理不尽な発言や人間に悩んでいるのであれば、状況に合った『沈黙』を作ろう

 

本記事の内容

 

 

 

step
1
『言葉』を減らして『平和』を築く

無理して喋ろうとするから攻撃されてしまうことを知ろう

 

step
2
理不尽な言葉の暴力は、『間』をつくって対処する

理不尽な発言に対してすぐに反応すると、揚げ足を取られやすい!

 

step
3
よく遭遇する、理不尽な状況パターン

相手の出方によっては、やり方の調整は必要!

 

 

 

理不尽な言葉で苦しめてくる相手に対し、ご自身が期待して無理に言葉を交わそうとしていないか思い出しながら、読み進めてください!

 

 

 

『言葉』を減らして『平和』を築く

相手に対して毎回毎回感情を持ってしまうことは、平和を築く上で邪魔になる。

これは別の記事の(平和を邪魔してくる3つの感情)で書きました。

 

さて、次に意識を変えなければならないのは、言葉を減らすことです。

そもそも、攻撃者が私達に用いる攻撃手段は言葉攻めですよね。
そして世の中の継続的な攻撃やいじめのきっかけというものの大半が、会話の中から生まれています

 

私達が攻撃者のターゲットに選ばれてしまった時点で、もはやありのままの自分で相手と自由に会話を楽しむことなんて無理。
いつも攻撃してくる相手が、イライラしているのも、攻撃するチャンスを掴むのも発生源は『会話』

 

以上のことから、

誰かから言葉で攻撃されないためには、こちらが言葉を減らしていく必要があるのです。

 

知っておこう

「攻撃されないようにどう返事をしようか?」という考えのせいで、よく墓穴を掘ってしまうことがあります。
これではいつまで経っても相手の攻撃は収まらない。

言葉を減らすように心掛けると、沈黙が生まれます。
かといって、「沈黙は気まずくて嫌だ!」と、何か自分から世間話をしようとすると、攻撃のきっかけを与えるだけです。

そうではなく、「いかに言葉を返さないか?」「いかに素早く自然に会話を終わらせるか?」などと考えた方が、特に相手と闘うのが苦手な人には特にオススメ

 

次から次へと激しい言葉の攻撃を浴びせられると、私達は頭が真っ白になってしまいます。
その為、「はい」くらいしか言えないような、思考停止状態に陥ることになるでしょう。

頭がパニックになり「何か言わないと・・・!」という状態のまま言葉を発すると、相手のイライラに対して火に油を注ぐ形になってしまうことを覚えておきましょう!

 

 

理不尽な攻撃に対抗するには、『間』が大事

 

理不尽な言葉の攻撃がきたときは、

必要以上の言葉を発しない。
決して会話を弾ませない。
相手の話のテンポには合わせようとせず、考えている雰囲気だけ作る。
そして沈黙が全く気にならない自分に変化する・・・。

相手に、「想像通りの反応が来ないな」と思わせ、相手の勢いを華麗に受け流すイメージをつくっていくのが大事。

 

 

理不尽な攻撃の仕組み

因みに、理不尽な攻撃とは、

攻撃者が発した言葉に対して、私達が何かしらの反応をすることで、揚げ足をとろうとするというように、私達が返した言葉に何かしらの難癖をつけることを言います。

攻撃者は理不尽なことを言って私達を反応させ、それをまた理不尽で言いくるめて攻撃してくるのです。

このふざけた理不尽に対抗するには、どうしても意図的に「間」をつくる必要がある。
何故なら、理不尽な発言の後に分かりやすく沈黙が流れると、相手はその理不尽さに向き合わざるを得なくなるから。
何ともいたたまれない気持ちにさせることができるので、是非やってみてください。

 

 

 

攻撃しやすい会話のリズムを崩してあげよう

リズムの良い会話は誰にとっても心地よいものです。
攻撃もこれと同じで、攻撃しやすいリズムを作っているからこそ攻撃できています。

 

理不尽な攻撃のリズムの式

  • 理不尽なことを言われてパニックになってしまい、考える時間を失ってしまう
  • 相手の思惑通りに反応して、その揚げ足をとられてしまう
  • 攻撃のきっかけを与え続けてしまう

 

特に、単なる八つ当たりしたいだけの残念な人は、攻撃のリズムを崩されるとかなり乱されていきます。
何故ならそもそも、そういう人にはしっかりとした攻撃の理由が存在していないからです。

 

理由のない攻撃の場合は

こういう人ほど、不条理なことをトントンと、攻撃しやすいリズムを作り私達をそれに巻き込んで攻撃してきます。
更にこういう輩は相手が自分の思い通りにならないと分かるや、早口になって攻撃するパターンも多いです。

相手が早口になるのは、相手を掻き乱そうとするのが狙いで、これに焦ってこちらも早口になってしまっては相手の思うツボ

 

重要ポイント

早口という理不尽な攻撃の手法をとられたら、こちらは冷静にゆっくり喋るように心がけてください!
相手は言葉に行き詰まり、調子が狂うに違いありません。

 

 

 

理不尽な攻撃パターンによって調整は必要

 

自分の中では寡黙な人を演じているつもりでも、相手からすれば「無口で腹が立つヤツだ」と捉えられてしまっては意味がありません。
更なる攻撃のきっかけを与えるだけです。

自分が置かれている状況や、相手の攻撃の程度は毎回異なるので、よく遭遇する基本的な対処法をいくつか挙げておきました。

以下を参考にし、丁度良い寡黙な人を目指していきましょう!

 

パターン①
直球で悪口を言ってくる

気分を害されたからと言って感情的に言い返してしまうと、相手の攻撃は更に増長されます。

特に、相手がド直球で悪口を言ってきているのなら尚更です。

この場合に大切なのは、露骨に沈黙を作るように心掛けること!

「自分が嫌なことを言ったせいで、気まずい雰囲気が流れている」
これを相手に思い知らせるのです。

悪口というものは、相手の理不尽と私達自身の反応がセットになっていることが多いです。
ならば単純に、反応をしないようにすれば攻撃の勢いは自然と衰えます。

攻撃の最初の方は、さすがに圧倒されてしまうかもしれませんが、相手は徐々に言葉が繋げられなくなります。

 

 

パターン②
細かいことをねちねち言ってくる

細かいことをねちねち言ってくるときは、テンポを崩してあげることを心がけます。

相手ははっきり言ってどうでもいいことで責めてきています。
ですので、それに対してこちらが意思表示をするのは労力と時間の無駄です。

会話中はほぼ無表情で目立たないトーンを意識し、
「あぁ・・・」「そうですか・・・」程度の言葉で十分。

ここのポイントは、相槌のタイミングです。
相手を乗せてしまうような、テンポの良い相槌にならないように注意してください。

それを見かねた相手が「どう思っているんだ!」とか言ってきたら、「うーん。分かりません・・・」などと、短く穏やかに言い切るようにしてみてください。

 

パターン③
やるべきことをやっていない

確かにやってない自分に非があるかもしれませんが、責められてばかりではさすがに鬱陶しい。
そんな場合も、やはり反応は短く穏やかにしましょう。

もしもこのときに
言い訳とか、くどくどと説明などしても相手に揚げ足をとられるのがオチ。

そもそも相手は、私達を攻撃するのが目的です。

「分かってもらおう」という余計な期待はしないようにしましょう。

ただし、
言わなければ自分が損をする場面では、はっきりと短く穏やかに自分の意見を言い切りましょう。

 

パターン④
相手の言っていることがめちゃくちゃ

相手が言っていることが理解できていないのにも関わらず、不用意に返事するのは危険です。
こういう場合、私達の頭の中はぐちゃぐちゃになっています。

そんな状態で私達が慌てて言葉を放つと、相手はますます不条理なことで責めようとしてきます。

ですので、相手の言っていることが意味不明なときは、瞬時に返事をすることはやめましょう。
相手のペースにこちらが合わせる義務などありません。

相手に理解を押し付けることはご法度。
それはつまり、私達も相手の言っていることを理解する必要もないということですよね

相手の話が理解できなかったら、とりあえず黙ってください。
不条理な話をされたときは、こちらが具体的な話をしない限りは少なくとも揚げ足をとられることはありません。

結論も言わず、反論もせず。
曖昧な言葉を繰り返し、相手のリズムを崩してあげるのです。

 

パターン⑤
悪意ある無視をされる

悪意のある無視をしてくる人には、傷ついた様子を見せないように注意しましょう。

もしも、悪意ある無視をしてくる輩に話しかけなければならない場合は、
「返事してくれてもいいし、別にしなくてもいい」という気持ちが必要です。

それでも無視をされたときは、決して傷ついた様子は見せないでください。
何故なら、それこそが相手の狙いだからです。

といって、「あなたに無視されてもどうってことないよ」などと強がってしまうと逆効果になります。
無視の手ごたえを感じさせると、「コイツは有害だ」と改めて実感させてしまうのです。

要するに相手は、
「自分が無視をすることで、嫌いな相手を傷つけることができるんだ」
そういう自分の影響力を感じたいだけなのです。

仮に相手がその後、自分に話しかけてきたら、何事も無かったかのように通常モードで淡々と会話をしてください。
ただし、相手が無視しなくなったからと言って、安堵の表情を浮かべるのはやめましょう

「話しかけてもらえて嬉しそうだな」と、時間差で無視の手ごたえを感じさせてしまいます。

無視されようが、歩み寄ってこようが・・・。
一貫と淡々と日常を過ごすのです。

人間はそう簡単に変われません。

ましてや、私達を傷つけたことに対して謝罪もしない相手に、心を開いてどうするのですか?
謝るべきところで謝罪ができない人とは、こちらから心開く義理などありません。

 

パターン⑥
理不尽な相手に謝罪しなければならないとき

悔しいですが、私達に非がある場合は相手が理不尽な人であっても謝る必要があります。
何せ相手が攻撃に乗じやすい局面だけあって、特にこの場合は注意が必要です。

一番宜しくないのは、怯えた顔で「すみません」と平謝りすること。
全面降伏して謝ってしまうと、「あのときお前はこういうミスをしたんだからな」と、私達の申し訳ない気持ちに何度も付け込んで、ねちねちと鬱陶しく責めてくるからです。

なのでこの場合に私達が行うのは、自分のミスに対して無念に思うことです。
簡単に言えば、相手から指摘される前に先手を打ち、自ら過剰に悔しがるのです。

相手は「しめしめ。いつ攻撃してやろうか・・・」と意気込んでいます。
なので、「○○さんの言いたいことは分かります。愚かでした、悔しいです」と真っ先に相手に共感しましょう。

すると、相手が大きく振り上げた拳は行き場を失うので、オススメです。

パターン⑦
理不尽な相手に褒められた時も注意

褒める=攻撃とは言えないかもしれませんが、褒められた時の対応も相手の攻撃意欲を萎えさせるには大切なことです。
もし仮に喜んでしまうと、「あなたの言葉は私にこれだけ影響を与えます」と言っているようなものです。

とにかく相手には、
「自分の影響が及んでいる」と図に乗らせないようにしなければなりません。

ですので、
「あ、ありがとうございますー。」
などと丁寧な物腰で言い切ったら、すぐにその話は切り上げてください。

「褒められた」という状況に長く留まらないようにするのがコツです!

