよ」と、味方をしてくれるんですよね。

 

 

しかし、

自分が無力だったからこそ生まれる罪悪感は、間違いなく自分自身を責めさせます

そして最悪の場合、それで周囲から責められるのも自分自身の可能性もあるんですよね。

 

 

自分の無力さから生まれた罪悪感に陥った人は、「気にするな」という言葉では救われない

 

 

 

④相手から羨ましがられる

相手より自分の方が恵まれているとして、それを相手に指摘されたときに罪悪感を感じることがあります。

 

例えば職場の同僚から、

「与えられている仕事が少なくていいよね」などと言われたとします。

これはとてもうざい言動で、厄介なことにこれが罪悪感を与えてくるのです。

「あの人よりも仕事量が少ないのだから、少しは助けてあげよう」と、普通は考えますよね?

でも、本当に助けたいワケじゃないんですよね。

罪悪感を解消させる為に動く、ただの『補償行為』をしているだけ。

 

いつの間にか罪悪感を与えられ、罪悪感をどうにかするために行動するなんて絶対イヤですよね?
そのためにも、自分が相手よりも恵まれていることに、正直に感謝しなきゃいけない。

 

 

 

 

⑤イバラの道に進ませる

この罪悪感こそが、今回わたしが重きを置いているものです。

簡単に言えば、「自分で気付かない罪悪感(無意識な罪悪感」)」です。

この罪悪感は、様々な罪悪感の蓄積によるもので生まれていくので、原因の特定は非常に難しいとされます。
そしてこれが蓄積されていくと、とにかくイバラの道を選択して突き進んでいこうとします。

 

「幸せになるために頑張るぞ!」

そう決めたのに、いつの間にか現状維持の自分に戻っていたり、自分の心も身体も疲弊してばかり・・・。

そんな人はもしかしたら、頑張りを罪悪感に邪魔されて、頻繁にイバラの道に足を踏み入れているのかも。

 

例えば、
「愛しすぎたら一度距離を置こうとする」
「毎日死ぬほど忙しいのに、何とも思わなくなっている」
「何故か今までの友人や恋人は、自分を傷つけるような言動をする」

などなど。

 

 

 

 

 

罪悪感を無くしたいなら、ずっと逃げ続けるしかない

 

 

罪悪感を生み出す、

「加害者の心理」

「無力感」

「何もしなかった」

「相手から羨ましがられる」

「イバラの道に進ませる」

それぞれ5つの要因を見てお分かりの通り、罪悪感ってタチが悪いんですよね

 

特に厄介なのが、無意識に襲いかかってくる罪悪感

感じることが当たり前になってしまっている、無意識な罪悪感は様々なシーンでわたしたちを苦しめてきます。

 

 

 

ちなみに意識しやすい罪悪感は、

「加害者の心理」「無力感」「何もしなかった」の3つ。

一方で無意識な罪悪感は、

「相手から羨ましがられる」「イバラの道に進ませる」の2つ。

 

 

罪悪感によって感情が不安定になると、事あるごとに足を引っ張ってきますが、だからといって「罪悪感を無くさなければ」とは思わないでくださいね。

罪悪感を無くそうとすると、さらに罪悪感に苦しめられることになります。

 

 

 

「優しい人」は、罪悪感の餌食になりやすい

 

罪悪感が強い人は、基本的には優しくていい人達ばかりです。

例えば、
「みんなと仲良くしたい!」
「もっと優しく振る舞いたい!」
そんな気持ちが強い人は、それが果たせなかったときに罪悪感を覚えますよね。

優しい人ほど、自分の気持ちや周りの気持ちに応えようと奮起しがち。

でも、周りが自分に対する期待の全てに応えるのは無理なんですよね。

かといって、「もう自分らしく生きてやる!」と決意しても、周りを想う優しい性格は変わってはくれない。

自分がどれだけ「みんなと仲良くなりたい」と考えていても、あなたを好きになってくれない人は居る。

そういうときは、「みんなと」ではなく、「あの人と」という内容に期待を変更させなければならない。

 

 

焦らなくていい。

多くの人々は、罪悪感を覚えながら日々を過ごしています。

しかも、罪悪感の存在にすら気付けておらず、振り回されています。

 

罪悪感のせいで、余計な悩みを抱えたくはありませんよね?

そのためにも、しっかりと罪悪感との付き合い方を学んでいきましょう。

 

 

 

なんとなく罪悪感の厄介さはお分かりいただけたでしょうか?

次の記事で、「罪悪感との付き合い方」について書いてますので、是非お読みください!

