ストレス 心理学

自信がなくなったときは、『自信』についてもう少し勉強してみよう

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失われ続ける『自信』

自信がない状態ってどのようなものか考えてみましょう。

おそらく、「失敗を恐れている状態」が圧倒的に多いのではないでしょうか?

 

自信がない=失敗を恐れる

そんな方程式が成り立っている理由は、

 

①不安が強いので失敗を大きく捉えすぎている

何かにチャレンジしようとしても、思い切れずに進められない。

 

②失敗して周りからバカにされることを恐れている。

かといって自信がある風に演じても、周りの目が気になるなら結局一緒。

 

この2つのどちらか、もしくは両方じゃないですかね?

 

 

 

 

『自信』は2つに分けられる

そもそもの話、自信とはなんなのか考えていきましょうか。

 

 

「自信って何?」って聞かれると、

物事に対しての、「出来る/出来ない」という意味みたいに思われるでしょう。

 

 

 

ところが『自信』って、大きく2つに分けることができるんですよね。

 

 

2つの自信

①人生に対する自信

信念ではなく、身体機能を高めて自信をつける行為のこと。

ダイエットをしたり、筋トレをしたり、美容に力を入れたりして自信をつけるなど。

②必要とされたり、愛される自信

愛される実感、頼られている実感を得るために、他人に尽くそうとする。

これはあくまでも、自信をつけるために行われる。

 

 

「人生に対する自信」は、各々が必要だと感じたら勝手に行えばいいものです。

しかし、

必要とされたり、愛されようとする行為は、追い求めても自信なんかつきません。

 

 

 

必要とされたり、愛されても負担は増える

「上司から褒められたい・・・」

「自分の居場所を作らなきゃ・・・」

 

「とにかく誰かから必要とされたい!」

 

そう思いながら、

重い足取りで会社や学校へと向かっているのではないでしょうか?

 

 

残念ながら、

誰かの期待に応えたり、誰かから認められることで自信をつける行為は、空回りして終わってしまいます。

 

 

 

周囲から認められる行動?

・常に笑顔でいる

・2つ返事で依頼を引き受ける

・積極的に残業する

 

 

自分に自信がなくなると、周りが自分のことをどう思っているのか知りたくて仕方ないですよね?

自信のない自分を感じるのは誰だって嫌。

とにかく苦痛です。

 

 

周りの期待に無理に応えても、自信なんてつかないことなんて知ってるし、

疲労が溜まってイライラしてしまうこともわかってる。

 

 

でも、

自信がない状態(苦痛)を紛らわすためには、周りから必要とされるような行動をするしかないんです。

だって、

周りから必要とされるような行動をした方が目に見えて楽だから。

 

 

自分の生き方に自信がないときほど、こんな負担の増える行動ばかりしてしまいます。

 

 

一番やばいのは、

 

「人から愛されていると感じれず、

しかも自分の生き方がこれで良いのかも分からない」

みたいな状態。

 

 

 

どうやって自信をつけていくつもりなの?

 

 

 

ドッペルおにいさん
とはいえ、

人生に対する自信や愛される自信は、多くの人が失い続けているに違いない。

自信がないときって、自分はどういう行動をしてたっけな・・・。

 

 

 

 

 

価値観をアップデートしていくために

自信がなくなる=自分に『ダメ』出しをしている状態です。

じゃあいったい何が『ダメ』なのかというと、「私はこうあるべきだ」という価値観です。

 

「自信がない、自信がない」と言っている人は、価値観に苦しんでいます。
ですので、この価値観をいい加減新しくしましょう

 

 

 

ドッペルおにいさん
価値観って簡単に変えられるものなのか?

 

 

価値観をアップデートするには、あなたが本来大切にするべきだったものを取り戻す必要があります。

 

大切にするべきことって一体なんでしょうか?