「喜ぶに違いない」と予想していた相手は、ますますあなたへのコントロール意欲を失うでしょう。

 

本記事のまとめ

  • いつも攻撃してくる人に対しては最低限の反応なのに、その他の人に対しては大げさに反応している姿を、相手は有害だと捉えることもあります。攻撃者の目が届く範囲に限り、「反応が薄い人」をなんとか守り通していくのがポイントです。
  • 今日もいつも通り、あの人は自分に攻撃をしてくるかもしれません。攻撃したとき、果たして相手は私にどのような反応を示して欲しいと思っているでしょうか?今は、その期待を裏切りながら過ごしていきましょう。
  • 相手の存在は無視していい! だけど、相手の攻撃は無視しないことを徹底しましょう。

 

 

 

 




自分を傷つけてくる相手に「私」を見せると、更に好き勝手に貴重な日常を荒らされるので注意しよう

 

あなたをいつも理不尽に攻撃してくるあの人は、ある程度近しい存在の人達が当てはまることが多いので、優しいあなたの心の中には、相手に対する淡い期待が未だに残っていることでしょう。

 

「愛してるから結婚したんだもの。優しくしなきゃ!頑張れ私!」

「可愛い部下でいれば、いずれ上司は愛情を持って接してくれるはずだ!」

「友達というのはお互い気遣いあうものなんや!」

・・・と。

 

確かに、そんな期待を持ち続けるのは非常に大切な事ではあります。
もしそれで攻撃が止めば、悪人になる必要も無関心になる必要もありませんから。

 

だけど、そんなあなたの言葉が何一つ相手に響かなかったらどうしたらいいのでしょう?
「この人は自分の言葉が届くような人じゃない」
こう割り切るしかないんですよね。

 

重要なのは、「相手は変わらない」という前提で、状況を変えるために動くこと!

その為には、相手に無関心にならなければならない!

 

 

 

平和をつくる為の、『無関心』

 

人間関係に平和をもたらす為に無関心を貫いていく必要があるのですが、まずはそれを邪魔してくる感情があるということを知っておきましょう。

参考

感情を相手に見せてしまうと、相手はそれを『弱さ』『有害性』と見なし、更に攻撃頻度が上がってしまいます。

 

 

中でも、特に邪魔になる感情は3つあります。

 

平和を邪魔する3つの感情

  • 『憎悪』・・・自分を攻撃してくる相手に対して、憎悪を募らせるのは当たり前ですよね
  • 『承認欲求』・・・基本的に、相手は私自身の弱みを突いて攻撃してきます。これを真に受けて「自分は無能だから、本当はもっとできるところを見せてやりたい!」と思ってしまう
  • 『罪悪感』・・・自分に対して、特に相手が怒り狂っている場合は、「この人がこんなに怒るなんて、一体何をしてしまったんだろう?」と考えさせられてしまう

 

 

繰り返しになりますが、私達がこれから行うのは平和を作るお仕事です。
その業務中に「憎い!」とか「認めて欲しい!」とか「自分が悪いんだ」という感情をいちいち抱いていたら、平和なんていつまで経っても築いていけません。

 

とはいっても、ただいきなり「感情が邪魔」とか言われると、「果たして3つの感情を我慢するなんてできるのだろうか?」と思いますよね。

そもそも「憎悪」も「承認欲求」も「罪悪感」も、相手に大きな期待や関心があるから生まれてしまうもの・・・。

その為、邪魔になる感情を生じさせない為には、どうしても相手に無関心になる必要があります。

 

無関心を意識して、3つの邪魔な感情を根絶していきましょう!

 

 

無関心になる上での注意点

 

無関心になっていく覚悟ができた人は、注意点があることも知っておきましょう。

まず忘れてはならないのは、相手の存在に対して無関心になることです。
相手の攻撃には決して無関心にはならないでください。

攻撃に無感情になるというのは無関心ではありません。ただの我慢です。
おまけに攻撃も簡単に許してしまう行為なので・・・絶対にやめましょう!

 

存在と攻撃の違い

「なんかよくわかんない」という方は、いつも攻撃してくるあの人のことを“事故でボロボロになった車”とイメージしてみてください。

皆さんは、買い替え必須のボロボロになった車に関心なんか湧きませんよね。
でも、いくら関心の薄い車とは言えども、その車が最後の力を振り絞って自分に向かって突っ込んできたらどうでしょう?
無関心どころの騒ぎではないよね。

 

ポイント

要するに、相手のことなんかはっきり言ってどうでもいいし、気にしなくても良いんです。
だけど、相手が自分に対して何かしらの害を及ぼそうとするのであれば、冷静且つ冷めた目で対処していく必要があります。

 

よく、「既に相手に関心なんてないよー」という方が居られますが、そういう人に限って「いつ死んでも誰も困らないヤツだしね~」なんて言葉を続けます。
しかしこれは、無関心ではありません。

本当に無関心であれば、「いつ死のうがどうでもいい」などと言葉を続けるのですが、「いつ死んでも誰も困らない」は非常に強い憎悪の表れです。
これは無関心どころか、一般的な人間関係以上に相手に関心があると言えます。

本当の無関心とは、相手の存在に心底冷めることなんです。

 

 

相手からの攻撃には関心を持とう

では、何故攻撃に対しては関心をもたなければならないのでしょうか?
その理由について学んでいきます。

まず、あなたが現在誰かにいつも攻撃されてしまっていると仮定しましょう。
そういう場合で、「自分がどれだけのことをしたら(しなかったら)、どういう攻撃をされるのか?」と意識したことはあるでしょうか?

「うーん。気がついたらいつの間にか攻撃をされているな」
「攻撃されるのが日常過ぎて何も考えてないや。」

・・・このように攻撃に対して無関心でいると、相手の攻撃に対しての原因とその結果が分からないから対処できません。
ですので、相手の攻撃には関心を持ち、よく観察しなければなりません。

 

ではそもそも相手は、私達のどこを攻撃しているのか考えてみましょう。

多くの方は、「自分の人間性を否定されている」と思われるかもしれません。
しかし実は、相手が攻撃しているのは私達の関わり方なのです。

 

攻撃者がよく繰り出すのが、人間性の否定です。

ですが私達が普段表に出しているのは、言葉や態度というものですよね。

たったそれだけの情報で相手のことなんか本来分かるはずがありません。

 

相手が知っているのは、所詮は私達の関わり方。
相手はその関わり方で、相手の人間性を勝手に推測しているに過ぎないので、人間性を否定されてそれを無理に変えようとする必要はありません。

 

ポイント

なので私達がやることは、「人間性はそのままで、自分は相手との関わり方を変えていく」になりますね。

 

 

人間性は変えず、自分の感情に注意していくようにする

 

注意点としては、あなたが持つ本来の人間性は変える必要はないのですが、自分の本当の姿は絶対に相手には見せないようにすることを心がけてください。

もしも相手が、自分の人間性に気安く触れてこようとしたら、指一本触れさせないように心がけましょう。

 

自分の素直な感情は、本来好きな人にだけに見せるもの。
私達を攻撃したがる人に「自分」を見せても平和を脅かされるだけ。

 

とはいっても、時には怒りの感情が湧き起こることもあるでしょう。
ですがどうか、雰囲気だけは冷静に保つようにしましょう。
感情を隠すことにより、それ自体が自分の怒りのサインになってしまっては意味がありません。

難しく感じるかもしれませんが、とにかく反応することを極力減らせばいいのです。
反応を減らせば、相手の反応も減っていくはずです。

 

「いやいや。私達は人間だよ?感情を見せるなってロボットじゃないんだから・・・」

そう思ったあなた、残念ながら感情が私達の足を引っ張っているのは事実です。

 

例えば、
普段は誰にでも優しい明るい人が、いつも攻撃してくる人から何か言われて分かりやすく何かの感情表現をしてしまうと・・・

「ここで落ち込むんだな」
「なるほど、こういうこと言うと悲しい顔をするんだな」
「こう言ってあげると調子に乗って笑うんだな」

「これくらい言えば、相手に精神的影響を与えられるんだな・・・。なるほど、コントロールなんて簡単だ」

などと思われて、相手を更に付け上がらせる羽目になります。

 

 

反応は最低限に減らすことが大事なのです。
相手の予想と少しずれた反応を見せることを意識してみてください。

 

ポイント

「あれ?普通ならここで笑うはずなんだが・・・」

「あれ?いつもこう言えば悲しい顔するのに・・・」

といった、相手の思惑とは反対のことを相手に思わせる。

これを積み重ねていくイメージを大切にしていきましょう!

 

 

本記事のまとめ

  • いつも攻撃してくる人に対しては最低限の反応なのに、その他の人に対しては大げさに反応している姿を、相手は有害だと捉えることもあります。攻撃者の目が届く範囲に限り、「反応が薄い人」をなんとか守り通していくのがポイントです。
  • 今日もいつも通り、あの人は自分に攻撃をしてくるかもしれません。攻撃したとき、果たして相手は私にどのような反応を示して欲しいと思っているでしょうか?今は、その期待を裏切りながら過ごしていきましょう。
  • 相手の存在は無視していい! だけど、相手の攻撃は無視しないことを徹底しましょう。

 




『悪人』になって言葉の暴力に対抗する。 全ては平和に生きていく為に!

今回からはいよいよ、闇のオーラ(攻撃されづらい雰囲気づくり)を身にまとう為のコツをご紹介していきます。

 

まずこれからやっていくのは、良い人をやめて悪人となり、無感情で相手に接しながら平和を作っていくことになります。

だけど、いきなり「悪人になりましょう」とか言われても困惑してしまいますよね。
なのでまずは、どうして悪人になる必要があるのか?について学んでいくことにしましょう。

 

“悪人”になるって何?

 

まずは一度考えて欲しいことがあります。

いつも攻撃してくる人が考えているのは「お前が悪い」なのですが、
そもそも、どうして私達はこう言われて傷ついてしまうのでしょうか?