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 




人間関係は単純そうに見えて複雑。だから問題が生まれやすい。

「私とそれ」と「私とあなた」の関係を知り、今後の人間関係に活かそう

わたしたちを悩ませる「人間関係」の問題こそが「適応課題」で、「適応課題」とはどういうものなのかを書いています。

ぜひ読んでみてください。

 

 

 

「私とそれ」の関係では、問題が生まれやすい

 

人は気付かないうちに、「私とそれ」という関係性を構築しています。

そして更に、人間関係から生まれる問題は、単純な問題に見えやすいです。

 

「あの人は頑固で話を聞かない」→「だったら、あの人と話をしなければいいじゃん!」

 

一見すると単純そうで、複雑な適応課題に立ち向かうにはどうすればいいのか?
関係性を見直す必要性に気付き、相手を変えようとせず、自分が少しずつ変わっていくように努めるしかないです。

自分の意識を変えられなければ、目の前に立ちふさがる問題にすら気付けないし、新しい人間関係を構築させるのなんて夢のまた夢ですからね。

 

 

「自分が少しずつ変わる・・・?」

適応課題に立ち向かうためには、自分が変わっていかなくてはいけない。

だけど、自分の「何」を変えたらいいのだろう?

 

ここでポイントとなってくるのは、「見方」になります。

 

 

 

「私とそれ」の関係は、見方を変えて対処できる

日々を過ごしていると、無意識に沢山の物語が自分の中で生まれ、そして無意識に消えていっています。

 

もしも自分で勝手に作り出した物語に惑わされていると、相手との解釈の溝の差がどんどん広がっていきます。

 

例えば、「上司と部下の関係」でいうと・・・

上司は部下に指導をし評価を下すことが求められ、

また、上司は部下に「従順さ」を求めます。

逆に部下は上司にリーダーシップや責任感を求め、
万が一部下がその希望に答えてくれなければ、腹を立てたりする。

このように、

上司なら~~すべき」
「部下はこういう存在であるべき」
というものを、多くの人は暗黙のうちに理解します。

 

例えば、「医者と患者の関係」では・・・

医者は患者の命を預かり、患者を「診断の対象である」という解釈が生まれます。
患者は医者に命を預け、「自分の身体の問題を解決すべきな先生である」という解釈が生まれます。

 

当然のごとく、これらはごく普通の解釈に過ぎませんよね?

けれど世間は、

「これが一般常識である」と主張し、時にはこれを押し付けてくることがあるんですよね。

 

『常識』の何がまずいのか?

『常識』という武器を掲げて口論をしたことが一度はあるでしょうが、これは最悪です。

その理由は、

あくまでもその人の解釈に過ぎないのに、常識に対して常識で迎え撃つと、お互いの解釈に溝ができるから。
解釈から生まれたお互いの溝は、お互いが意識していないとその存在に気付けないので、適応課題というワケです。

 

 

 

ドッペルおにいさん
常識の生まれ方は、

① 自分の役割や立場を自覚する

② ある分野の経験を積む

③ ①や②からの解釈の枠組みを無意識に作り出す

④ 「こんなの当たり前だ」と口にする

です。

 

自分とは異なる意見の相手に、「こんなこと常識だよ」と言われても、皆さんの心は動かされませんよね。

相手を動かしたいのならば、相手との解釈の溝に向き合い、相手と自分の解釈の間に橋を架ける作業が必要です。

 

 

 

解釈の溝に橋を架ける

いま一度、「適応課題に立ち向かう」についておさらいします。

 

適応課題に立ち向かう

  • 人間関係に問題が発生していることに気付く
  • お互いの解釈に溝があることを認め、「私とそれ」から「私とあなた」に関係を変える
  • 見方を変えていきながら、相手との解釈の溝の中で橋を架けられる場所がないか探す

 

 

「常識(自分は正しいんだ)」が、実はただの解釈であることは、何となくお分かり頂けましたよね?

 

 

それでは次は、相手との解釈の溝に「橋を架ける作業」に入ります。

「橋を架ける」と言われると難しそうに聞こえますが、内容はとてもシンプルです。

 

 

 

解釈の溝に橋を架ける、4つの作業

相手との解釈の溝に橋をかけてあげるには、4つの作業が必要になります。

 

ドッペルおにいさん
橋を架ける作業を知って、『常識』と『解釈』の区別を日頃から意識できるようになりましょう!

 

 

どれもこれも、相手としっかり向き合っていく心がけが大切です。

 

 

 

①自分の解釈をいったんどこかへやる

相手が中々自分の話を聞いてくれない場合は特に、
まずは一旦、自分の解釈をどこかに置く作業が必要です。

 

相手に対する自分の解釈をひとまずどこかにやれないと、橋が架けられないことを頭に叩き込んでください。

 

ドッペルおにいさん
相手と分かり合えないのは、お互いの解釈に何らかの溝があることを肝に銘じよう!

