ストレス 心理学

誰かにストレスを与えるようなコミュニケーションは、いずれ自分を苦しめる原因となる

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ストレスによる被害

本記事では、皆さんお馴染みの『ストレス』について書いていきます。

 

本記事ではストレスを、

「時間ストレス」

「対人ストレス」

「仕事ストレス」

の3つに分けました。

 

どのストレスも、自分の身体や職場の人の身体を蝕んでいくので、知っておきましょう。

 

 

 

 

時間ストレス

時間ストレスは、

意識的だろうが無意識だろうが、締め切りを設定すると影響を受けます。

 

 

例えば仕事は期限やノルマがあるので、

仕事をしているときは時間ストレスが蓄積される

あなた自身が誰かに時間ストレスを与えている

 

 

 

時間ストレスによる被害は子供のころからありますよ。

親から「早く寝なさい」「早く食べなさい」「早く準備をしなさい」

などと口うるさく言われて急かされた経験があるでしょう。

 

そして社会人となった今だって、

「早くやれ」「納期を守れ」などと言われ、"それ"は続いているはず。

 

 

 

「早く〇〇しろ」の意味

子供であれば、両親から

「わたしにはあなたに割いている時間がないんだ」

社会人であれば、上司から

締め切りの存在を知らしめられている

 

 

 

そんな時間ストレスを減らすために、

わたしもあなたも、物事をできるだけ効率良くするようにしてきたはず。

要するに『マルチタスク』というやつですね。

 

 

 

わたしが行っている例をざっと紹介しましょう。

 

本を読みながら、勉強しながらの食事
対して面白くもないyoutubeを聴きながらゲームをする
通勤中に仕事のことを考える
仕事の休憩中に勉強する

 

 

これらはわたしが時間ストレスを減らすために行っていることの一部にすぎません。

 

確かに、同時に色々なことがこなせるマルチタスクは効率が良いです。

多少は時間ストレスが緩和されるかもしれない。

 

 

しかし、マルチタスクにもデメリットはある。

 

 

マルチタスクのデメリット

  • 作業をいくつも行っていた場合、作業を切り替えるたびに集中力がリセットされる。
  • 作業の切り替えの際、その内容が異なるものだったら、消費されるエネルギーは多くなる。
  • 色々なことに手を出しすぎて、優先順位を決めることになるが、そのときにもエネルギーが必要となる。

 

 

 

やりたくもないことを沢山こなせるのは良いものの、楽しくなければ意味がない。

 

それに、効率が良くなったからといって、負担が減るとは限らないよね

 

 

 

ドッペルおにいさん
「仕事でくたくた。自分へのご褒美に甘いのたくさん食べるぞー!」と思うことはよくある。

しかし身体は、「甘いもの欲しい」じゃなくて、「寝かせて」って言ってる。

 

 

 

 

対人ストレス

対人ストレスは、

誰かと衝突をしたり、衝突を避けようとすると生まれます。

 

人と関わっていくと、必ずどちらかに当てはまるのです。

 

 

衝突する人の考え方

「人間関係とは、権力や圧力によって支配するもの」

相手の言い分や考えはまず否定

なぜかイライラしてたり、感情が安定していない

 

衝突を避ける人の考え方

とにかく相手の顔色をうかがう。

目上の人には屈服(したフリ)をする

自分を責めやすく、感情を表に出すことはほぼない。

「衝突を避けるためなら何でもする!」という構え

 

 

衝突する人も避けようとする人も、無意識に自分の立場を守っています。

しかし、自分の立場を守る行為こそが、ストレスを生み出す要因となっているんです。

 

 

 

誰だって他人に振り回されるとストレスを感じ、

ほとんどの人が人間関係で悩んでいる。

 

そう考えると、

人間関係の『対処法』を、

ある程度は見つけられていてもおかしくはないはず。

 

 

なのに、

人間関係で同じような悩みに振り回されてしまうのはどうしてだろう?