 

激しい口調で言い責められ、精神的に傷ついてしまうのはもちろんでしょうが、その根底としてあるのは「自分が至らないせいなんだ・・・」という思いがあるから。

つまり、「自分はしっかりとした人でないといけないのだ!」という気持ちが強いのです。

 

これから自分は、身近な人間である相手に対し、誠実でも親切でもない行動をしていくことになります。
そしてその都度、罪悪感に襲われるかもしれません。
だからこそ、悪人の心を意識し続けることは非常に重要になります。

 

私達をいつも攻撃してくる人たちは、何かしらの理由をでっちあげて攻撃するという方法をとっています。
適当に見えますが、実際は実に巧妙。
更に相手は、ほぼ無自覚でそんな行動をしているのが実に恐ろしいところです。

なのでこれからの自分に必要なのは、「平和を作るために立ち上がるんや!」という思いだけ。
他の感情は全て邪魔になると考えて構いません。

 

感情を無くせとは言いません。
ただ、「感情を見せる行為が平和を築く上で私達の妨げになりますよ」
ということは是非押さえておいてください。

 

 

誤解しないように言っておくと、悪人になるのは心だけです。
それも意識的に、悪に支配されることなく・・・

 

人間は何かを演じ続けていると、本当に演じてきた通りの行動をするようになっていきます。
『自分』は絶対に見失わないように心がけてください。

望んでいるのは、あくまでも平和です

 

悪人になることが目的となってはいけない

 

悪人を演じ続けることは、とても辛い闘いになることを覚悟しましょう。
何故なら、相手からの攻撃を受けながらも、自分はそれに耐えつつ行動を起こさねばならないから

そんな状況であっても自分は、相手に対する行動は無害を貫かなくてはならないのです。

「いつも我慢してるから、ちょっとくらい態度が悪くてもいいよな」と思い、相手に対してツンツンした態度をとってしまうと状況が悪化します。

確かにその瞬間は「やってやったぜ!ざまあみろ!」といい気分になるかもしれません。
だけどこうした行動や態度により、相手があなたに抱く有害性は倍増するばかり。
全くの逆効果になります。

 

また更に、意識して悪人のような心を持つことは簡単にできるものではありません。

 

攻撃されてしまう人のほとんどは優しい人でしょう。
なので優しければ優しいほど、強い抵抗を感じてしまうはずです。

きっと、「こっちは本来健全な人間関係を築きたいのに、相手に対して無関心になるとはどういうことだ!!」などと反論してしまうかもしれません。

 

・・・だけどよく考えてみてください。
それくらいのことをしなくてはいけないほど、今現在置かれている状況は異常ではないでしょうか?

いつも攻撃されている時点で、健全な人間関係にあるような行動や態度など相手には一切通用しないのです。
あるまじきことをしているのは相手です。
ならば自身がやる行動も、あるまじきことをしなくては状況が変わりません。

 

絶対忘れないで!

悪人の心で相手に接する理由は、「自分を守るため」です。
状況をしっかり見極めてコントロールしていきながら、絶対にこれだけは最後まで守り通しましょう。
今自分に課せられている会社からの仕事をやっている場合ではありません。

本当にやらなければならないのは、平和を作るお仕事です!

 

 

 

あなたの時間を取り戻す!

 

 

ところで皆さんは、どのような想いを抱きながら、今日も他者と関わっているでしょうか?

例えば、

おぞましい憎悪を他人にぶつけている、闇属性な人

みんなに歩み寄り、誰かに優しくしながら過ごしたい人

とりあえず無難に過ごしたい人

・・・などなど、様々な方が居られることでしょう。

 

そんな皆さんに共通してお伝えしたいのは、「相手に一矢報いることを人生の目的にしないようにしましょう」です

 

特に今回から学んでいくものは、相手を苦しめることが目的ではありません。
相手の攻撃を萎えさせるのが狙いです。
だけど、相手を萎えさせるのはあなたの人生の目的でもありません。

 

ココに注意

あくまでも私達は、本来やらなくてもいいことをこれからやっていくのです。
にも関わらず、

それを目的にしてしまい、更には生きがいも感じてしまうと、「自分の人生って何だったっけ」というワケの分からんことになります。

今のゴールは、自分の人生を取り戻すこと。
これから先どうするかは、自分の頭でしっかりと考えていかねばならないのです。

 

 

本記事のまとめ

  • いつも変な輩に攻撃されてしまっている人は、会社の仕事なんて二の次。平和を作ることだけを考えましょう。
    だけど、平和を作るのはあなたの人生の目的ではありません。
  • イメージとしては、しっかりと意識しながら目の前の問題に対処しているが、自分の2つの眼差しは『幸せ』という少しだけ遠くの未来を見ている・・・。でしょうね

 




誰からも攻撃されず、「平和に過ごしていきたい」と願う人へ・・・

さて今回は、闇のオーラを身にまとう以前のお話をします。

いわゆる心構えです。

 

心構えの重要性

私達にこれから立ちはだかる人達はかなりの強敵。即ちボス戦です。
闇のオーラを身にまとえない人は、残念ながらボスには攻撃を与えられない仕様となっております。

そして更に、右も左も分からないまま、いきなり闇のオーラを身にまとうと心が闇に飲み込まれる可能性がございます。

 

要するに、果たしてあなたには闇のオーラを身にまとえる資格があるのかどうか?

その為に以下のポイントをしっかり把握し、やれそうかやれないのか判断されると良いでしょう。

 

目の前に立つ『ボス』に挑む前に・・・

 

①いつも攻撃してくる人は2タイプ

例えば、
嫉妬心や不快感や差別意識によって生み出されるモヤモヤしたもの・・・。
いわゆる、どうしたらいいか分からないこの感情は多くの場合、「なんかムカついた」という理由で片付けられます。

「ムカついた!ムカついた!」と言うばかりで、この感情の正体をしっかり理解し、対策を練ようとする人は何故かほとんど居ません。

更に加えて、
いつも攻撃する人のタイプに多いのが攻撃意欲が強い人ですが、これに加えて支配欲がある人は更に厄介です。

支配欲がある人が攻撃するのは、相手の弱さに乗じて怒りを発散させる為ではなく、攻撃することにより、私達を支配しようとするのが目的です。

そもそも人間が誰かを支配しようと考えてしまう理由は、相手が自分の元を去ってしまうことを過剰に恐れているからです。
だって「この人は何かあったら自分を助けてくれる」と思っていれば、無理に支配しようとする必要なんてありませんからね。

要するに、支配欲が強い人は自分に自信がないのです。

普段はあんなに強気で自分のことを攻撃してくるのに、心の奥底では「自分は誰かにずっと一緒に居てもらえるほど価値があるワケじゃない・・・」と思っているのです。

そう考えると、なんか可愛そうで思わずその人に手を差し伸べたくなりますよね。
でも、私達を攻撃していい理由なんてどこにもない・・・!

 

 

②「相手から見て自分はどう映っているか?」で全ては決まる

それでも私達は、彼らに訴えることをやめようとはしません。
正確に言うと、「攻撃しているのは何かの間違いなのだ」と自分自身に言い聞かせたいのです。

何故ならわたし達をいつも攻撃してくる人というのは、
上司、友達、パートナー、家族
などといった、ある程度近しい存在の人達が当てはまってしまうからです。

本来であれば、信頼関係や優しさで結ばれていないといけないはず。
なのに、どうしていつも攻撃してくるのか・・・?

私達は相手のことを近しい存在だと思っているのに、傷ついている自分が存在している。
そう、これをどうにか相手に理解して欲しいと訴えるのです。

・・・残念ながら、もう諦めましょう。

相手にいつも攻撃されてしまっているのならば、
いくら相手に理解を求めていたとしても全てが手遅れ。

私達が陥ってるのは、理解する・しないの関係ではありません。
「俺達って攻撃ありきの関係だもんな!」という、あまりにもふざけた関係性が築かれてしまっているのです。

つまり彼らは、私達を理解できない訳ではありません。
「理解する必要はない。だってお前は有害な存在だから」
と思っているだけ。

なので、発想を変えなければなりません。
「どうしたら理解してくれるのか?」ではなく、「自分は相手にとってどういう存在か?」と。

 

③攻撃云々より、あくまでも平和を作るのが目的

「平和っていいよね!」、「愛って素晴らしいよね!」と私達は口ずさむことがあります。

そんな人たちは果たして、平和に過ごせてないのに愛なんて生まれるワケがないということを踏まえて発言しているのでしょうか?

これが分かっていないと、
いつまで経っても、攻撃する・しないという人間関係が築かれたまま。

例えば、

いつもパートナーに攻撃されているのに、「それでも愛しているし、愛されたい」

いつも上司に攻撃されているのに、「それでも尊敬しているし、認められたい」

・・・こんなのどこからどうみても異常でしょう?

しかし残念なことに、いつも攻撃されてしまっていると、こうした心理に陥りがちなのが私達です。
そしてこれが長く続いてしまうと、心身が壊れるのは時間の問題です。

ですので、
愛はひとまずどこかに置いておきましょう。
それを回収するのは、平和になってからでも遅くはないはずです。

世の中には、最初から平和と愛を両立させている理想の人間関係を築けている人が沢山います。
誰だってそういう関係を築きたいし、築こうとしてきたはず・・・。

でも愛を優先してしまったが故に、今の現状に繋がっているのは紛れも無い事実。
心の安全の為に・・・平和に生きるためには、立ち上がるしか道は残されていません。

 

④闇のオーラをまとう覚悟を決める

繰り返しになりますが、
相手から「弱くて有害な存在」だと思われると、それが「攻撃してもいい人」に変わります。

その攻撃をやめさせる為に、相手に映っている自分のイメージを変える必要があるのですが、イメージは急激に変化させようなどと思わないでください。

可能な限り、徐々にゆっくりと変化させるのがとても重要です。

例えば、
自分が普段から愛想よく接していない相手がいたとしましょう。
もちろん話すときはいつも険悪ムードのはずです。
そんな関係が続いているある日、急に相手から無視され始めたらどう思いますか?

お互いに無愛想という攻撃をいつも相手に繰り出してきているワケですが、相手の対応が急に無愛想から無視に変化したのを見ると、まるで反撃の狼煙が上がったかのように思えるはずです。

「いつもは反撃してこないヤツが反撃してきた!」
「自分は悪くないのに!無視するとはどういうことだ!」

・・・こうして私達は自分を被害者に仕立て上げます。
これが、攻撃を強める格好の理由となってしまうことを忘れてはなりません。

 

 

皆さんの中にはもう既に、「相手との関係は最悪だよ(笑)」とか「相手に抱いているこの憎悪で人が死ぬかもしれないぞ・・・」という最悪の状況まで来ている人も居られるかもしれません。

だけど先ほどお伝えした通り、
私達は相手と闘いたいワケでも、打ち負かしたいワケでもありません。

ただ平和に過ごしたいだけなんや・・・

 

ココがポイント

もしもあなたがこれから、本当に平和に過ごしていきたいのであれば、相手に対する感情のほとんどを捨てなければなりません。

その為には、良い人をやめて悪人となり、無感情で相手に接しながら平和を作っていく必要があるのです。

 




いつも理不尽に怒られると思うのであれば、一読を!