 

 

「解釈を一旦どこかへやる」目的は、

以前の解釈に囚われていたときでは気付かなかったような、相手の状況や事情を踏まえた上での解釈に置き換えていくことです。

解釈に橋を架ける事前準備とでも思ってください。

 

きっと皆さんは、

人間関係で揉めた際は、相手との間に溝があることには薄々気付けていますよね?

気付くところまではできていますが、

その問題と向き合うのを無意識に避けてしまっているのではないでしょうか?

 

 

②相手を眺めて観察する

相手との溝に対して、「向き合おう」と覚悟できたら、

溝の向こう側にいる相手の環境や状況を知る作業に移ります。

 

ここではとにかく、相手をじろじろ観察してみてください。

 

なぜ話を聞いてくれないんだ?」

なぜ自分に対して機嫌が悪いんだ?」

どうしてあんなことにこだわるんだ?」

 

 

相手に対する「なぜ?、なぜ?」は、いーっぱい出てきます。

だって、適応課題が生まれている理由こそがそれだからです。

 

 

観察しても何も出てこないなら?

あなたの感情が観察を阻害している可能性が高いです。

例えば、

焦りながら観察したり、
不安を感じながら観察したり、
ちょっと怒りながら観察する・・・。

そうしたマイナスな感情を抱いたまま観察しても、上手くはいくはずがありません。

 

 

ドッペルおにいさん
人間関係の問題は、無の感情で相手をじろじろ眺めることで、色々と見つかることがありますよ!

 

 

 

 

③どこの溝ならば橋がかけられるか探す

嫌っている相手をじろじろと観察し、適応課題の発生の手掛かりを掴むことはできましたか?

 

「なるほど。こんな事情であんな考え方をしてるんだな」ということに気付いたら次のステップ。

一度大きくジャンプし、「相手の立場になる作業」に移ります。

 

ここでいう「相手の立場になる」とは、相手が置かれている状況を想像することではありません。

“自分で実際に相手の立場を体験していく”という意味なので注意しましょう。

 

例えば、
「相手が自分の話を聞かないのは、仕事でプレッシャーを感じてしまっているからなのか?」の場合・・・。
実際にプレッシャーを感じながら仕事をします。

相手の立場や相手の作業をその身で感じ・・・

改めて、自分が相手に言ってきたことが、どのように見えるのかをシミュレートしていくわけです。

 

 

自分の解釈に変化が起きれば、「こちら側で出来ることがあるかも」といったことに気付くことができます。
すると、適切なアドバイスをくれる協力者や、情報を提供してくれる人を正しく見つけ出せるようになります。

 

ドッペルおにいさん
相手の立場を実際に体験できれば、適応課題の問題解決もすぐ目の前!

 

 

 

④歩み寄る

「相手からの解釈を受け入れられた。やったー!」

で終わっては意味がありません。

受けいれられた上で、相手に歩み寄るまでが最終ステップです。

 

しかも、まだ安心はできません。
なぜなら、それでうまくいくかは分からないからです。

 

 

「・・・はぁ?」ですよね。

 

皆さん思い出してください。

 

人間関係って、面倒でしたよね?

 

 

うまくいかなかったときは?

②の「相手を眺める」に戻って、相手の状況を観察し直しましょう。

もしかしたら、相手に対する解釈がまだ残っていていて、何かしらの思い込みに囚われたままかもしれません。

 

 

よく、「自分から歩み寄れば相手は変わる」などと言われますよね。

しかし、それでも相手が何も変化しないこともよくあります。

そんなときは、自分に対する相手からの解釈に原因があるでしょう。

 

 

 

 

解釈の溝を放置すると起こる、2つのリスク

 

「誰かと口論をするのが苦にならない」という人は存在しませんよね。

ここまでお読みいただいた方はお分かり頂けると思いますが、本記事では『解釈』というワードが頻繁に使われています。

そして、『解釈』に意識を向け、相手との間に橋を架けるように努める理由は、意味の無い対立を避けることにあります。

 

必ず誰かと誰かの間には解釈に溝があります。
更にそれを解釈した第三者からすれば、「どちらも間違っている」と感じてしまうこともよくあります。

そして、そう感じたあなた自身も、解釈に偏りがあります。

 

 

ドッペルおにいさん
でも正直、どう解釈しようが各々の勝手だと思わない?