 

 

 

対人ストレスを放置する理由

目の前の人間関係の問題に気付けていない。

もしくは、ストレスを舐めているまぬけ

 

 

ここで覚えておいて欲しいのは、

価値観が異なる相手に、何も考えずに「反応」しながら接していると、問題が発生したときに対処ができない。

だって、原因が分からないから

 

 

 

仕事ストレス

時間ストレスと対人ストレスについて概ね理解できたら、『仕事ストレス』も知っておきましょう。

 

仕事ストレスとは、時間ストレスと対人ストレスが混ざりあったようなもの。

 

 

ドッペルおにいさん
「早くしろ」などと急かされながら締め切りをなんとか守りつつ・・・

頭のおかしい上司と接しているのであれば最悪だねwww

 

 

 

心から好きな仕事をやれているならともかく、

給料をもらうのが目的である仕事なら、ストレスに襲われるのは普通。

 

 

 

仕事ストレスと上手く付き合うのはとても難しいよね~。

 

 

例えば、

仕事の合間合間に自分のやりたいことに向き合い、

朝起きたら瞑想をして頭をスッキリさせて、

今の自分に合った目標を立てて、達成させられるように試行錯誤したり、

いつもよりもイライラしやすかったら睡眠をしっかり取る

・・・と心掛けているわたしでも、

職場にいる頭のおかしい上司に対してはムカついてばかりなんだよなぁ。

 

 

嫌な上司でも大人の対応をするべきだって?放っておくのが一番だって?

 

そんなの無理じゃん?

 

だって、頭がおかしいんだよ?

 

 

「我慢することも社会人であるなら当然だ」とか呑気なこと言ってたら、きっとストレスで禿げますよ。

 

 

 

トラブルは対処しよう

ストレスによる影響の受け方は人それぞれ。

 

ちょっとした悪口を言われたとしても、「?」という顔でビクともしない猛者がいる。

一方で、些細な悪口で気持ちがひどく沈んでしまうような人もいる。

 

 

 

この違いは、ストレス処理能にあると思います。

 

 

つまり、嫌なことがあったときに、それをどのように解釈できるか?

そんな態度や姿勢が重要ということですね。

 

 

人は誰しもが、

他人を傷つける加害者・他人から傷つけられる被害者。

この現実をしっかり受け止めて、ストレスに振り回される時間を少しずつ減らさなければならない。

 

 

対処できる人間関係トラブルは対処しましょ。
きっとストレスの度合いが変わってくるはず。

 

 

 

 

人間関係トラブルを『対処』するための心構え 4つ

「対処」って言われるとよくわからないよね。

 

まぁ分かりやすく言い換えれば、

「意識してコミュニケーションをしよう」ということ。

 

 

 

ドッペルおにいさん
最初に言っておくけど、

「アイツとは分かり合えない」っていうヤツほど、コミュニケーションが下手。

文句とか愚痴ばかりのヤツって、言葉を伝える能力がねえんだよな。

 

 

 

コミュニケーションで上手くいけば苦労しないって?

じゃあ、人間関係トラブルをそれ以外でどう改善できるというのか。

 

 

無視したり、

一方的な発言をして、いったい相手に何を伝えられるの?

 

 

 

①コミュニケーション=舞台と考える

誰かとコミュニケーションをするときは、「舞台にあがっている」と思いましょう。

そして舞台にいるのは、自分だけではないことを肝に銘じてください。

いや、マジで・・・。

 

 

これを度々忘れてしまうような人は、

「人間は自分のことを話したくてしょうがない」という欲求に打ち負かされています。

 

 

この欲求が悪い方に働いてしまうせいで、

周りから嫌われてしまう人はいっぱいいる。

 

 

あなたの身近に、人間性に問題がある人が一人はいるでしょう?

 

そいつを一度観察してみて頂きたい。

 

自分の感情や考え方ばかり喋ってきてない?