人柄の良い、たくさんの人に囲まれて毎日笑顔で過ごすような人が居ます。
幸せそうで何よりです。

しかし一方で、
他者から、言葉を用いた攻撃を受けるターゲットに選ばれてしまっている人が居ます。

「人格を否定される」
「理由もなくガミガミ怒鳴られる」
「理不尽な言いがかりをつけられる」

何かすると怒られるし、何もしなくても怒られる・・・。
「は?なんでだよ?」ってなりますよね。

そんなときよく聞くのは、
「話せば分かるんや!」
「笑顔でいようよ!」
「もっと歩み寄ろうよ!」
というもの。

 

・・・しかし、よく考えてみてください。

そもそもわたし達は相手に攻撃を止めてもらう為に、
相手から認めてもらいたい一心で一生懸命尽くしたり、
時には媚びたり、
そして時には気持ちを伝えようと必死で説明したり・・・。

既にやれることはやっているはずですよね。

だけどその結果、私達は疲れ果てて歩み寄るのを諦めて絶望し、最終的には気を紛らわす手段を探すことに逃げたりします。

そして我慢の限界がくると、少ない力を振り絞り、感情をむき出しにしてあらゆる手を尽くしてまで相手に訴えることもあります。

だけど、それでもダメ。むしろ相手の攻撃は激しさを増すばかり。

 

つまり、「人間同士しっかり話し合えば分かり合えるんや!!」という考えは一切通用しない。
普通はそれで何とかなるのですが、これが効かない強者も存在していることは間違いないということです

 

 

 

攻撃されてしまう原因、そしてその対策。

 

それでは、どうして『私』がターゲットに選ばれてしまうのでしょうか?

 

そもそも、理不尽に誰かを攻撃するような人がターゲットとして選ぶのは、「この人は攻撃してもいい」と思っている人に限られます。
つまりあなたが何をしようがしまいが彼らにとってはどうでもいいんです。

 

 

①「なんか俺に優しくしてくれてる。嬉しいなぁ♪」
でも攻撃してもいい人だよね?

②「何かニコニコしてて楽しそうだね♪」
でもその顔を絶望に変えても構わない人だよね?

③「今日は特に俺に話しかけてくるなぁ。俺のこと好きなのかな?」
俺も好きだよ。・・・でも、攻撃することは忘れないからね?

 

・・・そう、正直詰んでます。
足掻くだけ足掻いても構いませんが・・・無駄です。

あなたがその人の前に存在する限りは

 

つまり今回の目標は・・・

ではどうすればいいのかと言うと、答えだけはとてもシンプル。

「攻撃しづらい雰囲気の人」になればいいのです。

簡単な話、「どす黒い闇のオーラ」をまとう術を身につける必要があるのです。

 

もしもあなたが現在、もしくは今後誰かから継続的に攻撃をされ始めることになってしまったら、
「分かってもらおう」ではなく、「分からない部分を作り始めよう」と、思考を切り替えてください。

 

 

よく、「相手を変えたいなら自分が変わろう」という言葉を耳にします。
だけど、それは必ずしも「態度良くしましょう」とは限らないはず
相手によっては、冷たい態度を取ったりして自分を変えることも必要不可欠なのです。

 

例え、「あの人たまに不気味なんだよね・・・」などと言われても構わない。
だって必要なことだもの。

「壊された自分の日常を取り戻す為ならば、なんだってしたい」

そう思いませんか?

 

では、攻撃されてしまう原因とは?

 

たまーに攻撃されたり、怒られたりしただけならば、そのときに攻撃される原因となった行動を反省すれば良いだけですよね。
しかし、いつも攻撃されているのなら対処方法は全く変わってきます。

 

では何故自分が『いつも』攻撃されてしまうのか?
その理由は2つ考えられます。

 

①攻撃者があなたのことを「弱い」と見なしている

決してあなたそのものが本当に弱いワケではありません。
「コイツは攻撃しても差し支えない」と、弱く見られてしまっているのが問題です。
即ち、”あなたのことを完全に侮っている”ということ。

これは、今回学んでいく闇のオーラをまとえば解決することができますのでご安心ください。

②攻撃者があなたのことを「有害」と見なしている

決してあなたそのものが有害な人間であるということではありません。
ただ相手が「個人的に」、勝手にあなたのことを有害だと認識しているパターンがほとんどです。

そんな勘違いをする傾向が強いのは、物事をすぐに白黒つけたがる人だと言われます。
「~だと思います」をすごく嫌い、「YESかNO」で要求してくる人ですね。

本来人生と言うものは曖昧なものばかり。
にも関わらず、そんな「曖昧」をかなり嫌うような人たちは、白黒はっきりしない人たちを見るとすぐにイライラしてきます。

また、価値観の違う人(違う意見を持つ人)に対してもすぐに腹を立てるし、自分にはできないことをやってのける人を見て、その羨ましさを憎悪に変えることもあります。

 

 

このように、不条理な理由ですぐに「有害だ!」と見なすような人は沢山居ます。
とは言え、その気持ちを攻撃という形で実際に表現してくる人はごく稀でもあります。
攻撃性の傾向が強い人で無い限り、それを実際に攻撃に移す人は滅多に居ないのです。

 

もっと分かりやすく

これらのことをまとめてみると、“元々攻撃意欲の強い人が相手のことを「弱い」と見なすと攻撃し出す”ということになりますね。

 

言ってしまえば、誰かを攻撃するという行為は八つ当たりです。
でも、八つ当たりしていることは誰にも知られる訳にはいきません。
だから彼らは、「相手は有害な存在だから、それを守るために正当に攻撃しているだけだ」と思い込んでいます。
すると、攻撃してしまっている事実に目を向けずに済むわけです。

 

要するに、「弱い」と判断した人を攻撃している人は、相手の「有害性」をでっちあげているわけです。
弱いと思えば思うほど、相手に対する恐怖心というものは当然減っていくので、どんどん相手を有害扱いして行き、歯止めが効かなくなってくる・・・という仕組みになります。

 

これは勘違いです

弱く見られると攻撃頻度が多くなるということは、もちろん媚びたり歩み寄ったりするのは逆効果だということがお分かり頂けますよね。

 

 

分かりやすく例えれば、

「攻撃されて嫌な思いをしているから、お菓子でもあげよう。これで優しくしてくれたらいいんだけど・・・。」

まるで俺に「優しくしろ」言わんばかりだな。弱い癖に生意気だ。傷ついたぞ!

やっぱりコイツは有害だ!

 

「○○さん、何かお仕事手伝いましょうか?」

まるで俺が仕事をするのが遅いと言わんばかりだな。弱い癖に!屈辱を受けたぞ!

やっぱりコイツは有害だ!

 

 

 

ただし、
いつも攻撃してくる人のほとんどは「この人は有害だ!」という印象をでっちあげることはお伝えしたものの、本当にあなたが相手の嫌がることをやっちゃってる場合もあったりします。

ただ気付いていないだけで、知らず知らずのうちに相手を責める口調になっていたり、上から目線が多かったり。
それによって相手が腹を立ててしまってる可能性も少なからずあります。
それでは相手からすれば本当に『有害』になってしまっていますね。

 

しかし、あなたがいつも攻撃されている場合は、「自分が悪いんじゃないか?」と深く気にする必要はありません。

繰り返しになりますが、
あなたがいつも攻撃される理由は、相手から「弱い」と見なされているか「有害」と見なされているか、もしくはその両方です。

 

今回お伝えしたいこと

皆さんに覚えておいて欲しいのは、
相手が正常な人なら、自分が無意識にやっている相手にとっての「有害性」を無くせば、攻撃されることが無くなるので解決できるということです。

逆にもしも相手が異常な人なら、「有害性」を無くしても攻撃は止みません。

つまり、
自分自身の「弱い」と「有害」が無くなれば攻撃が無くなるのでは?なのです。

 

無意識の有害については別で対処して頂く必要があり、今回はそこに関しては触れません。
しかし、攻撃されてしまう原因である、弱く見られてしまっている件の対処法に関しては、闇のオーラでなんとかできるんです。

 

本記事のまとめ

  • 身近にいつもあなたに対して理不尽な態度をとっている人は、歩み寄れば歩み寄るほど、攻撃頻度はアップしてしまう。
  • 相手からすれば本当に有害なことをしてしまっているなら反省だけすればいい。ただ、いつも攻撃されているのであれば、闇のオーラを是非習得してください。
  • 決して彼らと「分かり合おう」などとは考えてはいけません!




ただ誰かに相談したいだけなのに、何故か毛嫌いされてしまうような人へ。

 

ちょっと想像してみましょう。

あなたは友人や家族や職場の同僚に何かお手伝いを頼もうとしています。
ではこのとき、どのような伝え方をすれば、相手は全面的に協力してくれるでしょうか?

 

ほとんどの方は、「すみません、ちょっと手伝って頂けませんか?」などと言いますよね。
しかしほとんどの場合、相手は「私には関係ない・・・」と言わんばかりの態度で渋々それを引き受けるでしょう。

 

ではどのように言えばいいのかとすれば・・・

「今○○をしているのですが、時間がかかって困っています。もし宜しければ知恵を貸して頂けませんか?」です。

 

 

多くの場合、相手に頼みごとをする時というのは、頭を使うか体力を使うかのどちらかに偏ることが多いとされていて、

例えば、
「この荷物を運ぶのを手伝ってくれませんか?」(体力のみ)
「これどうしたらいいのか考えてくれませんか?」(頭のみ)
という依頼は誰もが一度はしたことがあるかと思います。

 

だけど、知力だけとか体力だけという単独だけで人を動かすのは非常に難しいのです。

ですから、両方働かせるように依頼をしなければなりません。

 

相手に体力だけ使わせるような依頼の場合は特に、相手は知恵を求められなければ100%全力で取り組もうとしなくなります。

 

 

何故なら、全ての人々は他人の問題よりも自分の問題に興味をもってしまうものだから

 

ですので私達は、どんなに仲の良い人から頼みごとをされたとしても、大半の方は心の中で「他の人に頼んで欲しいな。あなたの問題だから私とは関係ないのに」と思ってしまうものなのです。

 

 

アドバイスが欲しいのか?同情して欲しいだけなのか?

 

周りの本音がそうだとすると、これから誰かに頼みごとするのは気が引けてしまうかもしれませんよね・・・

しかし安心してください!

 

こういう時は、命令するんじゃなくてアドバイスを求めてあげるように心掛けてください。
私達はアドバイスを求められると、相手の抱えている問題解決に興味を持とうとします。

 

要はこういうこと!

自分の問題に相手を参加させてしまえ!