ほら、思い出してみましょう。

 

 

 

原始人が思い出させる大切なこと

価値観をアップデートしていくために、

まずは原始時代を思い出してみることにしましょう。

 

むかしむかし、

人類は飢えや寒さはもちろん、大型の肉食獣や部族間との争いに怯えながら生活してきています。

その記憶というものが、現代でもなお無意識に人間に組み込まれているんです。

 

これを知っておくだけでも、価値観に変化を与えやすくなりますよね。

 

 

ここだけ知っておく

どいつもこいつも、スーツを着た原始人。

物事に対する反応の多くは、昔の原始人そのものである

 

 

 

例えばダイエット。
原始人時代は、集団で生きたり、狩りをすることが日常ですよね。

にも関わらず、「今日からオレは何も食べません!」とか言ってたらすぐ死にます。

だから原始人時代のままの心が、「もっと食べろ」と指令を出すのです。

 

 

ドッペルおにいさん
命に関わる問題であれば、我慢してはいけないということね。

それは今も昔も、ずっと変わっていないはず。

 

 

 

 

エネルギーとは命そのもの

原始人はエネルギーをとても、とてーも大切にします。

エネルギーが無くなるのは、集団生活を重んじる原始人にとっては死ぬことを意味するからです。

 

 

 

では、現代を見てみよう。

 

 

「これくらいで会社を辞めるなんて!」

「みんな頑張っているだろうが!」

「お前は定時で帰るのか!」

などと、精神・根性論で無理矢理エネルギーを使わせようとしているではありませんか!

 

 

 

未だ原始人の心は、「エネルギーが無いからもう動くな、頑張るな」と必死に語りかける。

だけど、スーツを着た原始人はそれを許してはくれません。

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
ふざけんじゃねえ!

オレは原始人なんだぞ!(?)

 

 

 

疲れたら頑張れないのは至極当たり前のことですよね。

ボロボロになった身体で、「俺は頑張れないんだ」と自信を無くすなんてふざけてる。

 

 

いくら疲れていようが、それでも頑張らなきゃいけない。

その気持ちは、わたしもあなたも同じのはず。

 

だけど、忘れないでください。

 

 

あなたの心はこう言っています。

「お願いだから休ませて」

 

 

 

ポイント

疲れたら休みましょう。

ロボットじゃないんだから

 

 

 

 

自分の身体は自分で守る!

自分ほど、自分を大切にしてくれる人間は存在しないから。

 

 

 

疲れは気付きづらい

「確かに疲れ気味かもしれないけど、そんなに大変な仕事をしているわけではない」
「みんなも自分と同じことをしている」

 

つまり、

「自分が頑張れないのは自分がおかしい」

だから、余計に頑張ってしまう。

 

 

ドッペルおにいさん
この考えって結構危ないよね?

 

 

 

忘れがちなこと

「転職したら人間関係が新しくなるのは当たり前」「引越しはみんながやっているから当たり前」

しかし、

「当たり前なことや常日頃からやっているから」といって、疲れないわけではないんだよね。

 

 

当たり前にやっているときほど、疲れを放置して休むことを怠りがち。

疲労が溜まって自信がないと、

原始人のきみは自分を守る行動が増えてしまい、ネガティブな情報に敏感になったり誤解が多くなるから。

 

 

 

 

当てはまったら要注意!

  • 疲労状態でLINEをし、いつもより相手の返事が遅いと「何か嫌われるようなことしたかな?」
  • 職場の人の陰口をたまたま聞いて、ネガティブな内容だった場合は「あれはきっと自分のことだ」
  • 普段は気にしないことが、なぜか今日は気になってしまう

 

 

原始人は、疲れると危険なことから逆に目が離せなくなります。

「弱っているからこそ、ネガティブなことは素早く察知しなければならない」

こんなこと意識できないと思うけれど、きみはそう思っている。

 

 

要するに、

 

自信がないときは、自分を脅かす情報を見つけてしまい、

自分で自分を落ち込ませることになる。

 

これを覚えておくといいね。

 

 

 

 

現代の原始人は落ち込みやすい

現代を生きる原始人のきみにとって、

「変われない」

「成長できない」

この悩みはずっとつきまとうだろう。

 

特に、「他の人はやれているのに、自分は頑張れない」という状況のときは、自分に対してダメ出しをするはず。

でも、ダメ出ししても何の解決にもなりません。

 

何度も言いますが、きみの心は未だに原始人だから。

原始人はとても慎重ですよ。

 

 

慎重だからこその行動たち

  • 疲れたらサボるのは、エネルギーを使い果たさないように行動を抑制しているため
  • 一回言われたくらいで行動を変えられないのは、「自分のやり方を変えるのはリスクがある」と考えてしまうから
  • お酒やタバコがやめられないのは、お酒やタバコはエネルギーを消費しないから。なのに、「禁酒・禁煙するエネルギーをどうして使う必要があるの?」という考えだから
  • ダイエットが続かないのは、「栄養をとれ」という指令があるから

 

 

きみの周りに、「一回言われたことは理解しろ」などとほざく人は居ないでしょうか?

