第一印象は、面接のときだけ気をつければいいものではない

 

「第一印象で、人の○○が決まる!」などというワードを1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

とくに就職活動のセミナーや、本などでよく見かけるかと思います。

 

そんな第一印象ですが、

「就職活動における面接では重要なんだな」という認識で終わると痛い目を見ます!

 

 

「痛い目を見る」などと言われても、日頃他人から、「第一印象を良くしなさい」などと言われるわけでもありません。

 

なので、

「面接のときだけ気をつければいいじゃん!」

などと多くの人は思うことでしょう。

 

 

そう感じたのであれば、是非とも下を読み進めて頂けたらと思います・・・。

 

 

 

 

 

 

ただ最初に耳にしただけで、物事に大きな影響を及ぼす

突然ですが、二人の男性をご紹介します。

あまり深く考えず、

AさんとBさんのどちらに好感がもてるか、直感で答えてみてください。

 

 

 

Aさん

知的で勤勉で頼りがいがあり、

批判的で頑固で嫉妬深い

 

 

Bさん

嫉妬深いし批判的で頑固で、
勤勉で頼りがいがあって知的である

 

 

 

いかがでしょうか?

見ての通り、二人の性格描写は全く同じです。

 

しかし、

多くの人はこの質問を口頭で言われると、Aさんに好感を覚えるはず。

 

 

これは要するに、

「性格が異なる人間が二人居る」と感じてしまったことになります。

この現象のことを、『初頭効果』と言います。

 

 

 

初頭効果とは?

最初に言われた内容に重きを置いてしまうのが人間。

後から言われた言葉がどのような内容であってもあまり関係がありません。

初めのほうの性格の特徴が、その後に続く特徴を薄めてしまうのです。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
ウワサからの情報で、その人のことを勝手に決め付けてしまう。

初頭効果がまさにこれ。これが本当に厄介。

だから、「第一印象は重要」などと言われる。

 

 

 

 

第一印象は、私達の行動におけるミスを引き起こします。

そのミスを簡単に言えば、
第一印象で好感を持った人に対して、その後の評価が甘々になったりするなどです。

 

 

 

 

ある決断を早急にしなくてはならないとき、「最初に耳にした意見」を基準に考えがまとまりがち。
最初の意見が物事を左右することは、日常生活ではよくあります。

 

 

 

 

因みに・・・

物事に影響を及ぼすのは初頭効果だけではありません。
後から入ってきた情報の方が記憶に残りやすいという現象も存在します。

このことを『親近効果』と言います。
新しいものが入ってくると、古いものは外に追い出されるイメージです。

 

 

初頭効果と親近効果に注意する

一番影響を及ぼしてくるのは『初頭効果』です。

とくに、すぐに何かの対応や判断が必要なときは、初頭効果の影響が強まります。

 

注意

例えば、

「あの人のことどう思う?」と聞かれたときに即答すると、第一印象で判断した内容を伝えてしまう。

 

 

ドッペルおにいさん
ちなみに、ある程度時間が経った情報は、親近効果が強まります。

だいぶ前に聞いた話の内容を思い出してみてください。

記憶に残っているのは結論なことがほとんどですよね?

 

 

 

途中の内容をしっかり考慮しようとしないと、初頭効果の影響を受ける。

これはつまり、第一印象が歪むという意味です。

 

できることなら、相手がどのような人であるかを見極めて判断していきたいですよね。

でもこれって、すごく難しいことなんですよ。

 

それは何故かって?

周りの人間ひとりひとりに対し、

あなたはじっくり時間をかけて判断していこうなどと思いますか?

 

そんなヒマはないはずです。

第一印象で相手を決めつけて、その人のことはおしまい。

それで良いじゃん?

 

 

覚えておこう

「最初」の印象
「途中」の印象
「最後」の印象
これら全てを考慮させなければ、「本物」は分からない。

 

 

 

第一印象がなぜ重要なのか?

だいたいの内容はお分かり頂けたでしょうか?

 

自分達に影響を及ぼしてくる第一印象は、様々な理由で歪んでしまいます。

一体どのように歪んでいくのか、次の記事ではその原因について紹介しています。

 

「周りから理解されたい!」と思っているのであれば、是非読んでください!