 

とはいえ、正直多くの人はこれを実行しようと試みてはいるのですが、そのやり方を間違えてしまっています。

 

 

自分の問題に相手を参加させる、間違ったやり方を知ろう

 

例えば、
「パートナーが家の手伝いをしてくれない」
「子供の学力に不安があるのに、言っても子供が勉強してくれない」

などなど、「~に協力してくれない」と私達は不満を洩らすことがありますよね。

しかし、相手は中々自分に協力してくれないことが多いはず。
何故ならほとんどの方は、一方的に命令してしまっているからです。
特に相手が子供とか部下ならば尚更のこと。

 

みんながやっちゃってる間違い

つまり私達は、相手にアイデアを求めることを一切せず、命令に従わせることで頭が一杯なのです。
だからこそ、しっかりと参加させることが本当に重要になります。

 

意外なことに、
特に言うことを聞きづらい子供達は、事前に自分の意見を提案する機会を与えられると、仮に意に沿わない決定が下されたとしても、親の権威に喜んで従おうとします。
そう考えると、普段からどれだけ子供の話を聞いていないかを思い知ることでしょう。

すると、こう思われてくる方もでてくるのではないでしょうか?
「なるほど。解決できない問題に直面したら、とにかく相手にアドバイスを求めるようにすればいいんだね!色々な人を巻き込んでやるぜ!」と。

正直な話、
自分の問題を相手に話しまくり、絶えずアドバイスを求める人は意外と周りにいます。
だけどほとんどの人は、この方法で自分の問題を解決できていません。
そのくせ、相手にかなりの迷惑だけかけていたりしています。

アドバイスや問題への参加を求めるテクニックを使うことにより、周りから毛嫌いされている人がたくさんいるのです。
一体これはどういうことなのでしょうか?

 

その答えは簡単です。
アドバイスを求めながらも嫌われてしまうような人は、最初からアドバイスなんか求めてなどいないのです。
ただ同情して欲しいだけです。

例えば、こういう人見かけませんでしたか?

「ねぇねぇ!どうしたらいいと思う?」と相手に意見を求めている癖に、相手が「~~した方がいいと思う」と言ってきたら急に不機嫌になる人。
「・・・は?」ってなりますよね。

要するにそんな人は、
「それは困ったね。大丈夫?」とか「お気の毒に・・・。何かあれば力になるよ」などと言って欲しいだけ。
本気でアドバイスを求めているワケではないのです。

 

実際のところ、「アドバイスちょうだい」と言ってきた場合でも、本当は相手は称賛を求めているケースはたくさんあります。
この矛盾に気付かず、相手の要求どおりにして人間関係が悪くなったり友人を失ったりした経験をお持ちの方もいるはずです。

 

本記事のまとめ

  • 「同情して欲しい」、「称賛して欲しい」だけならアドバイスなんか最初から求めるべきではない
    そんな態度でアドバイスをもらっても、あなたはそれを有効活用する気などないのだから。
    相手に迷惑だけかけて、嫌われるのが目に見えますよ。
  • もしもあなたが本気で相手からのアドバイスを求めたいと思うのであれば、
    「どんな意見でもばっちこい!アドバイスをして下さい!」を心がけましょう。




人間関係のトラブルの原因は、"人の話を聞かない"ことにある

 

 

多くの方は沢山のアイデア、即ち私達に必要な情報をもっているのですが、その相手への伝え方が宜しくない人が数多く居ます。

特に初対面の人にはどういう話題から入ればいいのか考えてしまうので、”結局何も話せずに口を閉ざしたまま”ということもよくあるはずです。

 

 

どういう話からすればいいのか分からないときによく浮かんでくるのは
「今日もいい天気ですよね」
「今日は暑いですね~」
といったありきたりな言葉。

かといって、これをそのままの内容で相手に話しかけると、「何か気遣われてる・・・?」などと思われそう。
正直なところ、私達はこれをかなり恐れています。

 

 

しかし、こう思ってしまうのも当たり前。
多くの人が会話が苦手な理由は、
どうでもいい当たり前な話や、相手に対して失礼な話、その場にふさわしくない話をするのを恐れているから。

 

ポイント!

私達は決して、会話が苦手なのではありません。
「完璧に話をしなければ・・・」などと難しく考えすぎているのです。

 

最初はつまらない無意味な話題なのは当たり前。

特に相手の機嫌が分からない時や、初対面であるのなら尚更のはずです。
ありきたりな会話から打ち解け合い、お互いがリラックスして徐々にテンションが上がり始めた時に、自分しか持っていない独創的な話ができますよね。

 

これを意識しよう

やはり、他愛のない雑談から全ては始まる。
これをしっかり意識しておけば、誰とでも自然に会話を進められるようになるはずです。
そして、「あれ?自分ってこんなに面白い話できるんだ。話すこと好きなんだ」ということに気付き、驚くに違いありません。

 

 

雑談の重要性を再認識しよう

 

 

そもそも私達は、第一印象で全てを決めてしまいがちです。

 

初対面での印象が、
「何かありきたりだったな」「ちょっと最初暗かったな」
だと、相手に対してどうしてもそのイメージが根付いてしまう。

 

初対面でいきなり「コイツつまんな!」などと判断するような相手とは、打ち解けるのにかなり時間がかかってしまうかもしれません。
他をあたった方がいいのかも・・・。

 

「相手によく思われる為にどうすればいいのか?」
「この時間を有意義なものにする為にはどうしよう?」
などと考える暇があったら、周囲を軽く見渡し、その感想を述べたり簡単な質問をしたりすることを心掛けてみてください。

難しく考えすぎると、会話のきっかけはどんどん掴みにくくなります!

 

そして、話しかけることももちろん大事ですが、最も大切なのは相手に話をさせること。
「傾聴しましょう」ってよく聞きますよね。

自分の「こうして欲しい」という考えを受けいれてもらう為には、どうしても相手に話をさせることが必要不可欠なのです。

 

 

私達人間は自分のことや仕事のこと、家族のことなどに興味を抱いているもの。

その為、

「あなたの夢はなんですか?」、
「どんなお仕事をされているのですか?」、
「兄弟はいらっしゃるんですか?」
という質問はありきたりなものではあれど、自分に関心を抱かされるには非常に強力なものになります。

 

こんなことやってない?

よくやってしまいがちなのが、
まず自分が話して自身の素晴らしさを印象づけ、その後に相手に話させる方法。
しかし、それでは相手からは好意は引き出せません。

逆に、自分が話すよりも相手に話させたほうがあなたの評価は上がるはずです。
「思いやりのある人だ」と思い、好意を抱いてくれるに違いないでしょう。

 

でもそうなると、「え?じゃあいつ自分のことを話すの?」と疑問が浮かんできますよね?

だけど、その答えはシンプルです。

相手が自分について質問してきたとき、もしくは相手の発言を聞いていて、共通点を見つけたときです。
質問されるということは、相手は自分に興味をもってくれているということですから。

そして共通点を見つけたら、しっかりと「私もそうなんです」と賛同するようにしましょう。
賛同というのは、ものすごく重要です。

何故なら人々は、賛同してくれる人を好きになり、賛同してくれない人に反感を抱いてしまうから。
「賛同する」というのは、相手の自尊心を高めてくれるのです。

 

ただし、

「この人は自分を受けいれてくれるんや!」という人を見つけ出せた場合でも、愚痴や悩みを言う相手は絶対に間違えないようにしましょう。

 

私達人間は、

陰気な人が好きな人なんて居ないし、
暗い話を聞いて楽しむ人なんて居ないし、
悪い知らせを心待ちにする人なんて居ない。

つまり常に悲観的で愚痴が多い人は、どうしても敬遠されてしまうのです。

本当に悩んでいるのなら、心理カウンセラーや本当に親身に相談を聞いてくれる人に限定すべき。
誰かれ構わず自分の問題を打ち明けていると、多く人はうんざりしてそっぽを向いてしまうのです。

 

 

他にも、「自分を受けいれてもらいたい!」と思うのであれば、どうしても「からかいたい」「皮肉を言いたい」という衝動との闘いは避けられません。

よくあるのは、
「からかうのはその人のことを自分は知っているから。愛情表現の一種なんだ」という勘違い。

 

からかったり皮肉を言うのは、「自分の方が上だ」ということを分からせるのが目的。
「惨めな思いをさせてやる」という意図が隠されているものです。
当然これでは、相手の自尊心を傷つけてしまうだけ。

それでも私達は、からかわれても人前で嫌な顔を見せたりすることをすることはほとんどありません。
そんなことをしたら、「気の弱い人間だ」などと思われてしまうから。

私達は、特に自尊心に関してはとてもデリケートです。

それでもあなたが、
「少しくらいなら、からかってもあの人は許してくれるんや!」
というのであれば、それなりに覚悟してからかうようにしてください。

 

傾聴することで得られるものとは?

 

 

「あの人は私に何を求めているのかが分からない。ちゃんと言ってくれれば対処ができるのに・・・」
と、私達は悔しがることがよくありますよね。
しかし、その原因は至ってシンプル

問題となっているのは、相手の話を遮って自分の意見を言ってしまうことにあります。
実際ほとんどの方は、相手の要望を見極める能力を持っているものなのです。

それが中々難しいのは、
「自分は凄いんだぞ!物知りなんだぞ!」というワケ分からん変なプライドに邪魔されるせい。

ここが重要!

相手の言うことに耳を傾ければ、良いコミュニケーションが取れる。
耳を傾ければ、どんなに気難しい人でも知りたいことは教えてくれるはず。

 

 

人間は存分に話をすると、自分の本心を誤魔化すことを忘れます。
仮に一生懸命隠そうとしたとしても、うっかり本心を曝け出してしまうものなんです。

じっくり聞いてみると、相手は無意識に自分の本音をあらわにしてしまう
よく覚えておきましょう!!

 

 

さて、傾聴の素晴らしさについてもう少し。

まず私達は、自分が大好きで利己的です。
つまりみんな、自分の利益の為に動いているものです。

人間同士が衝突してしまう原因というのは、
片方、もしくは両者が相手のことをいい加減に扱い、自分のことばかり考えてしまっていることにあります。

ですので、
「あの人自己中心的で有り得ないわ。関わるのやめよう」などと言う人は、少し間違っています。
確かに思いやりのあり、自己中心的とは程遠いような方も中には存在しています。

注意する!

しかしどんな聖者であろうが、
自分の利益だけを追い求めるという人間の本能を捨て去ることは不可能です。

つまり大事なのは、本当に必要な時に自分のことから意識を逸らせるか?逸らせないかの違いです。
相手の話に耳を傾ける習慣を身につけられれば、誰でも簡単に自己中心的な性格を克服する事が可能なのです。

 

 

よく言われるのは、
「前から言おうと思ってたけど、君は自己中心的な所があるよね。自分で気付いてる?正直嫌われてるからやめた方がいいよ」
などという、人間の傾向から考えれば全く理に適っていないアドバイスです。

これはアドバイスとして間違っています。

 

このアドバイスの落とし穴は、相手の自尊心を傷つけている発言であるということ。

ですので、もしもあなたが「自分本位だよね」と周りから指摘されても凹む必要なんてないのです。
相手は人間の習性を知らないだけなので、気にしても仕方がないこと。

 

重要なポイント!

