今回学ぶこと
●私達自身がやばい人にならない為に・・・
・目標・・・やばい人を卒業する
カバートアグレッションの特性をある程度理解できたら、あとは対処方法だけです。
ただし、どれも難しいかもしれません。
ご自身に合っているものがあれば、是非お試しください。
①限界ラインを決める
自分の中で、「これだけは守りたい」
というものを作りましょう。
月に2回は○○をしたい
月に1回は親に顔を見せに帰りたい
などなど、譲れないものを事前にしっかりと相手に伝えておくのです。
そして更に予め、
「これを脅かされたら、こう対処する」というのも決めておくと尚良しでしょう。
ポイント
これらは避難訓練と似ています。
事前に練習していないと、いざカバートアグレッションの人と対峙した際にパニックに陥るのです。
②相手の戦略を意識する
カバートアグレッションの人は、感情や罪悪感を訴えて支配しようとしてきます。
その為、自分が悪者であるかのような気分になってしまいます。
それを取り除くには、
相手が一体何を求めているのだろうか?
自分をどうコントロールしたいのだろうか?
と、相手の狙いを意識することが大切です。
注意
罪悪感を感じてしまうと、どうしても強く出れないし冷静にはなれません。
だけど、「相手は自分をコントロールしようとしている」ことが分かれば、一気に冷めてしまって対応がしやすくなります。
相手の狙いが理解できたその時点で、相手の戦略の半分を崩すことができるでしょう。
それでも、相手が本当にコントロールしてきているのかどうかは分からないことが多いです。
しかし覚えておきたいのは
カバートアグレッションの人は
必ず私たちを明確にどこかへコントロールしようとする
そんな事実です。
ご参考に
「詳しくは分からないけど、コントロールしてるんだろうなぁ
たぶんこっちの方向に話をもっていきたいんだろうなぁ」
と、ぼんやりとでも考える癖をつけておきましょう。
「おや?これは怪しい」
と思ったら、わざと逆のことを言って反発されることを言ってみるのも1つの手。
反発してきたら、「この逆の話にもっていきたいんだな」と分かります。
あえて乗せられるのも有りです。
そうすると、相手もテンション上がってきます。
内心では、「しめしめ・・・」と思っているに違いないでしょう。
このように、カバートアグレッションの人達とはまともに対峙してはいけません。
ゲーム感覚で楽しみましょう。要は心理戦です。
③言い訳は一切認めない
カバートアグレッションの人に少しでも譲歩してしまったら終わりです。
ガンガン自分のペースにもってこようとするし、好き勝手に正当化してきます。
こういうのはあとでいくらでも言い訳がきくので、これで闘うとかなりキツイです。
ですので、もしも「わたしはあなたの為にやったのに」と言われたら、
「それでも、オレには伝わってなかったし実際こういうことしたでしょ?
確かにあなたの気持ちは分からなかったけど、あなたも俺の気持ちわからないでしょ?」
というように、基本的に行動だけで判断を行い議論を行うようにするのです。
ポイント
「殺す気はなかった」
「でも殺しちゃダメだよね」
と同じです。
言葉ではなく、行動を見る癖を身につけるようにしましょう。
④ダイレクトに要求をする
遠まわしの嘘や、内部をぼかしたような発言は全部無視してください。
カバートアグレッションの人は
譲歩してほしかったり、曖昧化して会話を操ったりしてきます。
「きっと分かってもらえる」
「どうか分かってほしい」
というエゴを常にもっていたりするので、そんな相手にはダイレクトに
「俺はこれを聞いたんだけど、それについてはどうなの?イエスなの?ノーなの?」
というように聞きます。
何故ならダイレクトに言われる、つまり言質をとられることをカバートアグレッションの人は滅茶苦茶嫌うから。
参考
想いを伝えるために言葉があるのに、
それをきちんとしないで「想いを理解して欲しい」は大変虫がよすぎる話
⑤一定の距離を保ちつつ、Win-Winを狙う
それでもどうしても、カバートアグレッションの人と付き合わなくちゃいけなかったりします。
ただ彼らに「手ごわいな」と思わせるだけで基本的には事は済むのですが、一度カバートアグレッションの人に嫌われるとチョー面倒です。
カバートアグレッションの人の特徴として、彼らは「負けること」を滅茶苦茶嫌います
都合のいいところだけ正当化し、「自分は負けてない」と最後まで主張してくるのです。
追い込みすぎると、激しく抵抗をしてきます。
これだともはや消耗戦になります。本当時間の無駄です。
なので、
自分が決めた限界ラインを超えないところは、しょうがないので全部譲ってあげましょう。
相手に華をもたせてあげて、Win-Winの関係を築くのです。
例えば、奢ってもらう気満々の女の子から、「ご飯に行きたい」と誘われたとき。
席につくなり、
「私は芸能人で友達がいる」
「お金持ちの知り合いがたくさんいる」
「絶対あの人は私のことが好き」
などなど言って来るような人とLINEを交換しようものなら、大変なことになってしまいます。
ここで我慢できずに、
「いやいや、君に魅力なんてないし無理だし。というか息をしないで」とか言うと、激しく抵抗してきます。
ここで思い出してもらいたいのは、自分が決めた限界ラインです。
要するに、自分に被害がなければいいわけです。
プライドを傷つけず、関わりを断つ行動を考えましょう。
例えば、
「え?でも絶対モテるよね?芸能人と付き合ってそうじゃん。
だから俺なんかと飯行ってる場合じゃないじゃん。
他にも沢山いい人いるんだから、そっち行きなよ!」
のように、その場で煽ててあげるのも有効でしょう。
華をもたされると、相手は何もいえなくなってしまうから
参考
その場で煽てるくらい我慢しましょう。
周りから見れば、「大人だな」って思われるでしょうから。
さて、いくつかカバートアグレッションの人の対策方法を述べてきましたが、
お分かりかと思いますが、日常的にやらないようにしてくださいね。
「ねぇ、YESなの?NOなの?ねぇ?」
とか誰にでも言ってると、ただの嫌なヤツです。
また、カバートアグレッションの特性は状況次第では誰でも当てはまります。
ですので、無意識的にやっちゃうこともあります。
せめてここだけ!
とにかく、
相手をコントロールしようだなんて思わないでくださいね。
やべえ奴には絶対ならないでください。