そんな人とは、すぐに距離をとるようにしてください。

 

 

何故なら、人間それぞれ様々な課題とやり方があるから。

たった一回の情報で環境や考え方を変えるのってリスクだとは思わないかい?

 

 

 

 

 

ドッペルおにいさん
いま現在、何の問題もなく普通に過ごせているのなら、変化することを他人に強要される筋合いはない。

このことを、原始人であるきみは知っているから・・・。

変わろうとしないだけだし、する必要もない。

 

 

 

 

協調性を意識しすぎると疲れる

他人の目を気にしながら生きてしまうことってよくありますよね。

結果が出なくて自信を失くしてしまったときほど、この傾向は強くなっていくのではないでしょうか?

 

他人の目を気にしながら過ごす時間は地獄です。

当然自信もないので、周りからの期待に応えることはできない。

しかし、他人からの目が気になった状態はなんとかしないといけない

 

するとどうなると思いますか?

 

そう。

自信のない人は、がむしゃらに頑張るという選択肢しか残っていないんです。

 

周りのために身を削りながら頑張っている人は、まず褒められます。

信頼関係はこんな感じで築かれていくことがほとんどですよね。

 

 

でも・・・

信頼される関係はバリバリ築けていけても、

あなたの身体はボロボロだよね。

 

 

 

周りから察してもらおうとする協調性も疲労の原因

たまに、

「自己主張ができない人はダメだ」などと言う人が居ます。

そういう人に限って、「お前の意見が場の空気を乱しているんだ!」などとほざきます。

 

 

とても悲しいのですが、結局のところ、

自分の意見を主張することは、和を乱す『はしたない』行為と認識されてしまうのでしょう。

 

 

自己主張をすると周りから嫌な目で見られる。

ならば、頑張って頑張って頑張って・・・

「あの人はとても頑張っているのに報われていない」と思われるのを待つしかありません。

 

 

頑張ったか頑張っていないかを判断するのは他人。

台風がきていようが、風邪で死にそうになっていようが・・・
それでも仕事に行って、「果たして自分は頑張れているのか?」の確認をしないといけない。

 

 

 

日本の美しい休み方(笑)

「こんな台風の日にいつも通り出社するヤツがあるか!」

「気分が優れないのなら、今日は帰ってもいい」

仮にそう言われたとしても、とりあえず一回は「全然平気ですよ」と答えるのが暗黙のルール。

そして本当に危険な状態になって、「よく頑張った。今日は休んでいい」という指示が出て初めて、美しい評価が下されるのです。

うん。死ねばいいよね。こんなルール。

 

 

とはいっても、上司からの「よく頑張ったね」という言葉は最強。

だって、

笑顔になったり、その日ぐっすり眠れたりしてしまうのだから・・・。

マジで怖いわ。

 

 

 

まとめ

「自分の生き方に自信がない」と言う人って多いですよね。

でもぶっちゃけ生き方に自信が無くても、

友達とワイワイしたりゲームして楽しく過ごせるのならばそれでいいよね。

 

だけど、自信をつけるために誰かに愛されようとすると、

自信がつくどころか、身体に負担がかかって誤解が増えたりストレスが溜まります。

 

自信がない状態が苦痛なのは分かります

でも多くの場合、

きみが本当に必要なのは、自信じゃなくて『睡眠』

 

 

「寝たところで自信はつかないだろ!」などと反論するかもしれないけど・・・

無理に笑顔になったり、

仕事を無理に頑張ったり、

他人の目を気にしたり。

これらをやるより1000倍はマシなんだよ。

 

 

言い忘れていたけど、

自信がない人や疲れているときにSNSとか使うと、ますます自信が低下するので注意しましょう。

匿名で書き込みができたりするから、普段表に出さないような感情をぶつける人が多数。

嫌な思いをするためにSNS使わず、さっさと寝ましょうね。

 

 

 

ドッペルおにいさん
些細なことでくよくよしても自分を責める必要はないさ。

「今日は疲れが溜まっているから寝よう」と思うだけで百点満点や!