本当にあなたがやることは、
「お前が言うな」と心の中で叫んだ後、「さて。相手の話をじっくり聞いてみよう」と自分に言い聞かせるだけで構わないんです。

全ての人々は自尊心を大事にして欲しいと思っています。
この傾聴というものは、相手の自尊心を満たすのにうってつけのやり方なのです。

 

 

嫌いな人や好きな人を問わず、あなたが相手から最高の評価を与えられたいのならば、相手の話に耳を傾けるしかありません。
話に耳を傾けるということは、辛抱強く話を聞くということです。
即ちそれは、「あなたの話は聞く価値がある」という意思表示になります。

 

 

私達というのは、
「自分の発言はみんなに聞いてもらう価値があるんや!」と割と本気で思っているのです。

例えば、こんなセリフを聞いたことはないでしょうか?

・私の夫は無視をします。
「テレビを見ている夫にお風呂掃除を頼んでも、無言で軽く頷くだけでテレビを見続けるんです。」
→結婚カウンセラーは何度もこのセリフを聞いている・・・

・私の上司は話を聞いてくれません。
「私が抱えている問題について相談しようとしても、すぐに話を遮ってどこかへ行ってしまうんです。」
→全国職業相談センターの担当者は何度もこのセリフを聞いている・・・

・僕の親は何も分かろうとしてくれません。
「僕の気持ちを伝えようとしても、僕のことをいつまでも子供扱いするので、重要な問題だとは思ってくれないんです。」
→少年鑑別所の人は何度もこのセリフを聞いている・・・

つまり、人間関係のトラブルの大きな原因は、相手の話を聞こうとしないことにあると言えるのです。
確かに相手の意見が気に入らない場合は、喧嘩腰で反論したくなってしまいます。
しかし、ストレートに反論すると相手も反論してきます。
こういう場合は、「なるほど、それはあなたのおっしゃる通りです!」とか「今○○さんがおっしゃったように」などを前置きにしておくと、反論されずに自分の考えを述べやすくなるので、覚えておくといいかもしれません。

 

 

とはいえ、
「えっと、とりあえず相手の話を聞いたらいいってことでしょ? はいはい知ってます。」
という面倒臭がりな方も居られるでしょう。しかし、以下の原則だけは覚えて帰ってください。

絶対に覚えておきたい!

人とうまく関わりたいなら、相手の発言にじっくり耳を傾け、相手が一体何を求めているのかよく知る必要があること

このアドバイスは実に単純。故に甘く見られやすい。
スマホの待ちうけでもいいし、紙に大きく書いて部屋の壁に貼るだけでも構いません。
とにかく大事にしてください。

 

 

 

「それも面倒なんだよね~」という方は、

「あの人の考えていること分からないから嫌いだわ~」とか口にしてはいけないのですよ。

 

 

本記事のまとめ

  • 「何話したらいいのか分からない・・・」と思ったときは、難しく考えてしまっている証拠です。『他愛のない雑談』の重要性を再認識しましょう!
  • 人間関係で何かしらの問題が発生したときは、「相手の話をちゃんと聞いていたか?」と問いかけるようにしましょう
  • 「人間関係を良くしたい」と心から望むのであれば、まずは相手の話に耳を傾けてみてはいかがでしょう?




誰かをコントロールするのは簡単。しかしそれを使いこなせてない私達。

 

 

「人に魔法をかけて、誰かの行動をコントロールしてみたい。ぐへへ
そう思ったことはありませんか?

そんなあなたに朗報です。
実は私達って、常に誰かの行動や態度をコントロールすることができています。

 

そんなはずはないって?
ふふん、気付かないのも当然と言えば当然。

 

 

私達はしばしばこの力を使い、自分の首をしめるようなことをしています。誰かに嫌なことをされるように自分から仕向けて、わざわざ不快な気分にさせられているんです。
この不快な気分のせいで、私達はコントロールしていることに気付いていないのです。

 

全ての人々は、今日もどこかで相手の行動と態度をコントロールしています。
しかしこれを全く有効活用できていません。
悪用してしまっていることがほとんどです。

 

例えば、あなたがある特定の人から理不尽に攻撃されているとしましょう。
その原因というのがまさしく、攻撃されるようにあなた自身が相手をコントロールしたに過ぎないのです。
「攻撃して欲しい」と頼んだのに、いざ攻撃されて傷つくとは一体何事でしょうか?

 

どのように無意識に相手をコントロールしているのか?

 

 

全ての人々は、自分に用意された舞台で特定の役割を演じています。
そしてその役割こそが、私達が相手に「こういう行動をとって欲しい」と期待したことを指しています。

 

分かりやすく言うと、
「この人は好きじゃない」と事前に思い込みながらその人と接すると、あなたは無意識に敵対的な行動と態度をとるでしょう。
が、これが敵対的な行動と態度を取る舞台を相手に作ってあげているのです。

つまり、私達が用意した役割を相手はただ演じているだけ
にも関わらず私達は、「やっぱりこの人は好きじゃない。ますます嫌いになった」などと確信を強め、相手を非難します。

相手にそうさせたのは自分自身の行動と態度が原因なのに、それに全く気付かないのです。

 

誰かに怒っているときも同じです。
人間は怒鳴られると怒鳴り返したくなる生き物ですが、もちろん声の調子によって相手の声の調子もコントロールすることも可能です。

腹が立った時、大きな声を出せば出すほどますます腹が立ってくるものです。
なので、もしも相手の怒りの感情をコントロールしたいのならば、自身の声の調子を下げるように意識すると良いでしょう。
すると、相手もやっと声の調子を下げることができるのです。

声の調子が下がってくれさえすれば、これ以上感情的にならずに済み、冷静になれるきっかけを生み出すことができます。

 

ココが重要!

それはまるで、鏡の前に立っているかのようです。
自分が笑えば相手も笑うし、自分が不機嫌のときは何故か相手も不機嫌に思えてくる。
こんな単純な法則なのにも関わらず、どんなに重要であるかを認識できている人は、何故かほとんど居ません。

 

 

それでは、これらのことをしっかり理解した上で、相手をもっとより良い方向へ導かせるにはどうすればいいのかを考えてみましょう。

 

よくやってしまいがちなのが、相手を向上させる為に叱ったり、脅したりすることでしょう。
しかしこういうやり方はうまくいきません。事態を悪化させる恐れもあります。

一度思い出してみましょう。
人間というのは、自分に与えられた役割を果たそうとする生き物です。

なのに相手を非難してしまうと、非難された相手は「この人は僕に失望している」ことを察知し始めます。
その結果、あなたの低い評価に沿った行動を取るようになっていくのです。

 

ここを押さえよう!

つまり、
もしも相手に行動を改めて欲しかったらそのことをしっかりと伝えて、それが行われることを期待するしかないのです。
もちろんやるやらないは相手の自由なので、中々期待に応えてくれることは少ないかもしれません。
しかし、ただ叱ったり脅したりするよりははるかにマシです。

どんな人であれ、
誰かが私に見せている側面は、私や他の人たちが相手の中から引き出したものなんですね。

仮に職場の同僚が、「部長は頑固で人の話を聞かない」と言っていたからといって、自分もそういう先入観を持って判断するのは賢明であるとは言えません。

ただ単にその友人が、部長が持っている頑固な面を引き出しただけなのかもしれないのだから。
相手の悪い側面ばかり引き出してしまうのは、引き出し方を間違っているだけなのかもしれない。

 

ポイント

「どんな舞台を用意すれば、あの人は私の手を握って踊ってくれるのだろう?」

こう意識しながら誰かと接するように心がけてみてはいかがでしょうか。

 

 

『はじまりの音』が変われば、相手の対応も変わる

 

あなたが自覚してようがしていまいが、

人々は誰かと関わる度に舞台を設定している、ということは何となくお分かり頂けたでしょうか?

例えば、悩みを打ち明けたいからシリアスな舞台を設定したい。
そんな場合は、「ちょっと相談したいことがあるんだけど・・・聞いてくれないかな?」と言うのがベストでしょうね。

 

最初の言葉、動作、態度こそが相手に舞台を演じてもらう上で重要な「はじまりの音」となることを覚えておきましょう!

 

仕事ができない部下に対して上司が放った第一声が、
「うーん。どうして君はこうも上手くできないのだろう・・・」では、奏でられている『はじまりの音』は悲しすぎます。
そんな音では、部下がそれ以上ネガティブな言葉しか出なくなるのも当然と言えば当然。

人間関係がうまく良くならないのは、
この「はじまりの音」そのものが間違っていることが実は多かったりするのです。

 

参考

仲が悪いカップルがよく言うのは、
「彼女(彼氏)が謝ってきたら、歩み寄ってあげてもいい」というもの。
こんな雰囲気で二人をいくら和解させようとしても時間の無駄でしょう。

お互いが奏でているはじまりの音は、『敵意』

そんな舞台で顔を合わせるものなら、口論になっても仕方ないですよね。

どちらか片方が「和解」という音を出せれば、ほとんどの困難はきっと乗り越えられるはずなんです。

ですので、相手に関わる前に
「自分は相手に何を求め、どういう反応をしてくれるのを期待しているのか?」
「どういう雰囲気で話し合いたいのか?」
などと常に自分に投げかけるように心掛けることが大切です。

 

自分がつまらない人間かのように扱われるのであれば、楽しく接する術をもっと身につけなければならないでしょう。
そして自分が優しい人間のように振舞えば、周りはあなたのことを優しい人物として扱い始めるでしょう。

よく耳にするのが、「高圧的な態度を取るのは、自分に自信がある証拠なのだ」というもの。
ですが、これは逆です。

本当に自分に自信があるのなら、「自分はこんなに素晴らしいのだよ」と相手に納得させようなどとは思わないはずです。
そういう行為に及んでしまうのは、その必要性を自分で感じているからです。
本当は心の中では「自分は小人物」だと思っているのです。

本当に自信がある人は、少しも気取らずにいつも自然に振舞っているものです。

とはいえ、
自分を大物ぶってよく見せようとしている人は、正直自分でもそのことに気付いています。
そして周りはその人のことを、「口先だけの見せかけの人物」であることも見抜いています。

そして更にそういう人ほど、自分のことを良く思わない人が居れば裁こうとします。
そんなことをすれば、自分の評価はますます下がっていく一方だというのに・・・。

 

ある特定の人達には優しく振る舞い、違うある人には理不尽に厳しくしている人が居たとしましょう。
残念ながらそんなことでは、周りから「優しい人」だとは評価されません。
そんな人は結局、「他人をけなす人だ」と評価されて終わりです。

ポジティブな発言というのは、良いところを見せる場面も多く、私達はよく考えて発言します。
しかしネガティブな発言をするときというのは、素が多いのでその人の本性がよく現れます。
悪口を言えば言うほど本性があらわになるので、その人の印象はどんどん悪化するでしょう。

不平不満ばかり言う人の人望の無さは、おそらく誰もが知っている通りでしょうが。

 

 

 

魅力的な存在になりたいのであれば?