 

 

しかし、

相手との解釈の溝に気付かないフリをしたまま、いつまでも放置しておくのはオススメできません。

 

その理由は、

「相手にだけに変化を強要する」

「文句人間になる」

この2つのリスクが絡んでいるからです。

 

 

①「相手が変わるべきだ」と思い込んでしまう

 

解釈の溝というのは、知らず知らずのうちに生まれます。

しかしそれを放置してしまうと、
「私とそれ」(まるで相手を道具かのように扱うこと)という関係が形成されていきます。

 

「私とそれ」の関係を長く築いていると、相手の立場や痛みなどを理解しようと思わなくなります。
するとやがて、相手にのみ変化を求めていくようになってしまい、手が付けられなくなります。

 

 

 

皆さん覚えておきましょう。

 

安全な場所に居座りたいのは皆同じです。

 

相手にだけに変化を求め、それによってリスクをとらせるような関係は、あっという間に崩壊します。

 

ドッペルおにいさん
例えば、「お前が悪い!」「お前は何も分かっていない!」などですね・・・。

 

 

 

 

②すぐに人のせいにしたり、悪口三昧

続いてのリスクは、

常に誰かを責めて、誰かのせいにする表現が増えてしまうところ。

 

あなたの周りに、自分の解釈に意識を向けることをせずに、いつまでも他人の解釈を責めてばかりの人は居ませんか?

 

自分が考える「良いこと」を相手に施したのにも関わらず、その行動に対し感謝が無かったら惨めな気持ちになります。

すると、「感謝しない相手がおかしい」と相手を責めようとしますよね。

 

これは明らかに、解釈と常識が混同してしまっている人によく起きます。

自分とは違う解釈をしている相手に、「こんな当たり前なこともできないのか!?」と言うと、間違いなく陰口を叩かれます。

 

しかし実は、陰口は見方によっては便利でもあります。

何故なら、陰口を言われる=適応課題だからです。

 

分かりやすいでしょ?

だったら、相手を観察して橋を架ける作業に移らなきゃ!

 

 

 

まとめ ~ドッペルゲンガーとしての動き方~

 

 

 

人間関係の問題に対処するには、相手に抱いている解釈を一度どこかへ置けなければ解決することは難しいことはお分かり頂けたでしょうか?

今回の内容をざっくりまとめると、

適応課題に対処するには、お互いの正論を作り上げていく作業が必要なのです。

 

とはいえ、自分の解釈をどこかに置くことは至難の業。

それがゆえに、わたしたちの周りは人間関係の問題で溢れています。

 

 

では最後に、面倒で解決も難しくて、自分の身にしつこくまとわりついてくる適応課題に立ち向かう為に重要なポイントを今一度。

 

 

 

自分の解釈をどこかへやる(ポイントは、相手に「ありがとう」と伝えること。一瞬で思い込みが吹っ飛びますよ!)

相手をじっくり観察する

相手の立場を実際に体験する

解釈が残ったまま相手に歩み寄ると、喧嘩になりやすい

常日頃から、「私とそれ」と「私とあなた」の関係性については意識しておくこと!

 

 

これから人間関係の問題に立ち向かう予定の人は参考にして、偽りの自分(ドッペルゲンガー)で臨んでみてください。

仮面を被ったドッペルゲンガーに、そして本当のあなたにエールを・・・。




「私とそれ」と「私とあなた」の関係を知り、今後の人間関係に活かそう

 

 

解決できる「技術的問題」と、解決が難しい「適応課題」

今存在している情報をもとに解決できる問題は、「技術的問題」と定義されております。

簡単に言ってしまえば、知識で解決できるものです。

 

例えば、
喉の渇きは水を飲めば解決します。
授業中に分からないことがあれば携帯で調べるか、先生に聞けば解決します。

技術的問題は、

知識や経験がそこまで無い人であっても、情報という武器を用いれば戦えます。

 

しかし皆さんの目の前には、情報という武器ではどうにもならない問題が山のようにあるはず。

そして多くの人が抱えている悩みのほとんどがこれに該当していますよね。

 

例えば、

「組織」、「政治」、「日本文化」、「慣習」など・・・。

これらの情報を集めるだけ集めても、納得のいく答えは見つからず、わたしたちは頭を抱えています。

 

そんな身近にあって一筋縄でいかないような悩みのことを、「適応課題」と呼びます。

今回は、「厄介な適応課題を少しずつ紐解いていこう」をテーマとし、学んでいこうと思います。

 

 

適応課題とは?

 

皆さんの身近にある「問題」のほとんどが適応課題です。

もっと細かく言えば、

多くの人が抱えている問題は人間関係であるとわたしは思っております。

 

ドッペルおにいさん
「適応課題=人間関係の問題」と置き換えると分かりやすいです。

 

 

解決が難しい適応課題と向き合うのは地獄

そんな適応課題ですが、向き合うのが難しいことと、そもそも「問題」が何なのか分からないところが非常に厄介です。

そんな、解決が難しい適応課題とはどういうものなのか、一例をいくつか見ていきましょう。

 

①適応課題の例

男性中心の職場が形成されている会社が、「我が社も女性進出に力を入れたい!」と方針を変えることを検討しているとします。

しかし、そんなギャップを埋めようと行動をしようとすれば、ある程度の犠牲を払わなければならないことも。

この場合、

社内にいる全員の価値観を変えようとする行動と、
女性進出を尊重するという行動にズレが生じている限り、この問題は解決できません。

 

②適応課題の例

組織の中で生まれる対立で一番深刻なのは、

お互いが明確に間違っていない、合理的な根拠を述べてでの口論です。

これでは、話はずっと平行線となります。

お互いが間違ったことを言っていないのであれば、問題解決に残されているのは解釈のずれです。

 

③適応課題の例

鬱気味な人から「この問題を乗り越えたい」と相談されたら、あなたならどんな言葉をかけてその問題と向き合わせますか?

