仲直りに必要な心構えとは、「話の傾聴」と「相手の辛い気持ちの推測」の2つ

 

 

 

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誰かと仲直りするときに確認したい、「モヤモヤ感」と「無自覚な怒り」

わたし達は、自分で勝手に解釈して怒ったりすることが非常に多いということを知っていただければ嬉しいです。

 

 

 

人間関係の修復に必要な心構え「話をするのは相手」

 

どうしても仲直りしたい人が居たとき、どのような気持ちで相手に歩み寄ればいいのか考えてみましょう。

 

例えば、いくら相手が「あなたと関係を修復したい」と主張しているからと言って、

「決して悪気があったワケじゃないんや!」
「あの時良かれと思ってやっただけなんや!」
などと、自分の事情だけを説明されると、さすがに相手はうんざりするしイラっとするんですよね。

すると当然、相手も更に怒りを増長させるだろうし、自分も何を言えばいいのか分からなくなる。
これでは仲直りどころではありません。

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

 

人間関係が壊れると、お互いにどんな気持ちになる?

 

人間関係がぎくしゃくしたり、仲の良かった相手との接触回数が減ってしまった場合、人はどんな気持ちになるのか思い出しましょう。

そう、自分も相手もネガティブな感情を抱え込んでしまうんです。

つまり自分も相手も、

「「ネガティブな感情を残したまま仲直りするなんてありえない」」

これが本音だと思うのです。

 

歩み寄る為にはネガティブな感情をどうにかしないといけないのなら、相手のネガティブな感情を表に出してもらわなければなりません。

自分の事情を説明して相手と関係を修復する方法は、ごく一般的に行われています。

しかしこれは、自分を正当化しているようにも、遠まわしに相手を非難しているように聞こえることもあります。

なので、「自分が話をする」ことは誤り。

相手に心を開いて欲しいなら、相手に話をさせることがとても重要です。

 

ドッペルおにいさん
仲直りするには、どちらか1人に「相手のネガティブ発言を受け止められる」心の広さと柔軟性が必要!

 

 

 

仲直りの成立を助ける2つのポイント

 

ただし、勘違いしてはいけないことがあります。

まずあなたがどれだけ「相手の話を受け止める!」といくら覚悟を決められたとしても、仲直りの対象となる相手はあなたに警戒心を抱いております。

そして人間関係において、誰もが「常に心を開いて素直に語りたい」などとは考えてはいないんですよね。
そんな状態の相手から、ネガティブな言葉を引き出すのが仲直り成立の近道となることを覚えておきましょう。

 

ドッペルおにいさん
でも、ネガティブな言葉をちゃんと引き出せるかなぁ・・・?

 

そう思われた方がほとんどだと思うので、ネガティブな発言を引き出しに行くポイントを2つご紹介するのでチェックしてみましょう。

 

ネガティブな発言ができる状況を作る

当たり前ですが、相手は自分に対してどんな距離感をもっているのかは分かりませんよね。

なので、自分から相手に優しい言葉をかけましょう。

憎き相手と顔を合わせると、ついつい過去のことを持ち出したくなってしまうもの。
しかし、自分の気持ちを伝えるときに大事なのは、非難を挟まないことです。

これらは基本中の基本なので、できなければ仲直りはやめましょう。

 

 

自分は聞き役にまわろう

ネガティブな内容を相手に伝えることは誰だってイヤ。

相手は、あなたに抱えたネガティブな感情を伝えられずにいます。

それを理解した上で、自分が聞きたくない内容であればあるほど、自分から聞いてあげる姿勢が大事。

つまり、相手に「聞く耳」というギフトを贈るのです。

 

 

ドッペルおにいさん
仲直りが難しい理由は、ネガティブな感情を伝える/伝えられるの内容だとお互いが分かっているから。

きっと沢山の方が、苛立ちや怒りを周りにうまく表現できずに苦しんでいるはず

 

相手が根からの短気の場合は?

仮に相手が、過去に自分によく食って掛かってきたような人であれば話は変わります。

そんな相手に「全部ぶちまけてくれ」などと言っても逆効果です。

あくまでも、ネガティブな感情を表現するよう促すべきなのは、ネガティブな感情や願いを語りたくても語れずに我慢してきたような人に対してです。

そこは誤解しないようにしましょう。

 

 

人間関係の修復に必要な心構え「相手の辛い気持ちを推測する」

 

相手に気を遣うあまり、遠まわしな伝え方をすることはよくあります。

例えば、本当は手伝って欲しいのに、「もし時間が空いたら手伝って欲しいな」など。

 

「遠まわしに言う関係」が長く続くと、いずれそんな相手と会話するのが億劫になっていくんですよね。

言いたいことを我慢し合う関係では、互いの距離がどんどん広がってしまい、いずれは怒りという手段を用いて相手とコミュニケーションをすることも・・・。

 

その結果、怒りを感じている自分を更に抑え込み、関係改善の意欲が萎えてくる

 

 

だからこそ、言いづらい内容ほど相手に洗いざらい語ってもらわなければならない!

 

 

そこでオススメな方法は、

相手の辛さを推測でもいいのでこちらから言葉にしながら、少しずつ歩み寄っていくことになります。

 

ポイント

基本的に主役は相手。間違っても相手の話の腰を折らないように。
もしも相手が口ごもってしまった場合は、質問を投げかけて先を促してあげよう

 

 

ドッペルおにいさん
(・・・相手の想いを推測するってどういうことだ?)