 

 

自分を好きになってもらうように強要することはご法度・・・

ですが多くの人は、引き付けられるような人にはなれるはずです。

 

もしもあなたが「周囲を引き付けられるような存在になりたい」のであれば、以下を参考にしてみてください。

 

受けいれる

他人を変える力をもつことは誰もできません。
しかし、変わるきっかけを相手に与えることならできます。
それは相手を、ありのままに受けいれるしかありません。

自分が好きなものを好きになるように主張したりせず、とにかく一緒にいるときは相手がくつろげるように気を配ったり、自分らしく居られる権利を相手に与えてあげることを心がけると良いでしょう。

例えば、
精神科医のもとには様々な問題を抱えた方々が訪れると言います。
しかしその中のほとんどの人が、だいたい週に2、3回診察を受けただけで治ってしまうそうです。
その診察の内容は、ただお医者さんがじっくり話を聞いてあげるというもの。
それだけで多くの悩みは解消されてしまうのです。

多くの人が悩みに振り回されてしまうのは、自分を素直に受けいれてくれる人が周りに居ないからなのかもしれません。

そんな人が周りに居れば多くの悩みは解消されるだろうし、
私も積極的に人の心理を学ぼうとは思わなくなるだろう・・・。
悲しい。

とにかく、私達が他者に求めているのは、自分を無条件で受けいれてくれるような寛大な心です。
しかし、誰からも受けいれられる人は存在しないし、その理想を追いかけるのは現実的ではありません。

それでも全ての人々は誰かに受けいれてほしいと願う。
そして、「自分を受けいれてもらえない」と感じることほど辛いものはありません。

普段からしつこく粗探しをしている人は、相手の欠点に目がいってばかり。
すると相手は、自分自身のことが嫌いになっていくのです。
その結果自尊心は低下していき、きっと相手もこちらの欠点を探し始めようとするでしょう。

 

特別扱いをしてみる

全ての人々は
「自分の価値を認めて欲しい」、そして「特別扱いして欲しい」と思っています。

例えば、
好きな異性から「私にはあなたしかいないの❤」と言われると誰だって興奮してしまいますよね。
しかし、異性がその言葉を色々な人に言っているのを見たら、「軽く見られている」と、怒りを覚えますよね。

また、「皆さんの意見が聞きたいです。」と言われるより、指名をされて「○○さんの意見を是非聞かせてください」と、特別に扱われた方が気持ちが良いはずです。

私達は、「皆さん」、「お客様」、「全員」
などと、ひとくくりにされるのはあまり好きではないのです。

周りに色々な人がいる中でも、1:1で話しかけられて重要な存在であるかのように扱われるのが本当に大好きです。

特に子供は、他の子供達と同じように扱われるのを非常に嫌います。
「僕にはこういう力があるんだ!だからちゃんと見てよ!」と。

ですので、こういう気持ちが強い子供に対して他の子供との比較を行うと、子供の自尊心をただ傷つけるだけになってしまいます。

 

相手の反応をコントロールしている?のまとめ

  • 「周りの人の機嫌が悪いな・・・」と感じた際は、いつの間にか自分の機嫌も悪くなっていることに気付くことが多い。
  • いつも不平不満を漏らす人のことをよく観察してみてください。 それがその人の本性です
  • 「相手は個性を持った一人一人の人間である」それはあなたも同じ。

 




人の習性を知って、人間関係に光を

人間関係の関わり方は、大きく分けて3つあると言われています。

 

①相手を脅して恐怖を与える関わり方

例を挙げれば、犯罪者や一部の権力者のように、求めているものを相手から奪い取る方法。

 

②自分が求めているものを与えてもらう為、相手に媚びる関わり方

これはその名の通り、「どうかお願いします。お恵み下さい!」です

 

③ギブアンドテイクな関わり方

相手が求めているものを与えると、相手も自分が求めているものを与えてくれる。

 

どう見ても、一番まともなのはですね。

ですので今回は、このギブアンドテイク法について詳しく学んでいきます。

 

まず私達人間が欲しているほとんどのものは、基本的には他者がもっているものです。
ということは、あなた自身も他者が求めているものをふんだんに所持していることになります。

 

一般的に幸福な人はより多くの幸福を周囲に与えようとするので、幸福な人自身はどんどん願望が満たされていきます。
その為、他者の願望に対しては、はるかに寛大で思いやりがあるのです。

逆に欲求不満に暮らしている人は絶えずイライラしているので、周囲に多大な迷惑をかける恐れがあります。

 

 

 

一体何が問題を起こしているのか?

 

 

 

そもそも私達を悩ませる問題の原因は、私達が他者の求めているものを侮って対応していることにあります。

 

私達が普段、「苦手だ」と思っているあの人の行動は、むしろ理に適っているもの。

「あの人は何考えているか分からない。苦手だわ~」と言っている人に限って、人の習性を軽くみています。
人の習性を知っていけばいくほど、嫌いなあの人のことが特別厄介だとは思わなくなるはず

 

要は簡単に言えば、下手なゴルファーに限って、ミスを環境や道具のせいにすると同じこと。

人間関係もそれと同じで、他者が何を求めているか見極めて、相手の願望を満たしてあげれば良い人間関係が築けるということです。

確かに周囲は意地っ張りで頑固な人だらけ。
だけどそう見えてしまうのは、もしかしたらあなたが人間の習性を理解できていないだけなのかもしれません。

 

 

重要ポイント

人の習性は、”知っておくだけ”でいいのです。これだけで結構違ってきます。

知らないものに対処するのって、無理ですし自信ももてません。

だからほとんどの人は、人間関係で悩むのです。

 

 

例えば、

臆病な人は他人とうまくやっていこうとする。
それは、相手の言いなりになること

横暴な人は他人とうまくやっていこうとする。
それは、いつも相手を脅して言いなりにさせること

 

どちらも実は、他人とうまくやっていく方法を実行できています。
私達はもう正直他人とうまくやっていく方法は学ぶ必要などありません。
私達はどんな性格であっても、理に適った他人との付き合い方は既にできている!

 

誰しもが、「こういう人に困ったら、こうすればいい」というアドバイスを受けています。しかし、それがうまくいったことなんてあまりないはずです。

あなたがこれまで出会ってきた人は皆違います。
ゆえに、1人1人に合った小手先のテクニックを知って実践しても仕方ない。

結局それは、「その人」だけに合ったやり方に過ぎません。

だから人の習性を学んでいくのです。

 

 

人間関係の基本

 

 

では、人間関係で必要な「基本」とは何なのかと言えば、それは相手の自尊心を傷つける行為は絶対にしないことです。

私達人間は、特に自尊心に関してはとてもデリケートです。

 

人間関係での注意点

人は「自尊心を大切にしてもらえた」と感じると、感情に流されることなく冷静に振舞ってくれるもの。
しかし、「自尊心を傷つけられた」と感じると、すぐ感情的になります。

更に全ての人々は、「自分自身を大切にして欲しい」と思っています。
もしそれを傷つけてくるのならば、その人をすぐに「敵」とみなすのです。

 

 

例えばこんな事件があったそうです。

 

事件①

気を振り絞って好きな異性に話しかけたのに、冷たくあしらわれたことに激怒し、その異性を殺害してしまった。

 

事件②

1人の少年がコンビニ強盗を働いた。
その動機は、「何もできない弱虫だ」と友達にからかわれたので、自分の実力を見せ付けたかったから。

 

 

 

2つの事件から私達が学べること、それは・・・
「自尊心を傷つけられた人間は、それを守る為に過激な行為に及んでしまう」
ということです。

相手の人間としての尊厳を踏みにじってばかりいると、いずれ嫌な目に合わされます。

 

 

人間関係の原理を学ぼう

 

 

今回一番重要なこと、即ち人間関係の原理を4つ紹介します。

これらは、全ての人々に共通する人間関係の「基本」になります。

必ず覚えておきましょう!!

 

人と関わっていく上での『基本』

  • 全ての人々は少しばかり違いはあれど、自己中心的である。
  • 全ての人々が一番関心をもっているのは、自分自身。
  • 人生において、重要なのは自分自身。
  • 全ての人々は「他者から認められたい」と思っている。

 

 

好きなあの人も嫌いなあの人も、みんな「自尊心を満たして欲しい」と強く願っています。
その願望が満たされて初めて、人々は自分自身のことを一度忘れます。
忘れることにより、他者に目を向けるようになるのです。

 

ポイント

人々はみんな「自尊心を満たして欲しい」と思っています。
つまり、いつも誰かを批判しているあの人は自尊心が低すぎることが分かります。

自分自身の事が嫌いな人は、他者に対して友好的にしようとはしません。

なので特定の人との人間関係を良くしたいのであれば、
まずは相手に自分自身のことを好きになってもらわないと意味がありません。

 

 

 

例え相手が成功をおさめているからといって、
「少しくらい嫌味や皮肉を言っても大丈夫だろう」
「友達は何も言わない人だから、少しくらい待たせてもいいだろう」
などと考えてはいけないということですね。

 

もう一度言いますが、誰だって「自分の重要性を認めて欲しい」、「自分の価値を認めて欲しい」と思っています。

 

例1

あなたが友人との待ち合わせで5分遅刻してしまったとします。

あなたにとっては「たったの5分」
しかし、相手にとっては「されど5分」です。

問題なのは、5分という時間ではありません。
あなたが友人に伝えているのは、「この面会にあまり価値は無いと思っている」というメッセージです。

 

例2

夫婦の離婚の原因を挙げれば、
「夫は綺麗な女性を目で追っている」
「夫は友達の前では妻の私をからかっている」
「妻は夫である私のご飯をテーブルに置かない」
「妻は夫である私より、犬の方を大切にする」

などがあります。どれもほんの些細な出来事です。

 

 

2つの事例全てに共通しているのは、
「私はあなたを重要な存在だとは思っていませんので」というメッセージを送っていることです。

些細な出来事がきっかけで、夫婦の関係にしろ職場の関係にしろ・・・。
破綻してしまう原因は本当単純なんですね。

 

私達が肝に銘じておくべきなのは、相手を軽んじるような言動が積もり積もると、とんでもない悲劇を招くということです。
即ち「小さな火花がきっかけで大爆発が起きる」ですね。

 

 

相手の重要性を認め、相手に自分のことを好きになってもらうには?