よく言いがちなのは、

「ストレス耐性を身につけなさい」

「もっと笑顔で居ましょう」

でしょうが、これでは無理に行動を促してもうまくはいきません。

そんな「焼け石に水」のような提案をしてしまうのはよくあります。
それは何故か?

問題を解決させるのがあまりにも難しいからです。

だから「問題に立ち向かっている感」を味わせて安心させ、「鬱」という本質的な問題を回避させます。

そしてさりげなく別の行動にすり替えるのです。

「鬱」で悩む相談者も、「根本的な解決にはならない」と暗黙のうちに理解はできているのにも関わらず。

 

 

 

 

解決が難しい適応課題に立ち向かうための準備

ではこの厄介な問題を紐解いていくにはどうすればいいのか?
その鍵となるのは、人間関係の再構築です。

人間関係の再構築って?

「今現在の人間関係を新しくしましょう」ということです。

しかし、改めて新しい人間関係を築いていくには、手間と時間はやはりかかります。

 

問題というのは、「分からない」ことに気付けないと生まれることはありません。

なので、人間関係で行き詰まったときは

「アイツの考えが分からん」としっかり認められるようになるのが、適応課題に立ち向かう第一歩になるでしょう。

 

 

 

相手の視点に立って思考を変えてみよう

「適応課題に立ち向かおうって言われても、未だにピンとこない」

そう思われた方は、例をあげましょう。

 

 

もっと詳しく

今回新しく、会社でプロジェクトを立ち上げることになりました。
プロジェクトのリーダーの候補となっているのは、あなたと同期のAさんです。
また、あなたと同期Aさんは、仕事のこなし方でいけば同じくらいです。

しかし上司の話では結局、

同期のAさんをプロジェクトリーダーに任命するとのことでした。
この場合、あなたはそう簡単に納得することはできないでしょう。

さてこんなときにあなたは、

「同期Aはリーダーに本当にふさわしいのか?」という観点でAさんを見るようになります。

すると、「何をやった/やっていない」「できる/できない」
という軸で評価を下し続けてしまい、ストレスを感じることになります。

 

 

 

相手と視点を共有することで、見方に変化を起こす

このときにやることは、相手と視点を共有することです。

同期Aさんの立場になって、
「リーダーになることを役割づけられることにより、どんな不自由さを感じているか?」を考えてみましょう。

プレッシャーを感じているに違いないんですよね。

そこが理解できれば、相手に対する見方はガラっと変わるはず。

例えば、

「あいつの同期として支えてやるぜ!」という観点でAさんを見れるようになったら?

「こういうことやってみたらどう?」
「こうしたらできるんじゃね?」

というアイデアが次々と浮かんでくるのではないでしょうか?

 

 

 

 

人間の関係性は大きく2つに分けられる

人間同士の関係性には、

①「私とそれ」の関係性

②「私とあなた」の関係性

の2つがあります。

 

そんな2つの関係を理解していなければ、適応課題に振り回されると言ってもいほど重要なもの。

それぞれの良いところや悪いところをちゃんと把握しておきましょう。

 

 

①「私とそれ」の関係性

 

「私とそれ」の関係性とは、
お互いに人間であるのにも関わらず、相手のことをまるで道具のようにとらえる関係性のことを指します。

よく店員さんに横柄な態度をとる人がいますが、これがいい例です。

「こっちはお金を払っているのだから、客の要望はすぐに応えるべき。」
「これがお前の取るべき礼儀だろ?」

と言わんばかりです。

相手の年齢とか性別は一切関係ありません。

何故なら、
こういう横柄の人が相手に求めているのは、道具的な応答なのだから。

仕事でも同じです。

例えば、
「だって仕事だから」という理由で、相手をまるで道具かのように扱う輩は沢山いますよね。

「お互いに社会人で友達ではない」

「職場では私情を挟まないのがルールだろう」

などと偉そうに言ってきますが・・・

自分が期待していた通りの機能や役割を相手がこなせないと分かるや、態度を豹変させて相手を道具のように扱い始めます。

 

 

 