 

 

 

相手を無視して自分のことだけを話すバカ

聞いてもいないのに、仕事などで「自分はこうしている」とベラベラ喋りだす人はよくいる。

これは一応『アドバイス』らしいが、相手が知りたがっていない情報なら意味はない。

 

 

 

 

自分語りが好きな人の特徴としては、

自分と違う見方の人を忌み嫌って陰口ばかりだったり、
自分と同じ見方をしている人と仲良くなりたがる。

などが挙げられます。

 

 

たいていそういう人は、自分と考えが異なる相手に対してストレスを蓄積していますよ。

挙句の果てには、「アイツは敵だ!」などと攻撃的になったりする。

 

 

時間の無駄だからやめようね。

 

そんな人間、たくさん見てきたわ。

自分も含めてだけど・・・

 

 

 

 

②自分か相手の態度が悪いときは会話をしない

口論やケンカが起こるのは、価値観の異なるお互いが「オレが正しい」と思っているから。

「正しい・正しくない」の土俵であれば、コミュニケーションどころではないです。

 

 

よく考えると、口論やケンカとは不思議なものです。

なぜなら、

お互い自分の言い分を押し通すために衝突しているのに、「どうせコイツは考えを改めない」とお互いに分かっているから。

 

 

 

「どうせムリ」と思いながら、

声を上げながら相手を貶し、時間を無駄にする。

しかも、相手には何にも伝わらない。

なんとも哀れな。

 

 

 

 

そんな態度ばかりとっているヤツは、

価値観の異なる相手に自分の価値観を押し付け続けたり、

うわべだけ譲歩し、裏で悪口を言いまくる。

 

そうしてストレスを蓄積させて、今日もどこかで人やモノに当たり散らしてたりする。

 

しかもそういうヤツに限って、

[人間関係では嫌なことがあって当たり前だ。我慢しろ」

とか、

「そんなことでイヤになってたらこの先やっていけないぞ」

などと言う。

 

 

いやいや、

お前が人間関係で苦労してるのは、

その態度に問題があるからだろうが。

 

 

 

「お前は間違っている」という態度で意見を述べても、その主張は相手の耳には届かない。

 

(何なの、その態度。もっと言い方とかあるだろ!?)

という考えで頭の中がいっぱいになってしまうから。

 

 

 

もうまともにあなたの話を聞こうとはしないし、

言いたいことをあなたに伝えようとはしない。

これ、一体だれが得すんの?

 

 

ドッペルおにいさん
よくさ、

「言い合いをしないと分からないこともある!」みたいなこと言う人いるよね。

いやいや。言い合いする必要ある?

「あなたの〇〇という考えについて教えてください」って聞けばいいだけじゃん。

 

 

 

自分か相手がムカついているときに歩み寄るとケンカになりやすい。

忘れがちなので、これでケンカになってもびっくりしちゃダメ。

 

 

 

③意識してコミュニケーションを行う

コミュニケーションに意識を向ける目的は、

相手に対する見方を変えること。

状況に合った見方ができれば、心が穏やかになり相手の話を聞こうとするはず。

 

 

 

見方を変えるメリット

相手に対する見方を楽に変えられたら、

力で相手を屈服させたり、

単に相手に反応するだけのコミュニケーションをしなくて済む

 

 

では、

相手に対する見方を変え、意識されたコミュニケーションのやり方をご紹介しましょう。

 

 

やり方はとても簡単。

 

 

 

相手の正面に立ち、目を見て話すだけ。

 

「・・・え?それだけ?」とか思いましたか?

思い返してみて?

意外とできてないっしょ?

 

 

とてもシンプルな方法ではあるけど、逆に相手からこれをされたら、

「話を聞いてくれるんだな」って思いますよね?

 

 

 

これも知っとく

「あの人は〇〇~」などと、相手を責めるような言い方をするヤツがよくいる。

これって、相手にネガティブなイメージを持っているからなんだよね。

本当に意味のない発言です。

もしもしっかりとコミュニケーションをしたいなら、

私はあなたにこうしてほしいと思っている」

私はあなたのあの行動に怒りを感じました」

のように、

「私は~」から始めるように心がければ、相手を責めにくくなる。

 

 

 

 

「私の話、聞いてる?」

「コミュニケーションできる?」

「その態度はなんなの?」

って被害者を演じるヤツほど、実は相手を傷つけるような発言が多かったりする。

 

 

注意しましょう。

 

 

 

 

④無意識な言葉の暴力に注意

「何でできないの?」

「何が分からないの?」

「前も言わなかったっけ?」

みたいな発言を、特に会社の上司から言われた経験があるはず。

 

 

殺意が湧くよね?

