悪い第一印象を覆したいのであれば相応の覚悟が必要。果たしてあなたの中に目立つ覚悟がありますか?
本記事の内容
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1第一印象は変えづらいから重要視される
今日もこれからも、他者はあなたを同じように見ようとするから印象が変わらない!
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2第一印象で相手を決め付けているとどうなるか?
相手の第一印象は、相手の能力や性格で決め付けられてしまう
第一印象が重要視されるのは、最初の印象を変えるのが困難だから
さてまずは、第一印象について学んでいきましょう。
誰かに対する最初の印象が強烈過ぎたとき、人は良い方向にも間違った方向にも導かれます。
そしてそこで得た情報は、その後の情報の解釈と記憶にも影響を及ぼしてしまうでしょう
例えば、
テスト期間中に家に帰ってきた自分の子供が、100点満点中20点という算数のテストの結果を一番初めにもってきたとしましょう。
ここで当然親は、「うちの子供は勉強ができないのでは?」と考えます。
家庭教師を雇おうとしたり、塾に通わせようかどうかとあれこれ悩みもするはずです。
しかしその翌日、子供は社会のテストでは90点、理科のテストでは95点をとってきました。
極端ではありますが、冷静に考えればこの子供はそこまで頭が悪いワケではありませんよね。
にも関わらずほとんどの人は、
「うちの子供は勉強ができないんだ」と結論付けてしまう傾向があります。
子供が親の「思い込み」を覆すには、全教科80点以上をしばらく続けないと厳しいかもしれません。
そして何より問題となるのは、
そこまで頭が悪くないのにも関わらず、「お前は勉強ができない」という烙印を押し、その子供の可能性を奪ってしまうことがあるということ。
たった1教科が苦手なだけの優秀な子供のやる気、そして将来を奪う。
この罪はとても重い。
因みにこれも印象が絡んでいる
よく自分の両親が、いい大人に成長した自分を未だに心配してくると言う人が居ます。
これはおそらく、
親の中では、子供を最初に認識したまま止まってしまっているからだと言えますね。
最初の印象を変えるのが不可能ということではありません。
ただ、「めっちゃ難しいんだな・・・」ということは覚悟しておきましょう。
印象を変えるのが難しいのは、思い込みに原因がある
良い第一印象を与えられた人間関係は、当然長続きしますよね。
つまり長続きしているということは、相手から悪いイメージを持たれることなく済んでいるといえます。
『自分』という私のことを知っている相手は、今までもこれからも、変わらず同じように私達を見ることでしょう
そうつまり、
いつも通りに・・・同じように私を見ようとするから、印象を変えてくれないんです!
思い込むと見えなくなる
私はあるとき「真面目でおとなしいね」と言われたことがあります。こんなに面白いことを言っているのに・・・。
だから当然、多くの人にたくさんの冗談やギャグを言いました(笑)
でも結局、周りの意見は変わりませんでした。
周りの人は本当頑固だな
私の良さを分かろうとしないな
人の話を聞かないんだな
・・・いいえ、違いました
周りの人は、見えているはずのものが目に入らなかったのでしょう。
単にひとりひとり、「思い込み」が違ったのです。
周りが私に抱いている思い込みに余程そぐわないことが起きれば、気付いてもらうことはできたかもしれません。
しかしほとんどの場合、僅かに違う程度だと、無視されたり解釈し直されたりして終わってしまう
第一印象を変えてほしいなら?
あなたが相手に、「自分に対する印象を変えて欲しい」と願うのであれば、方法は2つあります。
よほど目立つことをする
もしくは諦める
です。
とはいえ、第一印象からの強い思い込みにも良いところがあったりはします。
良い思い込み・悪い思い込み
例えば誰かから,
「優しくて素敵ですね❤」という第一印象をもたれると、多くの人は「他にも優れた特質をもっているに違いない」と思います。
こういう「思い込み」のまま事が済めば何も問題はありません。
しかし思い込みというのは、矛盾箇所が見つかると激しく抵抗してきます。
今までは「優しくて素敵!」だったのに、そんな相手がもしもどこかで誰かの悪口を好き放題言っているところを目撃すると、間違いなく相手に対して不快感を覚えますよね。
私達人間は、この不快感がとにかく嫌いなので、「この不快感を無くさなければ・・・!」と無意識に感じてしまいます。
不快感を無くす為に、私達がとりがちな行動はおそらく2つです。
①「あの人は何も言わなかった。いいね?」
と、無視をする
②「実はあの人は良い人ではなかったんだ・・・」
と、相手のイメージを変え改める
そもそも第一印象という情報だけでは、相手の本当の姿は決められるはずありません。
しかしそれでも、第一印象を参考にしてこれからも相手と付き合い続けようとするのが私達です。
「あの人は誰にでも優しい。・・・だから他にもきっといい所があるはず」
そう考えておかないと、私達は些細なことで不快感を覚えるハメになってしまうのだから。
つまりまとめると、
「第一印象が悪ければ、人間関係に甚大な影響を及ぼし、周囲を失望させてしまう」
「第一印象が良すぎると、そのイメージを必死に守ろうと無理をして自分を飾ろうとしてしまう」
とにかく第一印象を良くするのも大事かもしれませんが、失望されてしまうときは面倒なことに・・・。
最初の印象で相手を決め付けていると、思い込みの被害者になる
ではそもそも・・・
私達が物事を強く”思い込んでしまう原因とは何なのでしょうか?