②「私とあなた」の関係性

「私とあなた」の関係性とは、

お互いが相手の存在を、「代わりが利かないものである」と考えた関係のことです。

 

例えば、
自分から見ればただの上司、ただの部下だったとしても・・・
そんな関係が、困難な問題に一丸となって挑むチームになったら、上司と部下という関係を超えたものが生まれます。

 

運動会を思い出してみると分かりやすいかもしれませんね。
普段喋らないような、どうでもいい人は少なからず居たはずです。
でも、自分のチームが勝つためにすごく応援しましたよね。

 

これは、個々の違いを乗り越えて「私とあなた」へと関係が移行したと捉えることができます。

 

 

 

 

まとめ

 

私達が思い悩んでしまうもののほとんどは、本当に解決させたい問題についてではないことが多かったりします。

あなたの悩みは、問題解決の手助けとなるものですか?

悩みのポイントがずれていたりしませんか?

 

 

ドッペルおにいさん
最後のまとめとして、誰かと口論になったときのことを考えながら、適応課題に立ち向かうということをおさらいしましょう。

 

 

step
1
「正しい/正しくない」の口論になった

そんなとき相手に対して抱くのは、

「どうしてこの人はこんな馬鹿みたいなことを言うのか?」

「どうしたら相手を黙らせられるか」

だと思います。

 

step
2
分からないことを認める

問題を抱えたことを認めましょう。

くよくよ悩むのではなく、ちゃんと悩むのです。

 

step
3
受け止め方を変えてみる

あなたが本当に伝えたいこと、やりたかったことをちゃんと思い出してみてください。

 

step
4
「相手はどんな事情があって、こんな主張をしているのだろう?」

「自分の主張をする」から、相手が置かれている状況を見てあげましょう。

相手の事情を少しでも理解できれば、

「あぁ、なるほど。そういう理由か」

となり、視点が大きく変化します。

 

 

 

ドッペルおにいさん
目の前で起こったこと何でもかんでも、すぐに解釈して問題に立ち向かう前に、一度立ち止まることが大事!




人間関係の「終わり」について学んで、これからの人間関係に活かそう

こちらの記事もオススメ!

関係がぎくしゃくとした相手から本音が聞きだせない。そんなときに確認したいこと

ぎくしゃくした相手との仲直りを成功させるには、相手があなたに対して抱いているネガティブな感情を聞き届ける必要がある。

しかし、どれだけ尋ねても相手が本音を打ち明けようとしてくれない場合もあるでしょう。

そんなときに確認したい内容となっています。

 

 

 

 

 

断ち切るべき人間関係の例 3つ

親にしろ友人にしろ、「関係を終わらせなければならない」ときは突然やってくることがあります。

人と会わなくなる理由は実に様々で、別れるのが自然な時もあれば、慎重に考えてみるべき場合もありますよね。

ですのでまずは、「あの人と関係を終わらせるべきだ」と判断せざるを得ない関係とはどういうものか知っておきましょう。

いくつかご紹介していくので、心当たりがないか確認してください。

 

 

①「相手の悩み事を聞くと、うんざりする・・・」

相手の悩みを聞いてあげるのは、円滑な関係を築くためには大切なこと。
だけど、相手がその悩みに向き合おうとせず、自分自身でも何とか解決しようと考えてくれないなら、付き合わない方がいいですよね。

ドッペルおにいさん
毎回毎回、相手から同じ悩みを何度も聞かされたり、悩んでいる姿を見ると、こっちの気が滅入っちゃうよね・・・

 

多くの悩みは、

誰かに打ち明けることをせずに、自分でいつまでも抱えたままだから解決しないものばかり。
なので基本的には、打ち明けられれば悩みは解決します。

しかし、いくら相手の悩みや不満に耳を傾けたところで、自分では解決できない問題もあります。

 

 

②「相手からの期待感に違和感がある」

 

大事に思っている人にこそ、自分のありのままの姿を見せたいですよね。

しかし子供の頃などに、
「本当の自分をあまり見てもらえなかった」
「本心を聞いてくれる人が身近にいなかった」
そういった過ごし方をした記憶があるならば、安定した自己意識を持てないまま来ている可能性があり、少し注意が必要です。

「自分らしく居たい!」とどれだけ願っても、結局は相手の要求に屈したり、相手の意見に根拠無く賛同したり・・・。

皆さんはそんな経験はありませんか?

安定した自己意識を持っていない人は、すぐに相手に流されます。
その結果、「相手と一緒に居るのが辛くて面倒に感じてしまう」に繋がるんですね。

 

一番最悪なのが、関わるたびにこっちの疲れが溜まり、

相手が自分に求めている役割の固定化』がされている場合です。

相手から求められている役割というものは、こちらで簡単に修正できるものではありません。

 

ドッペルおにいさん
「役割の固定化」ってどういうこと?