 

 

これを平然と言ってくるヤツって、相手を傷つけるつもりで言っていないことがほとんど。

かといってそれを指摘すると、

「質問しているだけなんだけど?」って逆ギレしてこない?

 

いやいや。違うよね。

 

言葉を耳にする側は、話し手の態度によって内容が良い方にも悪い方にも解釈することがあるワケだから、

こっちからすれば、「ただバカにされている」なんだよね。

 

 

 

「自分の発言は、自分の思った通りに相手に伝わる」などと勘違いしているバカは、

「自分がどういう風に言っているのか?」「他の人はどう思うのか?」ということが分からないようです。

 

 

感情表現が苦手な、とても気の毒な人なんです。
人間関係で苦労してください。

 

 

ドッペルおにいさん
自分の言ったことって、いちいち記憶なんてしていないよね。

でもそれは、相手だって同じ。

中途半端な言葉の暴力には気を付けよう。

自分にとっては普通の発言でも、相手を傷つけるというのを肝に銘じよう。

 

 

 

まとめ

わたしが考える重要なポイントをまとめておきます。

 

 

心が乱れそうになったときの柱をつくっておく。

「アイツ嫌い」とか「マジむかつく」みたいな気持ちは痛いほどわかります。

だけど結局、「あ、これ楽しい」とか「これ楽しそう」と感じたことをやっているときが充実してるんですよね。

 

むかついたとき、そのイライラの逃げ道として・・・

熱中できるようなものを1つでも見つけておくといいと思うんです。

 

 

きっと、それが自分を支えてくれるはず。

いっぱい作ろうね。

 

 

自分の発言がそのまま相手に伝わるとは限らない

何かを伝えるために、「言葉」はありますよね。

しかし残念ながら、「言葉」は万能ではありません。

誤解されて伝わることがある。

声のボリュームを考えて喋る必要がある。

相手に理解されないことがたくさんある。

 

便利ではあれど、ストレスを生み出す要因ともなります。

特に、怒りという手段を用いて何かを伝えることが多かった人は覚悟するといい。

 

すぐにイライラしてるよね?

未だ、イライラを与えることでしか物事を伝えられないよね?

伝わらなくて当然なのに、またイライラしてるよね?

 

 

 

 

人と関わらないほうが、幸せに過ごせると思いますよ。

 

「自分の話を聞いてほしい」などとほざく資格はないと思うの。

 

 

 

 

人の話を聞かないのは、知ったかぶっているから

相手が年上のときや親のときって、こっちの話を聞いてくれないことが多い気がするよね。

 

やわらかい表情で話を聞いているかと思いきや、実は適当に聞き流していることがほとんど。

逆に、相手があなたより年下で社会経験も少なかったら、きっとあなたも話を受け流すでしょう。

 

人が話を聞かなくなる理由は、

「お前より長く生きているんだから、その話は当然理解できている」という気持ちがあるから。

 

 

つまり、「おれは無知だ」と理解できれば、人の話を聞こうとするんですね。

 

 

しかも、「これくらい知っている」と豪語しているヤツほど、全然わかっていないことがほとんど。

そんな話を聞かねえくせに、知ったかぶる

頭の悪い人間なんです。

まぁ、頭が悪くなければ知ったかぶる必要もないわな。

 

 

わたしが思うに、

人間関係で揉めてしまう根底にあるのは、「人の話を聞かないこと」です。

人の話を聞こうとしなくなる「知ったかぶり」を防ぐためには、知らないことを知ろうとする能力が必要。

 

「いやいや。オレは何でも知ってるからどうしようもないじゃん」

という頭の悪い人も安心してください。

 

何かを知ることって結構難しいんです。

詳しく知りたい方は、

 

へどうぞ。