この場合、3つのルールを守る必要があります。

 

誠実な気持ちを持つ

関係がうまくいっていない相手が居るということは、あなたはその人の事を心の中で「つまらない存在だ」とみなしているということです。
もしも誠実にできないのなら、その人の事は諦めましょう。

 

②まずは相手に注目してみる。

実際私達は、身の回りで起きていることを自分にとって重要な部分しか見れておりません。
その理由は、自分にとって必要なものだけを選んで注目しているからです。
関係の無い話は興味がないから聞き流すし、あの人の言うことはつまらないから聞き流す。

なので、
もしもあなたが相手に自分の行動を改めて欲しいと思うのなら、その人に注目してあげるだけでも効果的です。

子供にいたずらを止めて欲しいと思うのなら、子供にしっかり注目してあげるといい。
例えば食事の際に野菜を残すのは、もっと注目して欲しいから。
勉強をしないのは、子供の努力に気付いてあげれていないから。

夫婦だって同じです。
例えば、新しい髪形にしてもパートナーがそれに気付いてくれないのなら、誰だって傷つきます。
すると、「髪に気づいてくれないのは、普段から自分に注目していないからだ」と考えるようになっていくのです。

これこそが、「自分を重要な存在だと思ってくれていない」という証でしょう。

一人一人の重要感を満たすには、少しずつ注目してあげるだけでも十分なのです。

 

③決して威張らない

人々は、「自分の重要性を満たして欲しい」、「誰かに重要な存在だと認めて欲しい」と思っている。
それはあなたも同じです。

なので、人はどうしても誰かと関わるとき、自分の重要性をどうにかして相手に印象づけようと必死になることがあります。

あの人が自分のことを意識していようがいまいがどうでもいい。
とにかく、私達は良い印象を与えたいのです。

それがいきすぎてしまうと、自分を良く見せる為の言動をしてしまうようになる。
これが良く、相手を軽んじてしまっていることが多い

例えばよくあるのが、
自分の方が上だと分からせるために、相手の間違いを指摘すること。
多くの場合、
人の間違いを指摘するときというのは、問題を解決したいからではありません。
相手を批判して、「自分の方が重要だ」ということを分からせたいのです。

もちろん相手の間違いが自分の生死に関わるのならば、それはきちんと指摘しなければなりません。
しかし、例えば相手が「ラピュタは本当にあるんや!」と主張しても、あなたが天空を知り尽くしているような人でない限り、それが本当でもウソでもどうでもいいでしょう。

誰かの間違いを指摘しても自分には何の得もありません。
相手はただ、自分の主張を信じたいだけだし、ただ自身の自尊心を満たしたいだけ。
故に、あなたがどうこう言っても仕方ない。

 

 

人間関係の関わり方のまとめ

  • とにかく自分と相手の自尊心を大切にしていきましょう
  • 相手の間違いを指摘すると、自尊心が低下してしまうので、全否定はせずに部分否定をしてあげましょう。
  • 相手を軽んじて偉そうにしている人は、とにかく自身の重要性を知って欲しいからです

 




人気商品はいいものなのか? 希少性の原理を知る

 

 

珍しい物は本当に価値があるの?

 

ちょっとイメージしてみてください。

 

 

カフェで友達と楽しくお喋りをして盛り上がっていると、あなたの携帯が鳴り、別の友達から電話がきたとします。

もしもそんなとき、

目の前の友達に一言断りを入れて、その電話に出るでしょうか?

それとも目の前の友達を優先するでしょうか?

 

多くの方はこのような場合、やはり電話に出てしまうかと思います。

その理由をよくよく考えてみると、
「この電話に出なかったことにより、何か失うものがあるかもしれない」と無意識に考えてしまうからです。

例えば、
「もしも電話を取らなかったら、その人からはもう2度とかかってこないかもしれない」
「かかってきた電話がもたらす情報を永久に失ってしまうかもしれない」

電話の着信音を聞き流せば聞き流すほど当然そのリスクは強まっていくので、どうしても電話に出ることを優先したくなってしまうようです。

 

要するに人というのは、

「あるものが失われてしまうのでは?」と考えてしまうと、それに強く刺激を受けてしまうと言えます。

 

今回の重要ポイント

ある品物の数が少ない、もしくは少なりつつある物は、それだけその品に価値があると思い込んでしまう
あるチャンスが時間と共にどんどん手に入りにくい状況になっていくと、その機会がより貴重なものに思えてきたり。

これを希少性の原理と呼びます。

実は多くの人々が、何らかの形で希少性の原理に支配されているのです。

 

 

 

 

一見すれば何の価値も無さそうな物でも、「この世に2つとないもの」と言われると、それこそが価値だと思い込んでしまうということは、

これが誤った判断をさせることもあるということです。

 

 

数量と時間を利用した希少性

「数量限定」と「時間制限」

 

まずは、「数量限定」という希少性とは何かご紹介します。

 

数量限定

家電屋さんで、とある特売の品に興味を示し店員さんを呼んだものの、「実はこの商品は先ほど売れ切れてしまいまして・・・。確かそれが、最後の1つだったかと」
とか言われると、多くの方は間違いなく失望してしまいますよね。

「もう手に入らない商品です」と言われると、多くの消費者はその商品に対してより一層の魅力を感じてしまうはず

しかし大抵の場合、在庫はちゃんとあるのです。
心配しなくても店員さんは、「まだ在庫は(沢山)ありました」という知らせをもって(必ず)戻ってきます。
もちろん手には契約書とペンがしっかり握られています。

冷静に見てみると、「これで買う人なんておらんやろ!」などと思われるかもしれません。
しかし大抵の人にとって、もう既に契約は後戻り不能な所まで進んでしまっているのです。

この商品は手に入りにくいものだから、この上なく商品に魅力を感じてしまっていますし、「この商品を買おう!」という決定が1度なされているので、コミットメントも発生してしまっている。

時既に遅し。
お客さんは間違いなくこれを買ってしまうのです。

 

 

では次に時間制限です。

人はしばしば、「選択できる時間が無くなりつつある」というだけで、たいして関心もないことを行ってしまう生き物です。

時間制限

よく使われるのは、「独占!」「特別!」「終了!」「間近!」でしょう。

そしてセールスでよく使われる戦術は、最終期限を設けて、今すぐ決断を迫るというやり方です。

「今買わなかったら、後でもっと高い値段で買わざるを得なくをなりますよ!」

「二度と買えなくなりますよ!」

「今日はたまたまこの地域を回らせて頂いているだけなので、特別価格なんです!」

またあるいは、「後でやっぱり購入したい!と決心されても、会社の方針でもう一度お伺いしてお売りすることはできないのです」などと、普通に考えても有り得ないことを言う人も居るかもしれません。

しかし普通に考えて有り得ないことでも、
今欲しくさせてしまえば、商談についてあれこれ考える時間を与えさせないようにできるので、それに気付くことは非常に困難。

つまり彼らが「再訪問できない」と主張するのは、
後では手に入らないという脅しをかけて信じ込ませようとしているに過ぎないことが分かります。

 

 

 

 

どうして珍しい物に心動かされるのか?

 

 

そもそも私たち消費者は、「手に入りにくいものは簡単に手に入るものよりも良いもの」だと知っていますよね。
だからこそ、

魅力を感じた→良い物だ買おう

 

 

と、賢明に手っ取り早く商品の品質を迅速かつ正確に判断することができるでしょう。

そう、実はそこが弱点なのです。

 

無意識に生まれる弱点

「欲しいものを手に入れる機会が減少している」と感じると、『自由』を失っているかのような感覚に襲われます。

この『自由』を失うことが、人間はどうも我慢ならないのです。

『自由』が制限されたり脅かされたりしたときに人間がまずやることは、自由な選択を回復させようとすること。

そういった欲求が無意識に生まれてしまい、満たそうとするのです。

 

ココを必ず押さえる!

希少性の影響というよりも、人が生まれながらに持つ欲求のせいで心動かされると言ってもいいです。

今まで当たり前のようにできていたことが出来ないと分かったとき、私達は人が変わったかのように豹変してしまう

 

 

 

希少性は具体的にどういう影響を及ぼすのか?

 

 

 

 

 

では、希少性の問題点とは何なのでしょう?私達消費者にどういう影響を及ぼすのでしょう?

 

まず私達は、数少ないものや珍しいものを目の当たりにすると体が興奮してきます。
それが欲しいと思っていれば思うほど、当然その感覚は強いことでしょう。

そして特に、自身の状況が競争に巻き込まれている場合は、頭に血が上っていたりすることも多く、その為周りが見えなくなってしまうことがよくある。

そうなってくると、落ち着いて「これからどうすべきか?」を考えるのは容易ではないでしょう。

 

珍しい物を目にすると、そのことで頭が一杯になる。
それは時間が経てば経つほど、どんどんひどくなっていく。
理性や論理なんて、簡単にどこかに行ってしまう・・・!

 

補足

警戒するだけなら簡単

だけど、その警戒心に従いつつ行動していくのはまず無理。

例えば、
買い物をしているときにあなたの目の前で、今からまさにバーゲンセールが行われ始めようとしています。

商品を見ると、正直あまり欲しいものだとは言えません。
早い者勝ちで、何より多くの人が参加をしようとしています。
それでも普通なら、欲しくもないものに時間や労力をかけようとはしませんよね。

でも、よく見てください。
あれだけあった商品がどんどん無くなっていくんですよ?
湧き上がってきませんか?闘争心。

 

誰もが「自分にとっては価値が無いし必要もない」ことまでは気付けるのです。
それなのに、どうしても体は反応してしまい、興奮状態に陥る

一度でも興奮してしまうと、慎重な行動を取るのは大変困難です

 

ポイント

つまり、
どれだけ希少性という人間の傾向を知っていても、愚かな衝動からは身を守れないということです。

 

 

 

希少性の原理の罠に陥らない為には?

 

まず皆さんに理解しておいて欲しいのが、「興奮する」という行動は人である以上避けられないということです。
こればかりは仕方ありません。

 

 

珍しい物を見つけた際に、「まずい!希少性の原理が働く!どうしよう!」などと、あれこれ考えても仕方ない。
諦めて時間を経過させ、一度自身を興奮させましょう。

 

そして興奮し始めたら・・・そこからが勝負!!

 

例えば、
中々売られていないような、珍しい車をあなたが求めているとしましょう。

やっとのことで売られている店舗を見つけました。
そして何と何と、お値段も妥当です。

興奮しますよね? どうぞどうぞ。

はい!肝心なのはこの後です

まず珍しいものというのは、「求める」気持ちを高めてくれるものですが、
そもそも、どうしてその車が欲しいのか一度思い出してみてください。

例えば
「彼女が言ったんだ。
この車でいつか私を迎えにきて、どこか遠くへ私を連れ去って!ってな。」

・・・なるほど、それはそれで結構です。
どうかお幸せに。

ところがちゃんとした理由も分からず、
「ただ所有したいだけ」というのがあなたの回答ならば・・・。
今一度考えてみるべきです。

 

 

ズバリ、希少性の罠とは

所有するのが目的で、何かを欲しいと思うことはほぼないはずです。
必ず何か理由があるはずなんです。

手に入りにくいからといって、
果たしてそれが自身に幸福を届けてくれるかどうかは分からない。
価値があるとは言えない。

希少性の高いものを見ると、私達はしばしばこんな事実を忘れがちです。

 

 

それでは最後のまとめです。

 

希少性の原理のまとめ

  • 希少性の影響による胸の高鳴りを感じたら、それを立ち止まって考えるという合図に設定してください
    その目的とは、理性を取り戻すことです。何故それが欲しいのでしょうか?
  • 「珍しいものだから、これは素晴らしいんや!」これって正しい考え方ですか?
  • 欲しい欲求が続けば続くほど、最初に自分で決めていた大切なルールを忘れていきます。