 

 

役割の固定化とは?

例えば、

あなたが周囲に「楽しくて面白い」と思われたい場合は、周囲に「笑ってくれる」役割を期待しますよね。

あなたが周囲に「悩みを聞いてくれる優しい人だ」と思われたい場合は、周囲に「悩みを抱えている人で居て欲しい」と期待するでしょう。

また、

一方的に自分の身の上話を始める人は、相手に「話をひたすら聞いてくれる人」の役割を負わせようとするんですよね。

相手が話を聞いていても、聞いていなくてもどうでもいいし、
相手が疲れていて、「そっとしておいて欲しい」と思っていようがどうでもいい。
そんなこと知ろうともしない。知ったことじゃない!

 

このように、自分が相手に求めている役割だけを求める行為は、「こういう人で居て欲しい」と相手を利用していると言えます。

たとえ利用者に悪意が無かったとしても、

知らず知らずのうちにやっている人は身近に必ず居ます。

 

もしもあなたが利用されている側ならば、
相手は友人でしょうか?それとも両親でしょうか?
いずれにせよ、利用されている側からすれば相手の「幻想」に付き合わされているだけに過ぎません。

どう考えても重荷ですし、一体誰得なのでしょうか?
そんな関係は問答無用で終わらせましょう。

 

利用されている関係だったとはいえ、それでもその関係を終わらせる瞬間に、お互いに痛みが生じることも。

それを不快に感じた相手は、あなたに不安や苦しみをぶつけてくるかもしれない。
だけど、お互いの関係性の真実を知り、ちゃんと地面に足をつけて生きていく方が、どう考えてもお互いの為なんですよね。

 

ドッペルおにいさん
役割を演じるには、最低でも二人の人間が必要。

相手から押し付けられた役割を自分が演じなければ、次第に相手も役割をあなたに押し付けられなくなる。

そして、自分があまり主張しないような人であるのなら、一方的に役割を押し付けられやすくなるのは当然。

 

 

 

③「相手から自分の悪いところをよく指摘される」

自分の嫌な面を突いてくるような相手と付き合うのは、正直辛いですよね。

 

一般的に、

「人として成長して欲しいから」

「その性格は周りに影響を及ぼすから」
そんな意味を込めて、耳の痛い話をされるかと思います。

 

こういう場合、
わたしを傷つける意図があるかもしれないし、ないのかもしれない。
けれど、わざわざ口にしたからにはそれなりの理由があるはずです。

 

ドッペルおにいさん
「プライドを傷つけられた!」からといって、無闇に自分から関係を断ち切るのは避けたいね

 

時には、「相手からどう思われているか?」を知ることも大切。
聞きたくなかった内容なら特にです。

 

しかし、

あなたのことを単に罵ったり馬鹿にしたり皮肉で失礼な態度を取るような相手なら話は別。

 

相手に完璧さを求めるなど愚の骨頂。
あなたにも相手にもそんな権利はありません。

暴力的な相手とは即刻別れるべき。

 

 

こんな指摘なら完璧!

何かを失う覚悟で、相手の好ましくない点を指摘する人は身近に居ますか?

その人はきっと、

「もっと可能性を伸ばして欲しい!」

そんな意図であなたに苦言を呈しているのはもちろん、その言葉の裏には優しさが隠されているでしょう。

 

 

 

関係を終わらせようと決意したときに役立つ心構え 3つ

 

こちらは「もう終わりにしよう」という気持ちでも、相手は「別れたくない」と思っているような人間関係ってありますよね。

「あの人との関係を終わらせる」と決意した後はとても冷めます。すると、半ば強引に関係を終わらせたくなる。

しかし強引に終わらせた人間関係から生まれるのって、困惑や自己批判なんですよね。

どんな関係でも、ちゃんとその関係は終わらせて、自分の大切な心に無駄な負荷を負わせないようにしましょう。

 

 

①どんな関係でも、終わらせるときは感謝を伝えておけばOK

 

ここでいう「関係をちゃんと終わらせる」とは、『良い別れ』という意味です。

そして良い別れをするために一番有効なのは、「ありがとう」という感謝の言葉になります。

 

関係を終わらせる目的をおさらいしておくと、

新しい人間関係の一歩を踏み出して、これから自分自身がポジティブに生きていくため

過去の感情をいつまでも抱かないようにするため

でした。

なので、相手がどんな人であれ、感謝の言葉を述べるのはどんな相手でも必要。

 

 

基本的に、感謝を伝えられれば相手も優しい言葉を返してくれるものですよね。
優しい言葉を返してくれるだけで、互いに心の負荷から開放されることも普通にあります。

 

 

感謝を伝えて別れるときのポイント

まず大前提としては、お互いが冷静でなければなりません。
どちらかが感情を抑えきれず、慰めを求めて泣き叫ばれたりしても困ります。

ここで意識するべきは、

相手を思いやって、自己弁護をして相手を傷つけることを防ぐためです。

 

新しい人間関係をうまく築けるかどうかは、別れ方に全て掛かっていると言っても過言ではないでしょう。

別れる際には、「今まで本当にありがとう。さようなら」を告げることを是非心がけてみてください。

 

 

②相手に怒りを感じていても許すことは可能

 

ドッペルおにいさん
そうは言っても、相手を許せないんだよなぁ・・・

・・・そんな方に朗報です。

実は、怒りの感情を持ちながら誰かを許してあげることはできます。

 

「許す」ってなに?