その理由というのが、
私達が様々なものを無意識に「他の人も自分と同じように考えたり感じたりするはずだ」と考えてしまうことにあります。
一度こういう考えが凝り固まってしまうと、相手の立場になって考えることができなくなってしまうのです!
「相手の立場になって考えよう」って?
相手の立場になるというのは、
相手の言葉や行動の中からヒントを探って、
そのときの状況を注意深く考察し、自分自身の視点は一旦忘れて・・・
相手の視点になって意識して考えてあげることを言います。
必要な時に無意識に、相手の立場に考えられる人間になれたら問題はありません。
しかし、これを毎回意識して行うのは無理なんですよね。
つまり、「他の人も自分と同じように感じているはずだ」と無意識に思うことで全て済ませることにしたのです。
何せ私たち人間は、楽をしたい生き物且つ、認知的ケチなのですから。
だから人に対するイメージは、中々変わらないのです。
これも知っておこう
恥ずかしがり屋な人は、
「みんなこういうとき恥ずかしがるよね」
落ち込むことが多い人は、
「こういうときはみんな落ちこむものだよね」
汗っかきな人は、
「自分みたいに涼しい日に汗をかく人もいるよね」
浮気をする人も、タバコを吸う人も、
「え?だってみんなやるでしょ?別に自分は正常でしょ?」
・・・のように、「他の人も自分と同じ意見だ」と思ってしまう傾向があります。
このように私たちは、思い込みという傾向を利用することがあります。
さもないと、人生やってられませんからね。
以上のことから、
思い込みというのは意識して生まれるものばかりではないことが分かります。
皆さん自覚はありません。
だけど、必ずあの人は思い込みで私たちを見ています。
ココに注意
第一印象や思い込みというのは、中々変わらない。
ですので、「あの人が理解してくれるまで、俺はいつまでも待つんや!」
という考え方は間違っていることが分かります。
そもそも、”○○を思い込む”とは何だろう?
普通私たちは、ある特定の人を認識すると、「この人は○○(性格とか能力)だから○○だ」と憶測します。
例から学ぶ
例えば、
会社を頻繁に休む人が居たら、「真剣味が足りない人なんだな」
相手がキレたら、「この人は怒りっぽい人だ」
などと考えますよね。
確かにこれらの憶測が正しい場合もあるでしょう。
しかし多くの方々は、「あの人の行動の中で、性格や能力が影響したものがどれだけあるのだろう?」
と、考えたことがないはずです。
もしかしたらあの人がよく会社を休むのは、子供が病気にかかってしまったからかもしれません。
これだと、その人がどれだけ仕事に真剣でも会社を休むしかありません。
相手に怒りたくないとどれだけ思っていても、抱えているストレスが尋常じゃないなら怒ってしまうのも無理はないでしょう。
しかも、怒りっぽい原因を作っている上司のことなんて、自分で到底コントロールできるものではないはずです。
それに、休む人も怒りっぽい人もみんな、
「こういう状況の人間ならみんなやるはずだ」と思っています。
冷静に考えれば、こういう状況で「お互いの気持ちを理解し合おう」というのは無理な話ですよね。
しかも話さないと分からないのに、相手は思い込みのせいで話が聞けない状態です。
「は?」ですよね
今までの話を聞いても「ちょっと何言っているかわからん」という人は、
「人間というのは認知倹約家で、時間と労力を最低限で済ませる生き物なんだ」ということを踏まえて、
人が思い込みをするときは、以下の原則を用いていることだけは覚えて帰ってください。
思い込みの原則
①何かの点で自分に似ている人は、おそらく他の点でも自分に似ている
例えば、
人見知りで友達が少ない人が、人見知りの相手を見つけると「この人も友達は少ないはずだ」
と考えてしまう
②優れた特質を何か1つ持っている人は、他にもたくさんもっている
例えば、
相手がイケメンや美女なら、「頭が良い」「友達が多い」「出世している」などと考えてしまう
③「○○は○○であるべきだ」と、グループ分けして決め付ける
例えば、
「女性は○○だ」「男性は○○だ」「ふつうは○○だ」など
※「男は強くあるべきだ」と思い込んでいる人は、女々しい男性を見ると何故か無意識に失望しようとする。
これらの原則に従い、
今日も私たちは相手をいつも通り思い込み、理解しようとしていることを忘れないようにしましょう。
う~ん。もっと分かりやすく伝えるとすれば・・・
例えば、
3年間で転職を5回している人が2人居たとしましょう。
これを知った相手の対応は、能力や性格などで決め付けられてしまうので・・・
ある人のことは、
「この人はいつも真面目で頭も良いから、きっと自分にふさわしい仕事を探しているのだろう。まぁこのご時勢、合わなかったら転職するのは当たり前だし」と判断する。
別の人のことは、
「この人は失敗ばかりでよく怒られている人だから、どの会社でも怒られて嫌になってやめているのだろう。そんなことで転職するとか何考えてんだ!」と判断する。
これってめちゃくちゃ理不尽だとは思いませんか?
多くの方が思い当たる節があるのではないでしょうか?
本記事のまとめ
- 「第一印象を大切にしましょう」と言われるのは、万が一相手に悪い印象を与えてしまったときに苦労してしまうから!
- 例えば、あなたが会社で頻繁に遅刻しており、周囲からの遅刻のイメージを変えたいと願う場合は・・・。10分程度早く出勤しても目立たない。 イメージを変えるんなら、1時間くらい早めに来ないとあなたの行動は無視されるでしょう。