 

 

・・・そう疑問に思われた方がほとんどだと思うので、いくつか例を挙げておきます。

 

 

パートナーに対しついガミガミ言って関係がぎくしゃくした

この場合の辛さの推測として挙げられるのは、

「いつもごめん。一緒に暮らすのは楽じゃないだろう?」と声をかけることですね

ただもしも、「でもやって欲しいんでしょ?」などと言い返されたら、
「確かにそうかも。でも、仕事のストレスをぶつけてしまって辛い想いをさせているのも事実だと思っている」と言うと完璧。

その推測が当たっているかどうかなんて、当然分からない。
でも重要なのは、「例えネガティブな感情でも聞く用意ができている!」姿勢を相手に示すこと。

 

子供にうんざりされて関係がぎくしゃく

この場合の辛さの推測として挙げられるのは、

「私のような親だと大変でしょ?」と声をかけるところから始めること。

これで子供が聞いてくれそうならば、

「なんでもかんでも干渉されると嫌だよね」と続けましょう。

逆に子供が言い出せずにいるなら、

「心配せずにどうか聞かせて欲しい」と言ってあげます。

それでも中々言い出せずにいるのならば、

「今すぐじゃなくていい。話してくれる気になったら声をかけて」としっかりフォローしてあげると完璧。

 

そんなこと言われても、「自分は毎日忙しんだから、むしろこっちが想いを推測されるべきだと思うんだよね」と感じるかもしれない。

 

でもよく考えてみてください。

「お前のことを愛しているからこそ、ストレスを抱え込んでしまったんだ」

「お母さんお父さんはね、すごく忙しいんだよ」
などと、もしもあなたが相手から自分の立場の説明をされたらどう思いますか?

 

ドッペルおにいさん
「いやいや。そんな話聞いてないし、聞きたくない」なんですよね。

相手がパートナーだろうが子供だろうが、立場関係なく話は最後まで聞き届けましょう。

相手の思いを推測できない人は、
「理由は他にもあるかもしれないけど・・・」というフレーズを加えると良いでしょう。
本当の理由を聞きたいんだ!という姿勢がとにかく大切です。

 

 

相手が優しい性格ならば、ネガティブな内容を伝えるのは辛い

相手がこちらに歩み寄れない理由は、おそらくそれがネガティブな内容だからだとお伝えしてきています。

要するに、相手は「こちらを傷つけたくない」という気持ちが強いと思います。
なので当然、傷つけられるような言葉を突きつけられることは覚悟する必要があるのです。

 

口では「お前の想いが知りたい!」などと言うところまではいい。

しかし心の底で、

相手の話を受け止める覚悟ができていなければ、それがあなたの態度にあらわれて相手に伝わってしまう。

1度接触が失敗すれば次のチャンスが中々巡ってこないのは既にご存知の通り。

 

まず私達自身がネガティブな感情を聞く心の準備ができていなければ話になりません。

思い出していただきたい。

 

こうして相手と歩み寄ろうとしている理由は、
「真実が聞きたいから」
「また昔のように一緒に過ごしたいから」
「もう変な想像を膨らませていたくないから」

そして最終的に、相手に気持ちを打ち明けられることにより、「お互いに胸のつかえが下りた」と感じることですよね。

 

これも知っとこう

優しい人は相手から距離を置く方法をよくとります。わたしもよくやります。(マジで嫌っている場合もあるけど・・・)

距離を置きたがる理由としては、優しい人が相手に対して苛立ちや怒りを表現してしまったら、かなりの罪悪感を味わってしまうから。

その為優しい人は、中々本心を見せることをしません。
ネガティブなことは中々言ってはくれないことを覚えておきましょう。

 

優しい人にネガティブな感情を伝えてもらうテクニックとしては、「強力な言葉で本音を引き出す」方法があります。

生ぬるい発言では、優しい人は食いつきません。

 

例えば、「ずっと嫌な想いさせてたよね」から始めるのではまだ足りない。

この場合、「この前は本当嫌なことをしたと思ってる。わたしのことすごく憎いよね?」とか「わたしって本当とんでもない馬鹿だったよ」

などと、強烈なネガティブ発言をこちらから伝えるのです。

「憎いよね?」と聞かれれば、「憎んでいるワケじゃないけど、頭にはきた」

「とんでもない馬鹿」と言われれば、「まぁ、ちょっとはイライラしたかなぁ」

などと返してくれることもあると思うのです。

強い表現でなければ引き出せない気持ちというのもあるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

step
1
仲直りするぜ!

 

step
2
相手に対して、「怒りはあるか?」確認しよう

step
3
自分の事情は絶対に話さない! 相手に話をさせることを徹底。相手の話の腰は折らないこと!

step
4
相手が警戒状態で、中々発言が引き出せないなら優しく質問を投げかける

step
5
相手は優しい性格ではないか?その場合は、自分に対して強烈なネガティブを相手に伝えて、気持ちを引き出そう

step
6
もう一度言うけど、誰もが「心を開いて素直に語りたい」とは思っていない。

 

以上のことに注意して、これから仲直りの予定がある方は頑張ってみてください。

ありがとうございました!