ここでいう『許す』とは、

過去の相手を責めるのをやめて、新たな可能性に目を向けることを言います。

決して、忘れることでも怒りを消すことでもありません。

 

よく見かけるのが、

「俺様は優しいから、お前がしたことは全部許してやるぜ!」という、ジャイアンみたいな思考の人。

しかしこれは、「許す」ではありません。

 

本当に相手を許している人は、

相手に傷つけられたのにも関わらず、その人に何かを与えることができます。

 

「怒っていても相手を許すことができる」と述べたのはまさにこれです。

 

 

 

どれだけ相手に怒っていても、その人と一緒に何かをしてみると打ち解けることはできますよね。

仮にその相手とは今後も会わないつもりであっても、

許しや和解を表明しておくことは、少なくとも自分自身の心の平和にとって大きな意義があります。

 

 

 

③相手に謝罪を求めすぎると逆効果になる

どう考えても、相手がこっちに謝るべき・・・。

そんなぎくしゃくしている関係ってよくありますよね。

そんな人に、「感謝しながら歩み寄ろうよ!」などと説いても、「ふざけるな!」なんですよね。

 

その気持ちを抱くのは確かに分かるのですが、謝罪にこだわりすぎるのはダメです。

関係が悪化したまま終了します。

 

プライドが高い人だったり、普段から謝罪や感謝ができない人、相手が誰かに謝っている所を見たことが無い。

相手がそんな人の場合は、いっそのこと謝罪を諦めてみることをオススメします。

謝ることが苦手な人に対し、

むりやり謝罪求める行為は、ただの時間と労力の無駄

 

もしも相手が謝れる人間であったら、更に強い関係性というものにできた可能性はあります。
しかしそうではない場合は、

それでも自分から歩み寄るか、「この程度だったんだな」と割り切って付き合うのが無難。

 

 

 

「相手からの謝罪がない限りは歩み寄れない」と思ったら

とはいえ、最後まで謝罪にこだわる人も出てくると思います。

最後に、そんなあなたに確認して頂きたいことがあります。

 

それでもあなたの意志が変わらないのであれば、相手から謝罪が無い限りは修復はできない問題なのでしょう。

 

 

 

喧嘩別れの場合、相手の気持ちを過剰に捉えてしまうので注意

 

相手との関係がぎくしゃくした原因が喧嘩の場合は、相手を過剰に責めたり悪者に仕立て上げることがあります。

 

何より、そんな相手のことを考えると感情的になってしまうと思うので、冷静に相手を見ることはとても重要です。

一度しっかり相手を観察し、「何故問題が解決しないのか?」を考えてください。

 

 

例えば・・・

相手をよく観察して「相手は謝れる人間か、そうでないか?」を見極める。

謝れない相手であれば、「こちらが優しくなってあげないと解決できない」ことが分かる。

他にも、「関係がぎくしゃくしたことで、相手もやりにくくなっているようだ」と分かれば、
「仕方ないこちらから折れてあげよう」という気持ちにもなります。

ここでのポイントは、

相手の中にある弱さに気付いてあげること。

これであなたは冷静になれるはずです。

 

 

 

 

まとめ

 

さっさと前に歩き出したいのであれば、相手と和解しよう

 

強引に別れた方が、手軽に関係を終わらせられる。
しかし相手のことを許せないまま別れてしまうと、次に誰かとの関係も同じように悩んでしまう可能性もある。

最も手軽な解決策が、長期的に最善の解決策になるとは限らない

 

step
1
まずは相手を許そう

しかし「相手に何かを与えよう」と思わなければ、まだ相手に近づかないこと

 

step
2
どうしても許せないときは?

「人にはそれぞれ他者には知りえない闘いがあるだからこそ、多少は思いやりを持つことは必要なんだよなぁ」

これを思い出してみよう。

 

step
3
相手に和解表明をする

 

step
4
最後に感謝を伝えて終わらせるのがベスト

 

ドッペルおにいさん
人間関係を修復するにしろ、終わらせるにしろ・・・
どちらにも思いやりは必要なんだな